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運動が成熟していく為の3つの段階

初めて自転車に乗った時のことを覚えてますか?

フラフラして何回も転んでたのがいつの間にか乗れるようになり、気づくと友達と話しながら漕げるようになったり、スマホを弄りながら乗れるようにもなります。
※安全上良くないのでやらないで欲しいですが(^◇^;)


スポーツの動きもそうですよね?
初めはボールを見ながらドリブルするのが精一杯ですが慣れるとボールを見ないで周りを見ながらドリブルできて、敵味方の動きを見ながらパスやシュートができるようになります。


何も考えず運動を遂行できるようになることを自動化と言います。

動きが自動化することにより、周りを見ながら動くことができます。

私も仕事で成人の方のレッスンや子供達の体操を見ていますが、動きが上手な人は自動化までのスピードが早いです!


ではどのような過程を経て動きを習得するのかをお話します。

これが分かることで自分の今の習熟度が理解できて、段階に合わせて練習できるので、結果として習熟が早くなります。


①認知段階

その運動を初めて間もない段階、ほぼ初見の状態です。
この段階ではまずは見様見真似で動いています。

身体全身に余計な力が入り、運動の効率としてはかなり悪く、ぎこちない動きになります。

この段階でのポイントはまず運動そのものを理解すること!
動きをじっくり見て、ゆっくり動きながら、「こういう動きなんだ」と理解することに注力しましょう!


②連合段階

この段階では少しずつ動きのミスが少なくなり、効率良く動けるようになってきます。
とはいえまだ集中してないとミスしたりします。

この段階では力の入れどころやコツを探りながら行うことをおすすめします!

少しずつ動きに慣れてくると自分の内側に意識が向き始めるので動きの感覚やどうしたらもっとよくなるかを考えて練習するといいと思います。


③自動化段階

この段階では無意識で正しい動きができるようになります。
つまり動きの自動化ができてる段階です。

自動化ができるようになると他のことを考えながら動けるようになるので周りを見渡してプレーしたり、次の戦略を考えながら動くことができるようになります。

レッスンで言うと思い切り動きながらお客様の動きが見えるようになります。

自動化ができるようになったら動きについてあまり考えずに他のことについて考えるようにしましょう!

元々できる動きに対して色々考えてしまうとかえって動きが小さくなったり、できた動きができなくなります。

これを脱自動化と言います。

調子を崩してる時やスランプの時に見られる現象です。

まとめると…

認知段階
連合段階
自動化段階

の順を経て動きが完成されていきます。 

それぞれの段階の特徴を抑えて、自分は今どの段階なのか考えてみると運動がさらに楽しくなりますよ(^^)

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