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ぷれいすのクリスマスツリー

地域に根差したみんなの居場所、ハイパー児童館ぷれいすを作りたい。

 さて、12月といえばクリスマス。

日本でステロタイプ的な家庭でのクリスマスの過ごし方と言えば、ごちそうとケーキを食べて、朝になったら枕元にプレゼントが置いてあって、もしかしたら電飾で飾ったツリーがリビングの片隅にあるなんてこともあるのかもしれません。

とはいえ、本当に広く社会や世間を見渡せば、全ての家庭がクリスマスを同じように捉えているわけではありません。

元はキリスト教の宗教行事なので、敬虔なクリスチャンの家庭ではより宗教色の強いクリスマスを過ごす場合もあるでしょう。

他方、別の宗教の敬虔な信者にとっては、宗教的に相容れずに関わらなかったり否定したりするものにもなりかねません。

あるいは、何かしらの主義主張をもって、クリスマスの浮かれた空気を忌み嫌ったり、非難する人もいるかもしれません。

そのそれぞれは、それぞれに尊重されて然るべきですが、その家庭にいる子がそれをどう受け入れ、クリスマスをどう捉えているかはなかなか複雑な問題です。

誰にとっても居心地のいい、「あるがままで、あたりまえに」をコンセプトに掲げるぷれいすにおいては、クリスマスとて安易にステロタイプなものにはできません。

さりとて、一つの季節感として一切クリスマスに触れないというのも無理があるようにも感じます。

そこで、この作品をモチーフに冬のぷれいすの装飾を作りたいと考えました。

店内の目立つ位置に、モミの木を立てます。

木の根元の木箱には、色とりどりの丸いカード。

そのカードに、今年の終わりに伝えたい、“今年一番のありがとう“を書いて飾ってもらう。

その名も、「ありがとうのぷれいすツリー」

クリスマスツリーに見える人にはそう見えてもかまいませんが、「クリスマスツリーですか?」と問われたら、「いいえ、“ありがとうのぷれいすツリー”です」と答えます。

どんな一年を送っても、どこかに「ありがとう」があるはず。

どうしても見つからない人には、「ありがとう」を見つけるお節介も焼きたい。

ツリーのてっぺんも、星ではなくてぷれいすの理念を形にしたロゴである「アナザースマイル」を飾ります。
(クリスマスツリーのてっぺんの星=トップスターは、聖書のキリスト御降誕に描かれるベツレヘムの星がモチーフとされています)

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たくさんのありがとうとともに、一年をしめくくり、新年もたくさんのありがとうに出会えますように。

ぷれいすのクリスマスは、みんなの「ありがとう」を振り返って見つめあえる時間にしたいと思います。

いかがですか?

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