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ものを表す言葉とは

こんばんは。
ものを表す言葉とは、名詞のことです。物には名前があるので。
でも、物以外のものでも、名前が付いているものがあります。例えば、色とか、感情とか、もっと抽象度が高いものとか。
「言葉」や「文字」も名詞だし、「時間」や「自然」も名詞です。

それで、今回は名詞の中でも「ものを表す言葉」についてです。
「rakuraku vietnam」さんのYoutube動画、『初級ベトナム語文法第17課:「これ、それ、あれ、どれ」「これは何ですか?」』の視聴レビューです。

まず、「こそあど」言葉。指示語です。
「これ」は、「Cai nay」。“This”です。
「それ」は、「Cai do」。“It”です。正しくは「d」ではないですけど。
「あれ」は、「Cai kia」。“That”です。
「どれ」は、「Cai nao」。“Which”です。

次は、「これは/何/です/か?」。ベトナム語では「これ/です/何?」の語順です。英語なら「What is this?」なので、「何/です/これ?」ですから、今回は全部違います。
では、ベトナム語。「Cai nay la cai gi?」。
「Cai nay」が「これ」です。「la」が「です」。「cai gi」が「何」。
なので、「cai」が2回出てきています。
この「cai」が「ものを表す言葉」です。

「ものを表す」とは、どういう意味でしょう?
私は以前「複数形がない言葉」というnoteを書きました。
その時、Googleで「ベトナム語 複数形」と検索して色々な記事を読ませてもらいました。
その中に「ベトナムWALKERs」さんの「【ベトナム語と英語】ややこしい!間違いやすい文法のポイント3つ」という記事がありました。
こう書かれていました。引用させていただきます。
「ベトナム語の加算名詞には『複数形』はありませんが、『類別詞』があります」「ベトナム語学習の最初のほうで習う「Cái này là cái gì」の「cái」は、この類別詞にあたります。日本語にはこのような働きを持つ言葉がないので、難しいと感じるかもしれません」。
ちなみに、後半の部分は、「Vietjo」さんの「ベトナム語の類別詞39
~使いこなせばランクアップ!~」という記事からの引用でした。
皆さんの知識がネット上で繋がっていますので、こうして辿ることができるんですね。

「cái」は「ものを表す」「類別詞」である。
では次にGoogleで「ベトナム語 類別詞」で検索をしてみたところ、トップには「東京外国語大学言語モジュール」の解説がありました。引用します。
「類別詞とは名詞を特定化する機能を持った語のことで、主に修飾語句や数詞のついた名詞につけられます」「ベトナム語には "cái" と "con" という、名詞を二つに大きく分類する類別詞があります。"cái" は『動かないもの』、一般的に無生物名詞の前につけます。一方、"con" は元来は『子ども』の意味であることから、『不安定に動くもの』ということで一般的に生物名詞の前につけます」。

「名詞を特定化する機能」ということは、"cái"+「名詞」で、その名詞が「もの」なんだということが、スッと伝わる、ということです。
ちなみに「東京外国語大学言語モジュール」では代表的な類別詞として、 "chiếc”:無生物名詞につける
“quả”:「果実」の意味から、果物や果物に似た球形のものにつける
“quyển”:漢字「巻」であることから、本に付ける
“bức”:薄くて長方形のものにつける
が挙げられていました。
生物か無生物か、どんな形状か、どんな種類のものか、「類別詞」にはかなりの種類がありそうです。
他のサイトも見ていると、「rakuraku vietnam」さんのホームページには「【ベトナム語単語】ベトナム語の類別詞知っておくべき役割 ・21個」という記事がありました。21種類はありそうです。

長くなってきましたので、一旦締めて、続きは別記事にします。
ここまでで感じたことは、私が知っている日本語の感性ではいまいち捉えにくい言葉だな、ということです。
「これはかばんです」と言うところを「これはかばんという“もの”です」と言う感じなのでしょうか。
もやもやするので、調べ学習続行です。

以上です。

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