思考の断片をたどる
こんにちは、デザイナーの小野直樹です。
最近は花粉症の猛威に怯え、引きこもりがちな生活が続いています。
家から出なければ、花粉症も怖くない。
さてさて、そんな僕ですが、
今回はFUNTERACTIVEのマガジン「ふぁんたぶる」の第2回目の投稿になりまして、「メモ」をテーマにした記事を書いてみたいと思います。
「ふぁんたぶる」第1回目の記事はこちら
メモの好きなところ
あなたは、普段「メモ」をとりますか?
僕は、たくさん「メモ」をとります。(英語の教科書か)
紙とペンに議事録的なメモをとることもあれば、散歩中やシャワー中に思いついたことをスマホのメモアプリに保存しておくこともあります。
打ち合わせの前と後にはnotionを使って、頭に入れたことや思いついたことをメモします。
よくグラフィックデザイナーの方が書いている「グラフィックレコーディング」的なメモには憧れていますが、僕のメモは殴り書きの誤字だらけでたぶん僕にしか読めません。(暗号)
そんなところもメモの好きなところです。
なぜ「メモ」をとるのか
なぜメモをとるのかというと、記憶力には限界があるのでせっかく思いついたことを忘れると悲しいから。
あとは、アイデアを考えるときに「さぁ!考えるぞー!」と考えはじめても、僕の脳みそはあまり優秀ではないのでなかなか思いつくまでに時間がかかります。
そんな時にメモが役立つことがたまにあります。(たまに)
とくにルールなどは決めておらず、好き勝手に思ったことや聞いたことをそのまま書き殴っています。
断片を集めて保存しているイメージでしょうか。
書くハードルを下げてちょっとしたことでも書けるようにする作戦でもあります。
スマホやパソコンでメモをとる場合は、「メモ」とどこかに書いてメモをすると検索しやすくなるのでおすすめです。
それではいってみましょう!
好きぴの芋けんぴ
好きぴと言う言葉が蔓延っていた時代に書いたメモ。
芋けんぴが想いを伝えるイベントの定番アイテムになればおもしろそう!と思って書いた記憶があります。
最近「好きぴ」って言葉をあまり聞かない気がしますが、芋けんぴ業者の方はぜひご依頼をお待ちしております!
セプテンBAR
9月にだけ開くBARがあったら面白そうだと思って書いたメモ。
検索するとすでにたくさんあったけどいつか何かに役立つ時があるかも。
スキルよりもスタンス
これは誰かが話しているのを聞いてメモしたもの。
スキルは後からついてくるし比較される際は同じくらいになってしまうからスタンスが大事だ。みたいなお話でした。
それ以来、僕自身も大事にしている言葉であり、クライアントとお仕事をさせていただく上でもまずスタンスを言語化するみたいなことは大事にしていたりします!
(なんとなくやりたいからやるっていうスタンスもそれはそれで好きだけれども)
匂いにも高さがある
匂いに高さがあると感じたことはありませんか?
高い匂い、低い匂い、軽い匂い、重い匂い…
例えばレモンの匂いは高い、土の匂いは低いみたいな。
こういう感覚的な気づきもとりあえずメモに。
お昼寝カフェ、働き方改革
バラバラと書かれていた断片。
昼寝できる場所があることが働き方改革につながるのではないかと思い書いたメモ。
睡魔が襲ってきた時は頭が回らなくなるので15分睡眠(パワーナップ)をよく行っているのですが、一気に目が覚めて仕事のスピードが上がります。
オフィスにハンモックがある会社とか最高!
(いつかかっこいいアイマスクをデザインしたい)
類似アイデア発見機
AIを使って類似のアイデアがないか発見してくれるツールがあればいいのになーと思い書いたメモ。
すでにありそうな気もするけど、パクリ問題は本当に怖いので事前に発見してくれる相棒がいたら最高です!(こういうの使ってるよ!って方がいたらぜひ教えてください)
広告だけが流れるSNS
僕は広告がとても好きなのですが、広告は企業が気合いと予算をかけて出しているものなので、実際にいいものに出会う機会も多いなーと思っていて。(好きじゃない類の広告もあるが!)
広告だけが流れるSNSがあればそこから買い物をするのも楽しそうだと思って書いたメモ。
Tシャツのタグは外側にあった方がいい(チクチクする)
そのまんまのメモ(笑)
大体のタグが内側にあるけど絶対外にあった方が人間には優しいので僕がもし万が一アパレルブランドを立ち上げることがあれば絶対に外側にタグをつけると誓いました。
外につけてもかっこいいタグをデザインしてみたいなぁ。(なんかルールがありそう)
結婚後は苗字を新しく考えられるようになったらいいのに
結婚するときにどっちの苗字になるかみたいな議論がなかなか苦渋の決断だなーと思い書いたメモ。
どちらかの苗字になることもお互いが納得していればいいと思うが、どちらかが寂しい思いをするくらいなら新しい苗字をふたりで考えるのを最初の家族のイベントにできたらいいのに!とか思ったり。
いろんなハードルはあると思うがそっちの方が楽しそうだ。
「メモ」って『書く』のに『取る』っていうの不思議
まさにこの記事を書きながら取ったメモ。
メモの記事を書きながら取ったメモはとても貴重です。
なぜ「取る」というのか調べてみましたが結局よく分からず…。
ちなみに「メモ」って言葉自体がなんだか不思議な言葉だと思って調べてみたら、「memorandum(覚え書き)」のことを言うそうです。
まったく聞き覚えのない言葉だったのでしっかりメモランダムしておきました。
「memory(思い出)」だと思ってた。(エモい)
と、いうことを書きながら「メモ」を読みながら過去の思い出を振り返ることを「メモい」と呼んで、みんなで過去のメモを読み返す企画ができたら面白そう!というメモをとったので抜かりのない男です。
くだらないことでも書いておくといつか何かの役に立つはず。
なぜ「メモ」について書こうと思ったのか
同じく広島出身の大好きな建築家 谷尻誠さんが、noteでご自身のメモを公開していたことがきっかけでした。
谷尻さんのメモも面白かったなぁ。
もっといろんな人のメモを見てみたい!
さいごに
冒頭に色々書きましたが、実は実際にメモを読み返す頻度はあまり多くはありません。(笑)
でも今回みたいな機会に見返してみると確かにそんなこと考えていたことがあったな!とか、初めて聞いたかのように刺さる言葉に出会うこともあります。
そのくらい僕の脳みそは忘れやすく不確かなのでやはりメモはとても大事!
今後も打ち合わせ中や食事会でノートやスマホを取り出してメモをとることがあるかもしれませんが、どうかあたたかく見守っていただけると幸いです。
では、またどこかで!
今後も「ふぁんたぶる」というマガジンではFUNTERACTIVEのデザイナーのnoteが続くのでお楽しみ!
(ちなみにサムネはファンタの武闘派グラフィックデザイナーこと水口さんがつくってくださいました!COOOOL!)
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