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DAY23-25 ホシハナビレッジの朝の話し

Hoshihana village の朝は早い。
というか、早すぎだ。

小鳥たちが心地よく囀(さえ)ずる朝。

ではなくて、朝の5時過ぎに、ぴゃーぴゃーぴゃーぴゃー、とも聞こえる水鳥?の鳴き声が激しくて、ジャングルにいるのかと、一瞬混乱しながら目覚めた。

実際、hoshihana village は、チェンマイでも中心部ではなく、郊外の場所に位置し、森の中にそのコテージはある。とはいえ、幹線道路も近く、山奥や森の奥ではない。それなのに、けたたましい朝の鳴き声に「なんなの~」と苦笑しながら起きた一泊目の朝だった。

チェンマイの市街から車を走らせて40分。前日この場所に着いたときは土砂降りだったが、二日目はすがすがしいて天気で気持ちがいい。8月のタイは雨季だから、青い空をみると感謝の気持ちがわく。

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到着した日は雨だったし、なにをするわけでもなく、ゆったりと過ごし、夜は久々に、日本のシチューを作った。近くのスーパーで買い出しした具と、日本の友人にもらったハウスシチューのルーを使って作るホワイトシチュー。

が、牛乳を買い忘れた。

落胆した気持ちになったが、ホシハナのスタッフのお姉さんに、事情を話したら少し牛乳を分けてくれた。

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子どもの頃。醤油がなくなって、となりに借りに行っていた母親のことを思い出した。

今住む鎌倉のマンションじゃできないな。24時間空いているコンビニは徒歩5分なのだから、そんな迷惑をかけられない。そうやって誰にも助けを求めなくなっている。

分けてもらった牛乳のおかげで、ホワイトシチューは日本と変わらぬ美味しさだった。家族4人の団らん。まるでシチューの宣伝のようだと思った。

さて、早く起きた朝は、洗濯。
長旅で溜まる洗濯は悩みの種だけど、ここでは、洗濯機、乾燥機が一回各20バーツ(80円以下)で使える。ありがたい。

泊まっているコテージを出て、共同のランドリーへ。その向かいはあの映画の舞台の中心ともなるプール、そして、ダイニング。緑に囲まれた解放感のある敷地を歩いていると、ひょっこり現れる猫と遭遇する。

日本とは違う時間の流れがそこにあって、ゆっくりと息を吸ってはいて、目をつぶって立ち止まると、体が浄化されていく。そんな場所だった。

この場所に3泊。

それまで、プーケット、バンコク、ホイアン、ダナン、チェンマイ中心地、と休まず動き続けた私たちにとって、ここは休息の場所であり、帰国準備に心を整える場所でもあった。

話しは変わるけれど、このところ毎年のように降りかかる日本の災害。千葉は実家があって、友達も多く住んでいるから今まで以上に、現実味を増して、自然の脅威を感じた。

私ができること、なにかないかな、と考えてる。


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