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最後まで諦めないから応援される

中学校の現場では今の時期、新人体育大会(以下新人戦)の季節である。
私が勤める自治体でも先日、新人戦が行われた。
私は、バスケットボール部の顧問を務めるので引率と役員として大会運営に関わった。

今回、私は男子と女子の監督を行った。これは女子部の顧問の先生が体調を崩されたためピンチヒッターとして私が関わることとなったのだ。
そんな中、練習に数度しか顔を出していない私が監督席に立つことを受け入れて不貞腐れることなく最後まで試合に取り組んでいた。その姿はとても素敵だった。
試合結果は大差で負けてしまったが、学びの多い試合だったと感じた。
彼女たちには「後の努力が大切だ」という話をした。
どうとらえたは分からない。
しかし、何かが伝わりこれからも努力を続けてくれてくれたのなら・・・
半年後の大会が楽しみである。

また、バスケットボールの場合、審判は基本教員がやることが多い。
多分にもれず私も審判を行った。
普段男子を吹いているので、女子の試合は不慣れだ。
吹いた試合は接戦でとても緊張する試合だった。
こちらも真剣に吹きますから、無意識にしてしまったファールやバイオレーションをとったこともあったことだろう。
しかし、審判のジャッチに不満の表情を見せることなく両チーム、最後まで真剣に試合に取り組んでいた。
その姿もとても素敵で、今後も頑張って欲しいなと思った。
何よりそんなチームの試合の審判をやらせてもらえたのはとても幸運だった。
やはり、審判も人なので、真剣に取り組んでいる選手のためにベストな判定をしたいと思うものだ。
その後、勝ち上がったチームは決勝トーナメントにおいても最後まで諦めずに試合に臨んでおり、やはり胸が熱くなるのを感じた。

この記事を書こうと思ったのはドキュメント72時間を視聴したからだ。
今回の特集は定時制高校の甲子園。
様々な事情を抱えた選手たちが夢のため、仲間のために試合に臨む姿に感銘を受けた。

どんな時でも、やはり真剣に、そして最後まで諦めない姿というのは人の心を掴むのかもしれない。
そういうことを部活指導では伝えていきたいのだが、まだまだ伝えることができていない。
自分の力不足である。
やはり教師修行は果てがない。


(今日の写真)

少しずつ秋が近づいてきましたね。

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