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足の指の形から見る怪我のリスク

今日は足の指のお話です。

足の指の形なんて気にしないよ!
そもそもあんまり見ないし…

このような方は結構いるかと思います。
足の指なんて実際爪を切る時くらいしか意識して見ないって方もこの記事を読んで少し気にしてもらえたら幸いです。


足の指の形について

左右の写真を見て下さい。
違いが分かりましたか?

左は足の指が丸まっていて
右は伸びてますよね?

実はたったこれだけの差で膝を痛めるリスクも変わってきますし、冷え症ランニングのパフォーマンスも変わってきます。


ではどっちのほうが身体にとって良くないか?

足の指が丸まってる方が身体にとって悪影響です!



何故足の指が丸まってるのが良くないか?


足の指が丸まってるということは足の指の力を使って踏ん張ってる、足首を安定させてる状態なんです。

しかし本来は足の指に頼らずとも靭帯などが作用して足首を安定させます。

片足立ち歩行時に足の指が丸くなるということは何かが原因で足首の安定性が低下している状態とも言えます。

※主な原因として捻挫による靭帯の損傷などが挙げられます。

安定性が低いままランニングやジャンプ動作を行うと捻挫膝を痛めるリスクが増加します。

さらに親指の末端の骨が丸くなることで足首の深層の筋肉(長母趾屈筋)にも緊張が生じます。
これが足首の硬さを増長させたり、冷え症にも繋がります。


足の指の形がランニング及ぼす影響

①蹴り出しの弱化

ランニングで蹴って前に進む時に足の指は伸びます。
これはウィンドラス機構と呼ばれ、足の指が伸びることにより、足底筋膜にテンションがかかり、蹴る力が強くなります。

しかし足の指が丸まったままだと足底筋膜のテンションが緩み強くまっすぐ蹴るのが難しくなります。

このテンションが衝撃吸収の働きも持つので脚全体に負担もかかりやすくなります。


改善方法


足の指が丸まる原因としては本来の安定性がないことにあります。
ではどのようにして本来の安定性を取り戻すか?

1つは足の縦アーチを正しい状態に戻すことです。
このアーチが崩れることにより不安定性が生じてるのでアーチを作るようなエクササイズをしてあげましょう!

その中でも1番大切なのは距骨を元の位置に戻すこと!
※距骨に関しては以前の記事に書いてるので合わせてお読みいただけると幸いです。

この距骨が正しい位置に収まることが足の指の緊張を取り除き、冷え症改善やランニングパフォーマンスの向上、障害予防において重要になります!

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