自由って、不自由だよね。。。
自由すぎる世の中に生きづらさを抱いている人はとても多いと思います。、社会がある程度寛容になり、法的な範囲内であれば何をしても認めてくれます。認める、というよりそんな人相手にしない、といった感じもしますが、少なからず、突き放されることはありません。そういった人は増えてきたと思います。「働き方」「お金の使い方」「結婚」「出産」など、ものの考え方が、「社会」目線から「個人」目線へとシフトしてきました。このように、個人の自由の幅が大幅に広がったということは、責任も全て自分に帰ってきます。「好きにしてもいいけど、責任とってね」って感じ。
昔のように、生まれ持った家計で一生が決まる時代と比べると、現在の自由すぎる世の中は、人間自体の能力は進化していないのに、環境があまりのも変わりすぎている。そう思います。ですが、この素晴らしい程自由な環境も、先人が欲しくて、命を削って少しづつ築いてくれた環境だと思うと、感慨深いですね。
あなたの周りはどんな人がいますか??
私の周りには、とてもアクティブな人が多く、社会の渦に揉まれながらも、その中を楽しそうに泳いでいます。そんな人にとっては、自由になった世の中はとても最適で、生きやすいのかもしれません。
「副業」「転職」「収入アップ」意識高めのビジネスマンであれば、常にこのことを考えているのではないでしょうか。最近では「プログラミング」がビジネスステータスの一部となり、学習している人が増えた気がします。(IT業界がどういうイメージを抱いているのかわかりませんが)この意識が高い人たちからすると現代の環境と、とてもマッチしていて、アクティブに動けばどの分野でもネットで勉強は可能ですし、副業のためのプラットフォームも充実しています、そこまでスキルアップすれば、転職の自由も効くようになるでしょう。このように、世間を自由に泳げる環境ではあるのです
ですが世間を見渡すと、そんな意識の高い人はほんのごく僅かでしかなく、大半の人が今の給料に不満を抱きつつも、転職するなんて怖くてできないし、副業なんて考えたこともない、思いついたとしてもアルバイトをして「時給」でお金を稼ぐ方法しか考えつきません。このままじゃ、三十歳超えても手取りで30万円もらえなさそう、、こういう人も少なくありません。給料低さを嘆くと「これだけ個人で稼げる時代に稼げていないお前が悪い!」と言われ、ですがどうしたいいか分からない。私もアクティブに動いていない人のひとりなのです。正確に言えば、動きたいが、動けない、動く勇気が無いといったところでしょうか。お金の不安を解決するには、お金に関することでしか解決できません。それが現実です。日本が高度経済成長期の時代は、新卒であれば会社に入るのが容易で、ある程度の会社に属せば一生安定で、給料は毎年上がり(昇給で5万円上がるとこもあったとか、、、)退職金もたんまりもらえる。こんなレールのような時代が良かった、という人が大半だと思います。
私の考え
私が大人になった頃は、多様性という言葉が騒がれ、これからは個人の主張を大切にしよう!そういった世の中でした。そのため、自分で考え、何かを初めなければなりませんし、自ら動かなければ始まりません。それで、一番困ったことは大学時代の就職活動ですよね。私の周りにも、何をしたら良いのか分からない迷える子羊が大勢いました。自ら考え、行動できる人に自由度の高い就職活動で悩むはずがありません。自由すぎるから何をしたいいのか分からず、困ってしますのです。(就活程度のことを自分で考えて、行動できない人なんて企業はいらないですよね、、)学生がみんな同じ土方、自由に動ける就職活動で「困る」か「困らない」かでその人がわかるような気もします。。。
ですがこんな時代も良い、と思うことももちろんあります。それは、周りからガヤガヤ言われないこと。世間が個人に対する風当たりがとても弱まったのではないでしょうか。何もかも「その人の自由」で終わってしまう、人が深く介入してこない、距離ができてしまいました。この距離はインターネットでは縮むことはできません。周りからガヤガヤ言われずに好き勝手生きれる、多様性が重要視されたことで生まれた幸せなのかもしれません。
「人間は自由の刑に処せられている」1900年代半ばであっても、哲学者のサルトルはこのように言っているので、2021年現代はあまりにも自由すぎる!!
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