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ハッタリは使える手札の一つです

こんにちは。今日は「ハッタリ」について。

ハッタリは成功に至るための手段の一つ

まずはハッタリの辞書的な意味を確認しておきましょう。

ハッタリとは「相手を威圧するために、大げさな言動をしたり強気な態度をとったりすること。また、その言動(goo国語辞書より)」だそうです。

上記の定義だけ見ると「相手を威圧する」「大げさ」などの単語が気になって悪いイメージが浮かびがちですが、ここでもう一つ思い出してもらいたい言葉があります。

「過程や…! 方法なぞ…! どうでもよいのだァーッ」(ジョジョ3部より)

と、いうわけで相手を威圧しようが大げさな態度を取ろうがやり取りをする双方が成功すれば万事OKと(ハッタリが苦手な)私は考えます。

威圧は使いよう

そもそも「威圧」と聞いて悪いイメージを持つのはなぜでしょうか。確かに「威圧」が漢字の意味として威す(=脅す)とか押し付けるといった意味がある単語であるのは確かです。

ですが、それを用いて悪事を行う、相手に都合の悪いことをする、という意味はこの単語にはありません。

例えば、仕事もせずに遊び呆けるドラ息子に対して「そろそろ働け?」と圧をかけることは威圧にあたりますが、子供が自立できるようにという意図で使われています。

威圧、という言葉にするとそれこそ圧が強いですが、相手の考えを正す手段として適度に使う分には問題がないと私は思っています。

大げさに言わないと伝わらない場面もある

次に「大げさに言う」ことについて考えてみましょう。できれば手近にあるチラシを見ながらのほうがイメージがしやすいです。

チラシ、Web広告を見ていると「激安」「お得」などの言葉が並んでいますが、仮に「1円安い」「人によってはお得」と書いてあるチラシだったら、それを見て買い物に行こうと思う人はかなり少ないのではないでしょうか。

しかしよく考えてみれば、「激安」がたとえ「1円安い」だとしても、購入する人は実際に1円安く品物を手に入れることができるので、他の店舗で買うよりも1円得するわけです。

物事の正確な値を提示するのはもちろん大事ですが、それを多少大げさに飾ることは、相手にとっての損失にはならず、むしろプラスの効果をもたらす場合があります。

まして就活、面接など「はっきりしない/提示できない要素の評価」が生じる場面では、多少大げさに言っておかないとほか候補者との競争に勝てず、自分を買ってもらえません。

正確な自分を出すよりも大げさにアピールすることが重要な場面は、確かにあるのです。

ハッタリのリスクを適切に管理する

ここまででハッタリという単語を構成する「威圧」「大げさ」と言った要素が必ずしも悪ではない、と書いてきましたが、それを利用する「リスク」はあるということに注意する必要があります。

過剰な威圧は相手を萎縮・反発させますし、大げさな表現が後々嘘になって自分の首を絞めるケースは枚挙にいとまがありません。

上記より、ハッタリを利用する上で重要なのは言動のリスク管理であると私は考えます。威圧しても最終的に相手が自立すればいい、大げさにアピールしたあとでそれを実現すれば問題はないのです。

相手を脅しすぎず、かといって煽動しすぎず、自分と相手がともにより良く目的を達成できるようにハッタリを使うことを悪という人はいないのではないでしょうか。

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