建設業におけるDX化のポイント

こんばんは。

株式会社フジソー 樋口直樹です。

本日は出張で大阪に来ています。ある方にお目にかかり、中小企業の建設DXについてお話というか議論をさせて頂く機会があったのですが、それにより自分の考えが少しまとまった気がしたので、折角だから記事にしようかと思いました。幸い、今日はあまり飲んでもいないので……笑


中小企業における建設DXの規模感

まずとっかかりがなかなか難しい、DX化。何をもってDXというのかも曖昧なところではあるんですが、中小企業においては正直DXというよりも「IT化」と呼ぶのが正しいかなと思います。
IT化とは「内部に向けたもの」です。内部的に業務効率を改善することであり、有り体にいえばこれまで電話だったものをメールやチャットツールを使うだけでも充分にIT化と言えるかと思います。

社内のグループで使用するLINE WORKSにより情報共有の漏れが格段に減ったので、これも立派なIT化です。また、日報ツール「gamba」を利用することにより、現場での日報作成・報告が可能になり、そのための帰社が不要になりました。北海道では冬期間に移動で相当の時間を取られるので、これだけでもかなりの時間の削減になります。

ただ、本来のDXという言葉の中身通りにいくと「価値の創出」が必要になるので、IT化から更に「新しい価値の創出」つまり、それによる新規ビジネスなどに結びつけて行きたいところです。

私自身における事業承継の進め方について

私自身は2005年に父親の経営する現会社に入社し、紆余曲折を経て2021年6月というコロナ真っ最中に事業承継しました。先代は代表取締役会長という立場になり、2名代表体制で2年弱、そして2023年3月に、先代が代表権のない会長になりました。その際(別記事にて詳細を書こうかと思いますが)、取締役も退いて頂く格好になりました。現状、1名代表かつ取締役も私ひとりで、建設業の継続的な維持として少々心許ない格好ではあります、これもいずれ別記事にて書いてみたいと思います。

なぜいまここで概要を書いたかというと、改めて考えてみると(いまのところは)私自身の事業承継は比較的上手く行った形になっており、それというのは、もちろん全ての人にあてはまるわけではないのですが、少なくとも一種のプロトタイプ的なものになり得るのか、と思ったことがあります。

そして今の世界は、こうやってnoteやTwitter(X)などを利用してこの事例を外に伝えることができる。そうなればもしかして事業承継で悩んでいる誰かの助けになれるかもしれない。それをツールを使って発信できれば、それはまさにDXなのではないのかと思いました。

たくさんの中小企業

日本には星の数ほどの中小企業があり、その中小企業の数だけ、事業承継とアトツギ問題があると思います。そのうちのたったひとつの物語ですが、だれかの役に少しでも立つことができるかもしれない、とそう考えることができた一日でした。

また改めて、自分の事業承継についてしっかりと振り返ってみたいと思います。それではまた。おやすみなさい。


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