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人事未経験からoverflowのEX担当になった話

はじめまして。株式会社overflowにて、EX(Employee Experience)を担当している山口奈緒子と申します。

「弊社のいいところをもっとたくさんの人に知ってほしい〜」「自分のアウトプット場所が欲しい〜」などの理由から、noteで発信していきたいな、と常日毎から思っておりました。

が、noteの自己紹介欄には

メディアの運用・制作、ライターマネジメントなどを経験した後、フリーになり海外での現地営業や新規事業立ち上げサポートを行う。2020年にoverflowへjoin。SalesOps担当後、今は社内エンゲージメント向上のためのオペレーション構築、仕組みづくり、組織開発など。

などと書いてあって、人事とは無縁な職種からの現在のキャリアですし、突然会社でやっていることだけを発信しても無粋ですし、「自分誰やねん」というツッコミが飛んできそうなので、自己紹介noteを書いてみました。

一応、どんな方に向けて書いたかを記載しておきますね。

どんな人に読んでほしいか
①キャリアの一貫性がなくて、未来が不安な20代
②これから人事担当になりたい人
③人事(特にEX)担当者

なにかの参考になってくれれば幸いです。

overflowという会社について

私の所属しているoverflowは、2つのサービスがあります。
①「for Reader」メディア支援サービス
②「Offers」エンジニア・デザイナー複業転職プラットフォーム

経営手法はとてもユニークです。
その代表例が、雇用形態にとらわれない「フレキシブル経営」。
これからの新しい会社のカタチを模索し、実証実験を繰り返している会社です。

※フレキシブル経営=「雇用形態にとらわれない人材活用により経営スピードを最大化する、新しい経営手法」
詳細は、CEOの鈴木がnoteにまとめておりますので、ぜひ。

現在でも、7,8割は正社員以外のメンバーによって構成されています。プロフェッショナルな方が多く、バラエティ豊かなメンバーが全世界にからoverflowという1つの会社を支えています。

正直、めっちゃおもろい会社だと思います。

では、そんな私はなぜoverflowで働くことになったのでしょうか。自分の20代のキャリアを振り返りながらご紹介していきます。

紆余曲折な20代

日本酒少女だった時代

 大学生時代、とあるイベントで日本酒のサーブをしている様子

私の20代のキャリアは、日本酒から始まります。この頃は日本酒しか考えていませんでした。アルバイト先の飲食店で日本酒に出会い、お客様に良い日本酒を提供したいという思いから勉強を開始。23歳には日本酒ソムリエ資格「酒匠(さかしょう)」を取得しました。酒匠は当時、最年少かつ世界に250人ほど保持している人がいなかったような、ちょっと珍しい資格でした。

そこから日本酒ベンチャーに入社、日本酒メディアの立ち上げや運用に携わりました。

日本酒少女を抜け出したかった時代

日本酒をいくら極めても、日本酒業界を変えられるような逸材には程遠い気がしていました。①ただの日本酒に詳しいだけの人から脱するため、②ビジネスマンとして成長するため、2つの理由から転職を決意。
DeNAのキュレーションメディアを統括している部署に入社。その後すぐに子会社のiemoというインテリアメディアを運営している会社に転籍。ひたすらSEOコンテンツの制作に向き合う2年弱でした。
それとともに、私のビジネススキルの基礎が培われた期間でもありました。スプレッドシートの基本的な使い方や、各種ツール・Google App Scriptを使った効率化などなど。

overflowのCEO鈴木との出会いはこのiemo時代。鈴木は当時COOをしていました。今考えたらとてもありがたい機会なのですが、ペーペーの自分が、COOから直接FBをもらう機会も多く、たくさん学ばせていただきました(あのときは本当に・・・本当にありがとうございました・・・笑)

本当にやりたいことを模索する時代

カナダでの営業先で撮った一枚

そこから転職し、コンテンツマーケティングを支援する会社で働いておりましたが、「そろそろ日本酒の仕事がしたいな」と思い、カナダへ。日本酒の海外市場を偵察しようと、海外の酒蔵に転職しました。酒造り・現地営業を担当。「旨いもんは売れる!」と思い、日本酒を飲んでもらえば万人がおいしい言うと思っていましたが、そんなわけもなく。現実にぶち当たるとても良い経験ができました。
そんな経験を携えて、日本帰国。日本酒の道で頑張ろう(あわよくば起業しちゃう??)という気持ちで2年くらいフリーでもがいてみましたが、コロナもあり日本酒の仕事を自分で作れなくなってしまいました。そんな軽い気持ちで、成し遂げられるはずもなく。
日本酒だけでは生きていけなかったので並行して、DeNA/iemo時代の知人にどうにかして仕事をもらい、ゆるく複数社のIT企業で働きながら生計を立てていました。

そうして働くうちに「日本酒以外でも楽しいと思えることはたくさんあるな!」と気づき、徐々にIT企業の仕事を増やしていくのでした。

overflowに入ってから

長くなりましたが、そんな私はなぜoverflowに入ることになったのでしょう?

それはご縁としか言いようがありません。iemo時代に一緒に働いていた鈴木から、「overflowの仕事も手伝ってよ!」の軽いノリで声を掛けられ、1日3時間くらいから働き、あれよあれよと言う間に1日8時間の業務委託fullメンバー、正社員として居着いてました。

overflowで自分の強みに気づく

overflowに入ってから2年になりますが、1年半はSales Ops(セールスオペレーション)を担当していました。冒頭で紹介した「人事」には程遠い職種です。

Sales Opsとしては、以下のような仕事をやってました。

  • データを整えてみんなが見れるようにする

  • 営業全体のフローがスムーズに流れるにようにオペレーション(Ops)構築&改善する

具体的には、Salesチームのダッシュボードを作ったり、CRMの運用をしたり、契約書周りの対応をしたり。
IS・FSがやらなくていいことを、吸収して効率化しちゃえ!みたいな仕事です。もちろんやったこと無い職種だったので、毎日手探りだったし、立ち上げレベルでやりきったとは言えない精度でしたが、結構私はOpsを作っていくみたいなところに強みがあるんだなぁと気づいた時期でした。

Sales以外で強みを活かせるチャンス到来!?

ちょうど、採用強化していたころから、続々とSalesチームにも強い経験者が入ってきた頃でした。SalesOpsとしての立ち上げをやってみて一巡した感じがあったので、次の目標設定を決めようとしていたところ、鈴木から「人事やってみない?」とチャンスをもらうのでした。
最初はぜんぜん違う職種じゃん!と混乱したのですが、スキル面・ソフト面2つの観点から噛み砕いてみると、挑戦したら面白いかも?と思えてきました。


スキル面
今まで培ってきたOps構築が活かせる職種だということがわかりました。
HRとSalesの構造を分解したときにTHE MODEL型の組織になっていることに気づいたのです。なので、Salesでその構造を学び、かつOps構築を横展開的に活かせると考えました。

参考

ソフト面
仕事や組織を選ぶときに「一緒に働く人」を基準に選ぶような人間です。
いままでいろんな経験をしてきましたが、全ての仕事で通じていたのは、「一緒に働く人をどれだけ信頼できるか」であり「自分がその人たちに何を返せるか」で動いていることがわかりました。それって、人事に活かせるんじゃない?と。

上記のような結論に至り、人事になる決意をしてみたわけです。


overflowにおけるEXの役割

EXとは

人事と言っても人事にはいろいろな役割があります。
いわゆる人事の役割は、3つに分けることができます。

①採用
②人事企画
③労務

私はこの中の人事企画に近い仕事をしています。弊社内ではEXチームといっており、従業員体験を最大化していく職種です。
前述したTHE MODEL型の役割の中の「CS」ですね。
「Salesのときのお客様が会社なら、人事のお客様は従業員」こう捉えるとわかりやすいです。

EXに注力する意味

私は、この会社でEXに注力することは非常に価値のあることだと思っています。

会社のメンバーが十分に力を発揮できる環境を作ることは重要です。せっかく能力の高いメンバーがたくさんいても、それが発揮できない環境では意味がありません。

採用成功とは何を指すのでしょう?
採用するところではなく、真の採用成功は「採用後」のパフォーマンスが出るかです。(これは弊社のHRサービスOffersでも軸として持っている部分ですね!)
外的要因で本当は能力が高いメンバーが、その力を最大限に発揮できないのはもったいないですよね。

そして、弊社内で行った施策がプロダクトにも活きて行くという循環ができます。

ここに注力することで、会社にもたらす利益は大きいと考えています。

半年間やってみてみて

2021年11月頃に異動して、まだ半年です。自分ももともと人事畑ではないですし、「EXってなんぞや」というところから学びながら走っています。メンバーのエンゲージメントを高めることなら何でもやるぜ!という感じなので、現状はなんでも屋です(笑)

この半年はとにかく「会社の足りない」を補う期間でした。エンゲージメントを高めるという施策ができたかというとNO。でも、今後エンゲージメントを高めていく施策をやっていく土壌を作った期間ではありました。
とにかく会社の質問を自分に集めまくって、かつ拾いまくってぼんやりあるルールや慣習を「明文化」していくことがメインです。

他社のEX担当者と話したときも全く同じ事を言っていたので、ベンチャーやスタートアップで何も揃っていないところからEXをやろうとすると、カオス状態になるのかもしれませんね。

まだまだカオス状態ですが、半年で作ってきた土壌で、これからはプラスにしていく施策をやっていく&やっていきたいと思っていますので、overflow公式noteでもどんどん発信していく予定です。

まとめ

私も割とEX担当をするまで、「30歳過ぎているのに一つのキャリアのプロフェッショナルじゃなくてやばい」と焦っていました。そんな折、EX担当になってみて、一旦キャリアなど考えずに目の前の仕事に夢中になることで、キャリアを考える不安は消えてきました。

いろんな経験を重ねていくうちに点と点が自然と線になることもある…とはよく聞く話ですが自分でも実感しています。

たぶん私のようにキャリアが右往左往していて、ヤバいな〜と感じている人も多いのではないでしょうか?そんな人にキャリアの一つのサンプルとして認識してもらえれば幸いです!


さいごに

弊社ではほぼ全ての職種で採用中です!ご興味あればぜひ覗いてみてください🤭

▽採用情報 - Careers at overflow ,Inc

▽エントリーページ


overflowの公式noteも見てね👀


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