佐々木直彦

森とワインを愛するコンサルタント。プロデュースの方法論を体系化、ビジネスプロデューサー1300人を育成。ビジネスパーソンの起業、ライフキャリアデザインをサポート。メディアフォーラム代表取締役。デジタルハリウッド大学大学院客員教授。https://media-forum.com

佐々木直彦

森とワインを愛するコンサルタント。プロデュースの方法論を体系化、ビジネスプロデューサー1300人を育成。ビジネスパーソンの起業、ライフキャリアデザインをサポート。メディアフォーラム代表取締役。デジタルハリウッド大学大学院客員教授。https://media-forum.com

    最近の記事

    心に湧き起こる感情や直感を重視する

    プロデュースは、自分の感情や直感、ひらめきを積極的に肯定して構想を進めていくものである。 自分を肯定し、自分がやりたいことを追求する。自分を生かしてできること、自分が納得できること、自分が楽しいと思い、喜びを感じられることをイメージする。それを自分だけでなく周囲にとっての価値に転換する方法を考える。 このことが重要なのである。 ロジカルに考えるのは望ましいし、人を説得するために役立つ参考データが豊富にあるのも、もちろん望ましい。 だが、それが思考のはじめにある必要はない。 自

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      • 論理的に飛躍した発想を肯定する

        プロデュースには、「もしこの方法で実行したら、こうなる」「彼にこの役割を任せるとこういうことになる」と、仮説を立ててはシミュレーションし、未来への道筋をイメージしていく、という思考の繰り返しが必要である。 シミュレーションには、プロデュースが進行する過程で自分と協力者たちにどんな感情が湧き起こるかという想定も含まれる。そして、できる限り、感動が生まれ、エンタテインメント性があるように進めようと考えたい。 プロデュース思考は、自分を含めて、プロデュースに関わる人一人ひとりのモチ

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        • プロデュース思考の全体像③

          Ⅲ. VALUE プロデュースはどんな価値を生みだすか 鍵になる質問 (6)大義名分は何か(なぜ、このプロデュースが必要か) (7)付加価値は何か(どのような波及効果が生まれるか) プロデュースの正否は、プロデュースに協力してほしい人を口説けるかどうかにかかっているといっていい。 資金を出してもらうべき人。決定のゴーサインを出してほしい人。一緒に考え行動してほしい人。専門能力を貸してほしい人。応援してほしい人。 こういった、プロデュースの(未来の)関係者たちに対するアプロ

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          • プロデュース思考の全体像②

            Ⅱ. STRATEGY どんな方法によってプロデュースを実現するか 鍵になる質問 (3)「コアテーマは何か(突破口を開く鍵となるアイディアは何か)」 (4)「自分に何ができるか(自分の果たす役割は何か)」 (5)「誰に何をやってもらうか(誰にどんな役割を担ってもらうか)」 プロデュースには、実現に向けて、どうすれば壁を突破できるかという問いに答えを出す戦略的な要素がなくてはいけない。 これを切り札にできるから実現するのだ、という戦略や方法論をしっかりとイメージできれば、具体

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            • プロデュース思考の全体像①

              未来へのストーリーを描き、プロデュースの実現に向けた条件を整備していくには、次の三つについて答えを出す必要がある。 Ⅰ. ビジョン(VISION)自分の欲求・動機と実現したいビジョンは何か Ⅱ. 戦略(STRATEGY)どんな方法によってプロデュースを実現するか Ⅲ. 価値(VALUE)プロデュースはどんな価値を生みだすか これら三つと、Ⅳ. ストーリー(STORY)をあわせた四つの要素が、プロデュース思考の根幹になる。 VISION、STRATEGY、VALUEの三つとは、

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              • 未来へのストーリー

                プロデュースのはじめには構想がある。 構想とは、実現までのストーリーである。 実現したいことを描き、実現の方法を考え、実現への手順を組み立てることで、ストーリーはできあがる。 この場合のストーリーは現在から未来へ向かってのストーリーであって、本当に現実になるかどうかはわからない。 つまり、ストーリーは、「こういう流れをつくりたい」とか、「こういうことを起こしたい」とか、「こんなことが起きる可能性もある(そうなればプロデュースはすごい影響力を持つものになる)」というように、願望

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                • 実現する夢の描き方

                  プロデュースは、「自分は、こんな未来を実現する」という未来仮説を、みずから行動を起こすことで検証していくプログラムだといえる。 仮説とは、「限られた情報をもとに考えた、いまの時点での仮の答え」である。 構想がどんなに素晴らしいものであっても、プロデュースには、「何が起きるかは、やってみなくてはわからない」という不確実な部分が残る。 ロマンチックな表現をすれば、プロデュースは、未来へと向かう仮説検証の旅である。 行動すると、みえなかったことがみえてくる。そして、仮説自体が修正さ

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                  • ワクワクドキドキが最後に勝つ

                    誰もが、自分のやりたいこと、自分の思いついたアイディアをしっかりと育て、自分を信じて行動できるようになることは、民主的な方法でより良い社会をつくっていく基本だろう。 変化が起きている時代には、いつも狭い枠のなかに居続けることには、かえって大きな危険がともなう。 いまは、情報はいくらでも集められる。 必要なときには、直接会いたい人にアポイントをとればいい。(オンラインでも) 必ず全員が会ってくれる、直接話を聞いてくれるとは限らないだろう。だが、どんな忙しい人でも、どんな世間的に

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                    • リスクとプロデュース

                      プロデュースにはリスクがともなうように思われる。 それは、その通りである。 やってみなければどうなるか、はっきりわからない部分を残したままスタートするのがプロデュースであるから、リスクがあるのは当然なのだ。 できるだけリスクを冒したくないという観点から、集団で合意がとれるような確実で安心な方法を最優先で選択することが、結局ベストなのだと考える人は少なくないだろう。 しかし、何かをやってみようというアイディアがあるとき、あるいは、どうしても何かをやりたくてたまらないというエネル

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                      • 人はなぜ「囚われの思考」におちいるのか

                        世の中には、「最低限、人の迷惑にならないようにしなさい」という教えがある。 これはきわめて、基本的なモラルである。 親を大切に、家族を大切に、お世話になった人に義理を欠かさないように、というモラルもある。そして、決められた社会のルール、人と約束したことを守る人がまともな人だ、というモラルもある。 効率が良くなった組織や社会では、できあがったシステムを、お互いに乱さないようにすることがルールとなっていく。また、秩序を維持するという観点から、組織や社会のカルチャーを理解し、カルチ

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                        • プロデュースが可能にする問題解決

                          「新しい何かを創りだす」行為であるプロデュースは、問題解決の観点から、非常に重要な意味を持っている。 問題解決の考え方として、もっとも基本的でポピュラーなものは、「発生した問題には、必ず原因があり、その原因を突き止めて合理的対策を講じれば、必ず解決できる」というものだ。 これは、「合理的問題解決」と呼ばれる考え方で、ビジネスの一線では、この考え方が広く普及している。 解決方法を論理的に説明しやすく、会議の場で多くの人の合意をとるときにもスムーズにできる考え方である。 しかし、

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                          • プロデュースの広がり

                            新しい何かを創りだす(「何か」はモノではなく状態でもいい)ことを幅広くプロデュースととらえる考え方は、いまや、さまざまな業界や職種に広がっている。 新規事業をプロデュースする専門家は、ビジネス・プロデューサーと呼ばれるようになった。 社員が、新規事業開発担当として、社員のままビジネス・プロデューサーになる場合もある。 いっぽう、プロフェッショナルとして、クライアント企業から事業のプロデュースを依頼されたり、複数の企業がタイアップすることによって実現可能な新しいビジネスを、みず

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                            • プロデュースとは③

                              プロデューサーとは、プロデュースを行う人である。 プロデューサーという言葉は、もともとテレビなどのメディア業界や広告・イベントなどの業界、そして映画や音楽などエンタテインメントの業界で、製作(制作)責任者を指す呼称として使われてきた。 つまり、プロデューサーは半分は職種の名前であり、半分は役職を表す呼び名だったといえる。 テレビ局のプロデューサーは、制作セクションの部長級を指すことが多く、実際に文字通りプロデュースの仕事をしているケースはもちろんあるが、一歩後ろに控えて予算権

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                              • プロデュースとは②

                                プロデュースのスタートにはビジョンがある。 ビジョンは、実現したい未来のイメージである。 ビジョンが魅力的で、ワクワクドキドキするものであるほど、人々の共感は集まる。それ以前に、ビジョンを描いた自分自身のやる気と元気がパワーアップする。 だから、魅力的なビジョンは実現しやすい。 なぜ、そのビジョンなのか、なぜ、そのプロジェクトなのかという背景には、必ず「自分に特有の事情」がある。 したがって、プロデュースは、その中心にいるプロデューサーの個性が大きく反映されたものになる。 プ

                                • プロデュースとは①

                                  一つのビジョンのもとに、人々の力を借りて「新しい何か」を創りだし、現状を変えること それがプロデュースである。 もっとも自分らしい仕事を自分の手で生みだし、その仕事によって、自分と関係する人々、あるいは広く社会に対して価値あるものを提供する。そして、同時に、自分自身の人生、キャリアを切り拓いていく。 こうした生き方を実現することは、周辺世界と響きあいながらプロフェッショナルになろうと志向する人々にとって最大のテーマであり、夢である。 専門性を磨いて、自立し、刺激に満ちた時間の

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                                  • 聴くためのプレゼン

                                    相手からじっくり情報を引き出すためにするプレゼンもある。 だれでも、自分の情報を聴き出そうとしてやってきた相手がいれば、その相手がどんな人間かを気にする。そして、なぜそういう情報を知りたいのかを知りたい。相手の考え方やスタンスに共感できる程度によって、自分の話すスタンスを決めようという心理が働く。 だからこそ、聴きだすためには自分自身のプレゼンが重要なのである。 これにはもうひとつ意味がある。 自分のプレゼンが、相手を触発したり、思考と発想の枠組みや新しい視点を提供する効果を