見出し画像

「町中華」と暮らす日々。

この記事は、鶴さんが企画したアドベントカレンダー「年の瀬にうまいもん #食べたっ隊 Advent Calendar 2020」19日目の投稿です。


18日目の昨日は、しゅんさんがフレンチトーストを作られていました。僕もこの週末作ってみようかな...!


明日の「年の瀬にうまいもん #食べたっ隊 Advent Calendar 2020」はタケウチさんの記事です。楽しみにしています!


*****************


昨年くらいから、いわゆる「町中華」に足を運ぶことが増えてきた。定期的に行かないと、調子が悪いなと感じるほどには自分の生活に染み付いている。何かとかこつけては近くにある店を探し、好きな雰囲気のお店を見つけては行って食べるを繰り返す。そのおかげもあってか、少し汚くて赤と白で彩られているお店はだいたいおいしいことが多いことがわかってきた。

店に入ると頼むものは決まっている。豆苗か青菜のニンニク炒めとチャーハン。この2つさえあれば、僕の心は満たされる。一方、それだけでは腹の方は満たされないので、麻婆豆腐や餃子など、一緒に行った人の好きなものやその時の気分でいくつか注文する。一人で行く時は、目の前の料理と一対一で向き合っているような感覚があって好きだけど、やはり誰かと顔を合わせて食べる中華は普段よりもおいしく感じる。何より人が夢中になって食べている姿は、より一層ご飯をおいしそうに見せる。いつか大勢で円卓を囲みたいなと思っている。たくさんの人と食べる中華も絶対楽しい。

お酒は瓶ビールかレモンサワー、ハイボールがあればもう十分。瓶ビールは、グラスで注ぎあえるから単純に楽しい。少ししょっぱい炒めものを頬張り、口に残った塩気を酒でグイッと流し込んだ時がたまらなく心地いい。終盤、辛い麻婆豆腐をチャーハンにかけて食べるのも好きだ。理論なんてわからないが、濃い味もの同士の化学反応によって、食べれば食べるほどもっと食べたくなっていく。食欲の爆発。塩分と炭水化物を大量の油で包みこんだそれを体の中に入れているにも関わらず、体への罪悪感は無視してひたすら口へ運んでいくのが楽しい。

服は細かいところまで気を使っているくせに、中華に関しては味がどうとか、この料理の歴史がどうとか、そういう細かい話はいらないと思っている。感想も「うまい!」か「しょっぱい!」くらいしかない。それくらいさらっと浅い付き合いが、町中華で過ごす時間を心地よくさせる。もし、目の前で中華料理のうんちくなんて語られた時には、手に持った酒一気飲みしてどうにかなってしまいたくなるだろう。あくまで、僕はこのライトな付き合い方が生み出す家みたいな居心地の良さが好きなんです。

料理の写真は、基本スマホでしか撮らない。あくまで備忘録であって、店員さんがものの数分で出してきてくれる熱々のそれらを目の前にして、かしこまってカメラを構えるのも野暮なことだなと。それ以上に、あんなにおいしそうなものを目の前に理性なんか保っていられず、写真なんかそっちのけで手をつけてしまう。食べてしまった後、写真を撮っていなかったことに気づいたことは数知れず。中華の前では、ついつい人の本能や欲求が目を覚ましてしまうのである。

写真を撮って 、#休日中華 とハッシュタグをつけて、呟くまでが今のルーティーン。休日・平日問わず食べているがそんなことは関係ない。「中華を食べている時間こそが、僕にとっての休日である。」というよくわからない概念を振りかざして、いつもSNSに投稿している。そうしていると、周りの人から「中華食べに行こうよ!」誘ってもらえることもしばしば。自分と会いたいからか、それとも中華が食べたかったから、どちらの理由でも構わない。何よりも自分のことを思い浮かべてくださっていることが何より嬉しい。尻尾振って喜んでついていくのでどんどん誘って欲しいですし、僕も町中華を言い訳にお誘いしたいと思います。

2021年も町中華にたくさん行けるといいな。今年はおそらく30回以上は行っていたと思うので、来年は50回くらい行けるかな。まあ、町中華に目標とか回数なんていらないな。とにかく僕は町中華と暮らしていたい。ただそれだけです。

それでは、今年撮った中華の写真と共にお別れです。
皆さま、よい #休日中華 をお過ごしください。

画像4

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

#アドベントカレンダー #食べたっ隊 #休日中華






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?