危険で素敵なミュージカルおじさん８選【枯れ専ミュージカルオタクが4つのテーマで解説】

こんにちは。ブロードウェイ・ミュージカルとおじさんが大好きなほさかです。

今回は完全なる自己満足として、私が大好きなミュージカルのおじさんキャラクターを8人（8作品）ピックアップいたしました。

映画が元だったり逆に映画化していたりと、誰もがご存知と思われる有名作品のおじさんを4つのカテゴリーに分けて紹介していきたいと思います。
作品についてはネタバレ無しであらすじ（おじさん主軸）を記載しておりますので、気になった作品があれば是非チェックしてみてください！

ビバ枯れ専（今更ですが、枯れ専とは主に中高年男性が好きな人を指します）！

この記事のおじさん達は、作品での設定が「主人公にとっておじさん」であることを前提として書かれています。俳優さんやキャラクターの具体的な年齢は定義しておりません。

＜1＞

お前は私だけの物！
年の差恋愛どんとこいなメンヘラおじ

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【オペラ座の怪人】：ファントム

オペラ座に引きこもってる仮面おじさん。

あらすじ（おじさん主軸）
「ファントム（怪人）が潜んでいる」という奇妙な言い伝えのあるパリのオペラ座。
そんなオペラ座で育った孤児のバレリーナ、クリスティーヌ・ダーエに芸術の才能を見出し、彼女を見守るファントム。しかし醜い顔をコンプレックスとし、一度も姿を見せることはなかった。どこからか聞こえてくる天使の声として歌を教え、長年奇妙な師弟関係にあった二人だったが、ファントムはいつしかクリスティーヌに恋をしてしまう。
とある夜、美しく成長した彼女に手を差し伸べ、ついに自らが住む地下へと彼女をいざなう。ファントムが愛を伝えるも、クリスティーヌは再会した幼馴染のラウル子爵と婚約してしまう。
長年与え続けた愛を裏切られた怒りと、激しい嫉妬から、オペラ座を破壊してまでも彼女を奪いにいく。

危険度★★★★☆
彼女のためなら人をガンガン殺すしシャンデリアも破壊する。ファントムも怖いが、ヒロインのファザコン具合がすごい。
ちなみに彼女いない歴=年齢。

個人的萌ポイント
黒いオールバックに黒いタキシードが最高。自室のインテリアや作曲センスも素敵。叫んだり泣き崩れたり情緒不安定なところも可愛い。

【ノートルダムの鐘】：クロード・フロロー

ノートルダム寺院の性悪司祭おじさん。

あらすじ（おじさん主軸）
ノートルダム寺院には司祭クロード・フロローと、その弟が残した醜い容姿の青年カジモドがいた。
欲望を捨て、清らかな生き方をしてきたフロローは、町の祭りに来ていたジプシーの踊り子、エスメラルダと出会う。その妖艶なダンスと美貌に興奮するも、悪魔に誘惑されたと恋心を受け入れられずにいた。
その後、寺院にて神を拝むエスメラルダを再び見かけ、「信仰心に感動した」と、寺院で共に暮らすことを提案する。しかしその欲望むき出しの誘いに対し、彼女はフロローを拒絶する。
仲間やカジモドの助けを借り、しつこいフロローから逃げるエスメラルダ。狂ったフロローは「私の物になるぬのなら」と、炎をもって彼女を殺しにかかる。

危険度★★★★★
自分は清いと言ってはいるが完全ムッツリ。誘惑された！あの女は悪魔！だから殺す！ストレートなサイコパス。
ちなみに彼女いない歴=年齢

個人的萌ポイント
エスメラルダが投げた赤いスカーフを常に持ち歩き、顔をうずめる変態なところがもはや愛おしい。聖歌隊と共に熱唱するシーンは圧巻。

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＜2＞

クライアントさんあんたの願い事は？
陽気なエンタメおじ

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【ビートルジュース】：ビートルジュース

幽霊にも人間にも取り憑く悪霊おじさん。

あらすじ（おじさん主軸）
アダムとバーバラの夫婦はついさっき死んだばかりの新人幽霊。家で今後の話をしていると、人間の家族が引っ越してきた。
愛する家から人間を追い出そうと呪ってみるも、効果はない。困った夫婦は最終手段として、悩める幽霊の味方だという悪霊、ビートルジュースを呼び出してしまう。人を呪う能力に自信があると語るビートルジュース。怪しい彼に頼るべきか悩んでいた夫婦だったが、人間の女の子と触れ合ううちに平和的解決を決心。彼を封じ込む。
しかし人間たちは幽霊の存在に気が付き、好奇心から夫婦を残酷な儀式で召喚しはじめる。儀式を止められるのはただ一人。不本意ながら、再びビートルジュースに頼ることとなる。

危険度★★★★★
関わったが最後。誰も得しないビジネスをもちかけてきて、何がしたいのかよくわからない。
カビが生えたスーツが特徴で、女好きのスケベ。

個人的萌ポイント
緑の髪にモノクロスーツがファッショナブル。さすがティム・バートンデザイン。映画版やUSJのショーでも表現されているが、ノリが関西人。

【アラジン】：ジーニー

誰もがご存知ランプの魔人おじさん。

あらすじ（おじさん主軸）
アグラバーの小さな町には４人の不良がいた。そのうちの一人、貧乏だが勇敢なアラジンはひょんなことから逮捕されてしまう。いきなり釈放されたかと思いきや、大臣ジャファーに「ランプを取ってこい」と命じられ、不気味な洞窟へと落とされる。
困惑するアラジンの前には輝くランプ。擦ると中から陽気な魔人ジーニーが現れ、アラジンを地上へと救ってくれた。
３つの願いを叶えてくれるというジーニーにアラジンは「憧れているジャスミン姫との結婚計画」を話す。お安い御用だと言うジーニー。
しかし、人間の欲望の恐ろしさ、魔法で嘘をつくことの悲しみをアラジンへ忠告する。

危険度★☆☆☆☆
歌って踊れるちょっとぽっちゃりした陽気な魔人。
本人は無害だが、彼に出会ってしまった人間の欲望ほど恐ろしい物はない。

個人的萌ポイント
大見せ場フレンドライク・ミーでは、バラードシーンがあったりマジックを披露したりタップダンスをしたりと大忙し。汗だくでも常に笑顔なところはやっぱりジーニー。

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＜3＞

どこまでも追い続ける！
逮捕という揺るぎない信念をもつ堅物おじ

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【キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン】：
カール・ハンラティ

もはや銭形な国連捜査局おじさん。

あらすじ（おじさん主軸）
フランク・W・アグネイルJrは青年ながら天才詐欺師。その被害額は国連捜査局が動くほどとなり、カール・ハランティ局員が捜査の担当となる。
一度大胆に鉢合わせるも、アグネイルの「僕も彼を追っていた調査員だ。彼はもうここにはいない」という嘘を信じ、彼を逃してしまう。
以降、逃亡劇に振り回されることとなるが、嘘をつかねば生きていけないアグネイルの孤独を誰よりも理解していた。
ついに逮捕し、あらためてアグネイルの顔をゆっくり拝むハランティ。そして衝撃的な交渉を持ちかける。

危険度☆☆☆☆☆
敵役ではあるが、危険度は無し。主人公を追い続けると同時に彼を必死に守る。物語をハートフルにしてくれる存在。やはり主人公のファザコン具合には磨きがかかっている。

個人的萌ポイント
衣装がただのサラリーマンという一見地味なキャラクターだけど、存在感がすごい。あわただしく走り回るところは観ていて愛らしい。

【レ・ミゼラブル】：ジャヴェール

囚人逮捕に人生を捧げる警部おじさん。

あらすじ（おじさん主軸）
囚人番号24601ことジャン・ヴァルジャンを管理する看守ジャヴェール。しかし囚人は仮出所中に逃亡してしまう。
時が経ち、ジャン・ヴァルジャンはマドレーヌ市長という名前で人々を救う善人となっていた。奇妙な因縁か、市を守る警部として派遣されたジャヴェールは、就任の挨拶のため市長に会いに行く。市長として出会った男が、ジャン・ヴァルジャンであり囚人24601と確信するも、再び逃してしまう。
その後もジャン・ヴァルジャンを追い続けるが、たどり着いたパリは革命運動の真っ最中だった。ジャン・ヴァルジャンが会心し、善人となったことを理解しながらも、自分の信念を貫かねばならない。混沌とした町で使命を全うするべく、ジャヴェールはとある計画を立てる。

危険度★★★☆☆
執着が異常で、もはやメンヘラ。刑務所内で生まれたという悲しい過去を持つゆえの冷酷さ。

個人的萌ポイント
星空に向かって葛藤を歌うソロシーンは穏やかで悲しげ。それに対し突撃シーンでは厳格な表情でギャップ萌え。

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＜4＞

華麗に人を欺くジェントルマン！
笑顔とタキシードが似合うクズおじ

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【シカゴ】：ビリー・フリン

法律より金に従う悪徳弁護士おじさん。

あらすじ（おじさん主軸）
ジャズの音色と酒の香りが漂うシカゴ。
ある夜、人気ダンサー姉妹の姉ヴェルマ・ケリーが、妹と夫の殺人で逮捕された。そんなヴェルマに憧れ、スターを夢見ていたロキシー・ハートも殺人を犯し、彼女と同じ刑務所に入ることとなる。
牢屋にいながらもマスコミの注目を浴びるヴェルマを見て、自分も逮捕された機会をうまく使えないかと看守のママ・モートンに相談したロキシー。
そこで紹介されたのが、カリスマ弁護士ビリー・フリン。女性の愛と笑顔の為ならなんだってすると語る彼だったが、その実態は金を積まねば動かぬ悪徳弁護士だった。
バカな夫に金を用意させ、ロキシーはなんとかビリーを雇う。そして、彼のシナリオどおり、美人すぎる殺人犯として一躍スターとなった。
しかし、裁判で負けて死刑になっては意味がない。法廷というステージで、ビリーの華麗なるショーが始まる。

危険度★★☆☆☆
常に余裕があり、ずる賢い。
証拠隠滅やマスコミ操作はお手の物で、腹話術をしたりタップダンスをしたりと芸達者。美女の誘惑より金を選ぶ。

個人的萌ポイント
あんなに美女に囲まれてるのに、金のことしか考えていないという清々しさがよい。ピンクで華やかなステージに黒のスーツがよく似合う。

【ウィキッド】：オズの魔法使い

嘘で国を支配する腹話術師おじさん。

あらすじ（おじさん主軸）
緑の肌で堅物なエルファバと、美しく明るいグリンダ。大学の寮で同室となった二人の少女は、性格も容姿も正反対。初めは対立し合う二人だったが、ちょっとしたきっかけで親友となる。
ある日、エルファバに強力な魔力があることが判明し、「偉大なるオズの魔法使い」に謁見する機会が与えられる。
エメラルドシティを訪れ興奮する二人の前に現れたオズの魔法使いは、魔法も使えぬただの紳士だった。そして、エルファバの魔力を国のために使うべきだと語り始める。しかし魔法使いの策略は、恐怖で国を支配しようとする恐ろしい内容だった。
怒りに満ちたエルファバは、オズの魔法使いへの対立を誓う。

危険度★★★★☆
魔法使いと崇められてるが本人は何もできない。
運良く崇められているので、周囲の人間を欺いて国を支配しているクズ。
人妻に手を出しちゃったりもする。

個人的萌ポイント
シルバーの衣装がスチームパンクっぽくておしゃれ。やはりロマンスグレーに笑顔が似合う。無邪気にうひゃひゃと喜ぶシーンもあれば、最後泣き崩れるシーンもあって可愛い。

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…ということで、以上ミュージカルおじさん８人でした！
セバスチャン（リトルマーメイド）やザズー（ライオンキング）など無害で優しいおじさんたちもいらっしゃいますが、今回はちょっと危険なおじさんをピックアップしました。
おじさん関係なく、どの作品も大変面白いストーリーですので、よろしければチェックしてください〜。

ではよいミュージカル枯れ専ライフを〜！