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【note詩】 ひび割れた花の神

■ひび割れた花の神


微細な、あの神の名よりは

その土地では、稲穂の善悪についてのほうが

まだ、知られたことで


ひび割れた花の「花」弁に、二重の文字列の  自体性  といふこと"を"、謳うとは、何か硬質な母なるものの響き、でした


時間 午後2時27分

 いきつけのカレー屋の表札が見当たらず、振り返ったのが、ぼく、という人間"像"でした

 主語亡き主体が、国道200号線あたりの申し訳無さに、足元がゆらいだらしく、ガタンと、彼女の話とコンジャクションしていた(といいます)

 彼女は、わたし、という人でした(追憶1)


場所 お菓子屋さん なんばん往来

 コップの水は、初々しい

 テーブルの木目は、特に何もなく

 モンブランは、禍々しいほどに甘いのだろう

 母なるものへの憧憬は二人を包みました(追憶2)


神の名は、微細にして



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