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【両親の不仲を見て育った女性】

【両親の不仲を見て育った女性】

夫と11歳、5歳の息子さん2人
計4人の家族で暮らすSさん

2人のお子さんはどちらも
動物好きで
以前は金魚、モルモット、
今はトカゲを飼っている
愛情あふれる家庭とのこと。

しかしSさんご自身は
仲の悪い両親の元で
育ち、
元々は家庭をもつことに
ネガティブだったと言います。

〜〜〜〜
Sさん:
兄や姉とは
5歳くらい離れているですが、
遊んだ記憶があまり無いんですよね。

5歳離れると、
小学校だと1年生と6年生です。

私が中学校入ったときは、
姉は大学生、みたいな感じでした。

共通の話題がなくて、
とても一人っ子感がある
子供でしたね。

結構たくましく育ちました。

母も上の(兄姉)2人に
手がかかったみたいで、
あまり世話をされた記憶も
ありません。

幼稚園から鍵っ子で。

一人で帰ってきて、
お家に着いたら
自分でおやつを作って食べて、

バレエに行くお着替えをして
車で15分くらいかかる距離を
歩いて、バスに乗り、
毎日バレエに通っていました。(笑)

僕;
た、たくましく育ったんですね・・・。
ご両親はとにかく忙しかったんですね。

Sさん:
24時間働きますか?の時代なので、
父親は朝方に返ってくるのが当たり前。
母もバリバリのキャリアウーマン。

私は手がかからないのもあって、
放っておかれたんでしょうね。

寂しかったけど、
その分たくましく育ったみたいで(笑)

僕:
青春時代も、変わらずでしたか?

Sさん:
高校生くらいになって、
姉がお店を持つようになったので、

毎日、学校から帰ってきたら、
自分で夕飯作って、
お店を手伝っていました。

土日も家事と姉のお店で
遊ぶ暇なんてありませんでした。

それが、27歳くらいまで続きました。

僕;
た、、たくましい・・・。

Sさん:
だから結婚願望もなかったんです。
両親がとにかく仲良くなくて。

そもそも、
夫婦の会話がないんです。

早く離婚すればいいのにって
言っていたのに、
父母の世代って
中々離婚しないんですよね。

世間体を気にして
恥ずかしい、という世代なので。

僕:
Sさんは、何で、今
旦那さまを持って、
幸せに暮らせているんですか?

家庭をもつことに、
後ろ向きだったんですよね?

Sさん:
人生を変えたくて、
27歳の時に
自分で貯めたお金で
専門学校に通って、
再就職をしたんです。

その時に、
夫と出会ったんです。

夫から好きになったと
告白されて・・・

当然フリました(笑)

一回ふったのに
しつこくて。

「は?なんでこの人
私のこと好きになったんだ?」
って思いましたよ(笑)

それでもしつこくて、

2回目の告白も
「1週間くらい考えさせてください。」
と言って逃げました(笑)

だって、感情が湧かないのに
お付き合いは出来ないじゃないですか。

それで一旦、免れたんですけど。

30歳くらいの時、
また再会するきっかけがあって、
夫は再会するまでの間(3年間)
誰とも付き合っていなかったんですよ。

その時、もう一回
「やっぱり、付き合ってください」って
言われて、

実は、その間、
私の方は、恋愛で失敗したり、
痛い目合っていたんです。

だから、
「こんなに長く、私のこと
好きで居てくれるんなら…」
ということでお付き合いが始まったんです。

僕:
結婚願望はあったんですか?

Sさん:
20代は全くなかったんです。

でも30歳になって、
「子供は欲しいな」
「死ぬときは一人じゃ嫌だな」
というのもあって
結婚のイメージはありましたね。

父母みたいにケンカして、
離婚もしても良いし…と

「どうせダメだろうな、とは思っていましたね」

僕:
ご両親の姿を見てきたからですよね。

Sさん:
まずはやってみよう!

この人だったら大丈夫だろうな、
こんな私でも!

離婚しても悔いはない!
って思って結婚をしました。

今振り返るとやっぱり
今の夫じゃないと
ダメだったと思います。

私に好きなように生きさせてくれてますし。

だから貴重な存在です。

僕:
これからはこんな家庭にしたい、
というのはあるんですか?

Sさん:
今、異性の関係について
とても深く学んでいて、
わかったことがあるんです。

男性は
「働きたい」
「働いていたい」
という生き物じゃない。
ということです。

本当は
「妻の笑顔を見ながら働きたいんです。」

「俺が養っているんだぞ、と自負したい。
これが男性なんです。」

僕:
それはとても良く分かります!!!(笑)
プライドの塊ということですね。

Sさん:
もう一つは
結婚10年になりますけど、
ずっと夫が求めていることって
なんだろう?

って考えてきて、
そしてわかったのが…

「夫は私が社会で
活躍することを望んでいる」

ということでした。

僕:
お、意外です。

Sさん:
私はもっと、夫に対して
会社の良いポジションになって欲しい。

社会的地位を上げて欲しいと
望んでいたんです。

でも、
「俺はそんなこと望んでいない」
って言われたんです。

それよりも、
私がラジオ出た!とか
インタビューされた!
とか喜んでいると

「やっぱ凄いなー」
と喜んでくれるんですよ。

なんだこの人?って
最初不思議で仕方がなかったんですけど、

「あ、男性ってこういう幸せを
感じるものなんだ」って

だから、
私が好きなことをとことんやって

「あなたが居るおかげで幸せなんだよ」
って言うことの方が、
夫が幸せなんですよね。

そうすることで、
何かあった時に、
一緒に考えてくれて、
彼の「サポート力」が発揮されるんですよね。

僕:
あ〜、そういう夫婦の形があるんですね。

Sさん:
そうそう。
だから男性だからこう、
っていう決めつけは良くないんですよ。

でもだからと言って、
プライドは高い人なので、

本質は男性なんですよ。
やっぱり。

しっかり立ててあげないと
傷つくんですよ。(笑)

そこは、理解するのに、
とても苦労した部分なんです。

父母の関係を見ていたので。

僕:
やっぱりそういった、
百人十色の個性とは別に、
男か女か?について学んで、
ご自身が変わったということですか?

Sさん:
そうなんです。

男性の可能性を広げる方法や
理解する方法を学べて、
本当に、夫婦関係が激変したんです。

個性を豊かにする
大事にするということが
言われていますけど、

個性の土台には
「男」と「女」という
アイデンティティーがあるんですよね。

そして、人類繁栄のために、
この2つの性別を理解することは
欠かせないものです。

どんなにジェンダーレスが
進んでいったとしても、
切っては切り離せないものです。

どれだけ、外見を変えたり、
ホルモン注射を打っても、
元々持っているものは
変えられない、という話もあります。

結局、歳を重ねると
必ず自分の「性別」と向き合うことに
なるみたいなんです。

だから夫には、
私をサポートする喜びを持って欲しいし、

同時に「男」として生まれた
喜びも感じながら生きて欲しいと
思って接してます。
〜〜〜〜

生い立ち、
兄妹関係、
両親の関係、

自分を作る材料は
たくさんあったり、

傷と言えるものも
あるかもしれませんが、

どう捉えるかは自分次第で、

マイナスだと思えたことも、
大人になって、
強みや成長につながる
可能性がたくさんあると、

Sさんの取材で感じました。

Sさんは今、
夫婦関係に悩む人の
力になりたいと、
講師として活動をされています。

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