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おふろ日記/日本に行きたい人が多すぎる

今日はサッとシャワーだけで済ますつもりで、今日、本屋で見つけた、知人の自費出版された本をいつまでも読んでいた。

気がつくと深夜、12時。

カラダに意識を向けると、股関節あたりが筋肉痛なのに気がついて、やっぱりお風呂に浸かることにした。

一昨日、曇り空が気持ちよかったので 近所の湖の辺りを3キロ歩き、そのあとで娘を誘ってジムでまた歩き、筋トレをした。
久しぶりに会う娘と盛り上がって、いつも以上にジムにいた。

途中ソファに座って休んでいると、馴染みのスタッフの青年が私達の話に加わって来た。

「日本に行って来たんだって! どこ行ったの?」

どういうわけか、日本に行きたい、
また、行って来た、という人に多く会う。

実際、毎日のように会う、と言っても過言じゃないかも。
まあ、お店に出て、色んな人と話しているという環境もあるんだけど。

どうりで日本は今、外国人観光客で賑わっているわけだ。この春に、京都や広島観光に行ったとき、まわりはほとんどが外国人だった。

「ここって日本だったよね」
何度かそう思った。

日本の生態系は変わって、それに伴ってベジタリアン向けを提供するレストランや、タトゥーOKの温泉宿が増えたんだな。

でも、今回、四国の道後温泉への旅は、外国人をほとんど見かけなかった。
のんびりした旅だった。
フェリーでは家族連れを多く見かけた。

今は円が安いからチャンスよ、
日本に行きたいという人がいれば、そうけしかけている。


今回帰った時、新米を頂いた。
私の日本の家族は、お米を直接農家から買っているから、それはもう新鮮で、どこで食べるよりも美味しかった。
ふだん、ほとんど白米には興味がない私も、箸が止まらなかった。明太子を乗せて いくらでも食べた。

春に一緒に日本観光をした友人のサラがしみじみと、日本で食べる白米が美味しいと言っていたっけ。
彼女にあの新米を食べさせたら、何て言うだろう?


今夜は遠くに見える半月がよそよそしい。
「もっと近う寄れ」
と、酔っ払いの常套句のような言葉が浮かぶ。

さっき本を読みながら、熱燗を2合ほど頂いた。
そして冷蔵庫で空いていたロゼのワインを持ってお風呂に入った。
友人夫妻が経営しているワイナリーで、彼らの白と赤はうちの店でも出している。
寒くなるのでロゼもこれが飲み納め。
この夏も、美味しい白と、ロゼを飲んだなあ。

カリフォルニアの贅沢。

そういえば、夕べはお風呂の中から大きな流れ星を見た。

白く、長い、長い光の尾を引いたほうき星。

サッといなくなるタイプじゃなかった。
上空を、A地点からB地点を華麗に流れた軌跡が 今も目に焼きついている。

先端にある星は、濡れた真珠のようで、しかもくっきりとした光に縁どられていた。



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