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今からそいつを これからそいつを 殴りに行こうか という時がいつ来てもいいように

コロナ以降、在宅時間が増え、久々に出かける仕事や遠出をするとめちゃくちゃ疲れるようになった。
散歩したり家で筋トレしたりヨガしたりするけど、もっとこう
ウォアアアアアアアアアアと思いっきり叫びたくなるような、とにかくエネルギーが有り余っている感じもする。
しかも今後予定されている仕事で、ちょっと体力を使うものがあるので今のうちから体力作りもしたい。

とはいえ私は学生時代から体育の授業が憂鬱で仕方がなかった。
ぽっちゃりした自分の体型とは全く違う細身の子を準備運動で馬跳びしなければいけず毎回潰しそうになったり、運動能力によって他の生徒の足を引っ張ったり居残りさせられたり『出来ない劣等感』『それでもとにかくやらなければいけない』というあの同調圧力の中で毎回「早くこの時間が過ぎますように」と願っていた。
体育の時間が楽しいなんて思った事は一度も無かった。
(馬跳びってまだやってるのかな・・・?危ないよね)

昔ダイエットしていた時は毎日何時間もウォーキングしたりエアロバイクを漕いだりしていたこともあるが、食事を極端に減らして体重計の数字と睨めっこしながら、焦燥感にかられながら、ふらふらになりながら日々綱渡りみたいに生きていた(そして摂食障害へ繋がった)ので、楽しんでやると言うより義務感でやっていた感じがある。

そんな私だったが、「体力作りか〜」と考えていた時に思い出した。
キックボクシングやボクシングをやってる友達がいて、誰もが皆「楽しいよ!」「ストレス発散になるよ!」と言っていたことを。

そして思った。
「今から一緒に これから一緒に殴りに行こうか」
というYAH YAH YAHなシチュエーションが人生でいつ起こるか分からない
し、そうなった時に実際にストレートパンチを決められる自信があるのと無いのとでは現実味もかっこよさも断然変わってくる。
何もしていないところから突然YAH YAH YAHへの自信を持つというのは難しいが、YAH YAH YAHに対する自信に繋げるにはまずストレートパンチの打ち方を練習するしか無いという結論に至り、少し前からボクシングジムへ通い始めた。
試しに体験クラスに行ってみて、練習メニューの中で縄跳びだけはどうしても好きになれないが、それ以外は楽しいなと思ったからだ。

初めは出来なかったことが練習を重ねるうちに出来るようになってくる面白さ、個人で黙々とやる運動ではなくトレーナーさんとミット打ちしたりしながら適度なコミュニケーションとモチベーションをキープできること、パンチを打つことに集中するオンオフの切替え、汗だくで終わった後のシャワーの心地良さ、パンチする事はとにかくストレス解消になることなど、動かしているのは体だけど、精神的に影響するものも大きい。やってみて「なるほどな〜」と思う発見が結構ある。

昔と違って今はご飯を美味しく食べることも大事にしている(ボクシングした後のご飯はめちゃ美味しい)し、スポーツの過程を楽しむことにフォーカスできるようになった事は大きな違いだなと感じている。
それでも縄跳びだけは好きになれないけれど。

あとはApple Musicにチャゲアスの曲が入ってくれることを待つばかりだ。


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