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自分の感情に寄り添って。ポジティブにならなくてもいい。

こんにちは、なおこです。ご覧いただきありがとうございます。

私の住む地域では、朝晩冷え込むようになってきて、少しずつもみじの紅葉がはじまっています。いきものの自然な姿は本当に美しいですね。ということは、私たち人間もやっぱり自然でありのままの姿が一番美しいんだろうな、と思ったりする日々です。

そんな中、コロナに感染する人が増えてきましたね。私もマスクはしていますが、やっぱり緊急事態宣言が出ていたときに比べると、慣れもあるのか、正直気が緩んでいました。

秋になると日照時間が短くなっていくので、鬱になる人が増えるとされています。コロナのこともあって、気づかぬうちに精神的に不安定になりやすいかもしれません。

自分自身に意識を向けて、自分自身の変化に気づいていけるように心がけたいですね。


■ 不安を煽られないように、淡々と情報収集をする

毎日感染者数が過去最高を記録したというニュースばかりで、余計に不安になってしまいますね。これだと不安を煽られているだけのような気がします。

テレビもなくてネットニュースもあまり見ないようにしている私でも、ニュースのタイトルが目に付いただけで心がざわつき、不安に乗っ取られそうになることがあります。

ちょっと調べものをしようと思っただけなのに、気が付いたら1時間くらいスマホを見ていた…なんてことありませんか?

本当は情報過多になっているのに、脳がどんどん情報をほしがる依存状態になってしまっています。しかもそういう時は、ネガティブなニュースや、他人のトラブルなど、不快になるものを見ていることが多いと思います。

ネガティブな情報は残りやすく、囚われやすいので注意が必要です。

基本的にニュースやワイドショーはネガティブなことをメインにしているので、不安な心を煽られてしまい、いつの間にか気分が滅入ってしまうことにもなります。

必要な情報を収集できたら、テレビを消したり、ネットニュースも見る時間を決めてタイマーしておいたり、極力見ないようにしたほうがいいと思います。


■ 不安を認める。不安な自分がいてもいい

不安な状況になると、人は恐れに囚われてイライラしたり、落ち込みやすくなります。そういうとき、「落ち込んでいてもしょうがないから、明るく笑顔で過ごそう」と気持ちを切り替える人も多いと思います。

たしかに状況を変えることはできないので、不安におびえていても仕方ないですし、同じ時間を過ごすのなら気分よく過ごしたいですよね。

でもその前に、自分が不安を感じているということをしっかり認めてほしいのです。

それをしないで、「不安なんて感じてても仕方ないでしょ。ポジティブにならないと」という感じで、自分の本当の気持ちをなかったことにして無理やりポジティブにするのは危険です。

自分の気持ちをなかったことにするというのは、自分を否定していることになります。そして、抑圧した感情は溜まってしまうのです。

これを繰り返していると、自尊心もなくなりますし、感情を抑えつけておくにもエネルギーが必要なので、何もしていないのに疲れ、無気力になっていきます。

そして、抑圧できなくなった感情はいつか爆発してしまいます。自分がうつになるとは思ってもいなかったということをよく聞くと思いますが、こういう感じでなっていくんだと思います。


■ あなたが寄り添ってほしいのは、あなた自身

根がまじめな人、責任感の強い人はとくに気をつけたいですね。そういう人ほど、不安になっちゃいけない、明るくしないといけない、家族を守らないと、仕事が…と自分を追い込みがちです。

あなたがうつになったりダウンしてしまったら、守ろうと思っていたものは守れなくなります。

まずは自分自身に意識を向けて、ととのえていくことが大事です。このことは何度か書いていると思うのですが、「まず自分」というのはわがままになってほかの人がどうなっても良いってことではないのです。

自分の状態が心身ともに良い状態であれば、何か事が起きたときにも冷静で柔軟に対応できますし、自然と周りの人に安心感をもたらします。

誰だって不安を感じたっていいのです。大人だからとか、男だからとか、○○だから不安を感じちゃいけない、不安を感じたら負け、なんてことはありません。

不安を感じる自分をゆるして、自分の心に寄り添ってあげましょう。あなたが本当に寄り添ってほしいと思っている人は、家族や恋人でもなくて、あなた自身だと思います。


■ 私のこと

以前の私は、嫌なことがあっても笑ってやり過ごしたりできる自分のことをけっこう気に入っていて、自分が生きづらさを抱えていたとは全く気づいていませんでした。

でも、それは自分の感情に気づかないように、ただフタをしていただけでした。

私の夫はギャンブル依存症で、昨年くらいまでけっこう大変な日々を経験していましたが、そんな中、「ポジティブに考えればOK!つくり笑顔でも脳は楽しいと感じるっていうし」と過ごしていました。

そうするうちに、だんだん私は笑顔がぎこちなく、顔も身体も老け込み(夫と親子に見られたこともあったくらい)、本当にすべてにおいて無気力になっていきました。

この頃にコロナ禍になっていたら、私もどうなっていたかわかりません。

ものごとは捉え方しだいなのですが、その前に自分の感情を素直に感じて、どんなネガティブな感情であってもそこに善悪の判断をせず、「私は今そう感じているんだな」といったん受け入れます。

そのあとで、「この出来事は自分にとってどういう意味があるんだろう」と客観的に見てみると、いろんな気づきがあったりします。

自分の今を受け入れられると、他者からの承認欲求が必要なくなってきて、自分で自分を満たすことができるようになってくるので、生きるのもラクになってきました。


■ 家族であっても明るさを強要しない

家族や大切な人が不安を感じていたりすると、その家族の不安を取ってあげたくなる人も多いと思います。

でも、「そんな不安になっててもしょうがない」「楽しいこと考えればいいんじゃん」などと言うことはやめたほうがいいです。相手のことが大切で、良かれと思ってやさしく言ったとしてもです。

たぶん本人もわかっているし、明るくできない自分を責めているかもしれません。そう言われると、不安な気持ちをもっと抑圧しようとしたり、もしくは追い込まれたように感じてしまうと思います。

相手をコントロールしたいのにできないとイライラが募ります。そして、相手は自分のことが否定され、窮屈さを感じて逃げ出したくなります。こういうことが、ギャンブルやアルコールなどの依存症や、不倫などの原因にもなるのです。

たとえ家族であっても感じ方は一人一人違いますし、相手の感情をコントロールすることはできないのです。相手が乗り越えられると信頼して、気持ちを尊重してあげたいですね。


■ 不安を乗り越えるために

一番手軽なのは、太陽光を浴びることです。日照時間が短くなることで鬱になりやすくなるので、意識して太陽光を浴びます(目は気をつけて)。日の出がパワフルで紫外線も少ないのでおすすめです。手のひらで太陽の光を受け取るようにするだけでも良いです。

太陽光を浴びる時間がとれない場合は、ミカンなどの柑橘系を五感で味わいながら食べるのもとても良いです(食べる瞑想)。皮をむくときから、「いい香り~」と浸ってください。笑。 好きな香りを嗅ぐと脳の本能を司る部分に直接作用するので、精神的回復にもとてもおすすめです。

黄色やオレンジなどの明るい色を取り入れるのも良いです(さりげなくでOK)。

幸せホルモンのセロトニンを増やすため、トリプトファンを摂取するのも良いとされています。私のおすすめはお味噌汁です。手軽であたたまるし、栄養たっぷり摂れるし、発酵食品は免疫力アップにも良いとされていますからね。

とにかく1日のうち数分でもいいので、自分の本当の感情に意識を向けて寄り添っていきましょう。無理に笑って心を悲しませないようにしていきましょう。自分を大切にすることが周りの人を大切にすることにつながるのですから。

とりあえず生きよう。今を。

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