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フランスの卵は、ウンチが付いてる。

オニギリ弁当に、煮卵やだし巻き卵を入れているので、卵を大量に使います。

フランスのスーパーで卵を買う時は、陳列されている卵パックをおもむろに開け、卵が割れていないか確認してから購入しています。というのも、家に帰ってから卵パックを開けてみると、卵が壊れていたり、ヒビが入っていることが度々あるのです。

商品として並んでいる卵パックを開けるなんてNGな行為だと思っていましたが、スーパーの卵コーナーで、皆さんの様子を観察してみると、大抵の人が卵のパックをおもむろに開け、卵が割れていないかを確認をしてから、買い物カゴに入れているを発見し、以来まねっこしています。

卵を買うと、羽やウンチが付いた卵が入っていることも少なくありません。調べたところ、日本では卵を洗浄するけれどフランスでは洗浄しないようです。

わたしが幼かった昭和時代(1974年生まれ)には、このようなウンチ付き卵があったような気もしますが、大人になってからは、基本的にウンチのついた卵に気づくことさえなかったので、フランスで卵を買い、生み落とされたままの卵に大きなウンチが付いていると、心が動揺してしまいます(本来、それこそが自然な姿なので、動揺する方が間違っているんだろうけれど)。

卵についたウンチ。洗っていいの?

調べたところ、卵の表面には、薄い膜があり、これが雑菌などから卵の中身を守ってくれているそうです。家庭で卵を洗ってしまうと、汚れと一緒にこの膜を流れ落とし、雑菌が入ってしまう危険があるそうです。なので、軽い汚れであれば、さっと拭き取る程度にとどめて、食べる寸前に洗うといいそうです。


卵を作る鶏の餌。遺伝子組み換え飼料が普通なの?

フランスの卵には「SANS OGM (遺伝子組み換えなしの餌を使っています)」と明記されたパッケージが多くあります。あまり意識していなかったけれど、こうやってわざわざ表示しているということは、つまり、遺伝子組み換えの餌を使っている卵も普通に並んでいるのか‥と気付きます。

ついでに、日本の卵についても少し調べてみました。飼料の多くは、遺伝子組み換え作物が使われていても、表示や公開の義務がないそうです(参照:卵の基準:https://guricho.net)。消費者の見えないところで遺伝子組み換えが使われている、というのは、聞いたことがあったけれど、こういうことか‥と身近な現実を直視することとなりました。







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