文字をゆっくり書くスキルの恩恵
こんにちは。今日は「書き方」についてと週の振り返りです。
ノートの「書き方」は一つじゃない
私は普段A4ノート、A5ルーズリーフ、A6メモ、測量野帳など様々なノートを活用していますが、今回はノートの「書き方」について少し考えてみました。
今回考える「書き方」は書き込む目的やフォーマットを決めて目標達成の力になるように……といった話の手前。
つまり、いかに一文字一文字をしっかり・時間をかけて書くか。いわば「ノート(に記す文字)の書き方」についてです。
文字なんて自分で使うときだけ読めればいい、そもそもパソコンやスマホのメモ帳を使えば見やすく保存できる。それも一つの考えです。
しかし「ノートに書く」効果を最大限使いたいなら、TPOに応じて文字の書き方を使い分ける必要があるのかな、とも思います。
さっとメモする VS 思考を書き出す
ここでいわゆる「ビジネスメモ帳」と、思考に対する特殊な効果を狙った「目的付きのノート」を比較して考えてみます。
ビジネスで使うメモ帳、特に相手の指示や目的をメモするために使うメモ帳に求められるのは「速記力」だと思います。
相手が口を開く前にはメモ帳を取り出しておき、相手のペースに合わせてストレスを与えないようメモを取る。多少字が汚くても後でPCや別媒体に清書する時間を取ればOK、という運用になると思います。
対して目的付きのノートに共通して求められることは「内省力」ではないでしょうか。
世間には様々なノート術やフォーマットが出回っていますが、そういった枠を準備したところで、そこに乱暴に「ああああ」と書くだけでは何も始まりません。
まず何かしら自分で考え・そこで発生した結果を適切なフォーマットに入れて加工する。この順番は変えられないかな、と思うわけです。
ゆっくり・しっかり書く効果
例えば、「将来の夢」についてノートで考えたいとき、何も考えずこの四文字をなぐり書きして思考を深められるでしょうか。
どちらかというと、「将」「来」「の」「夢」と時間をかけて一角一角をしっかり書いたほうがいいのでは、と私は思います。
この2つで生じる差は文字の綺麗さだけではなく、文字を書くために使った時間や集中力でもあるはずです。
仮になぐり書きに3秒、ゆっくり書くのに20秒を使ったとすれば、後者のほうが約7倍の時間、「将来の夢」について頭を使っていると言えそうです。
そしてこの20秒の間に「フリーランスになりたい」とか「◯◯に転職したい」といった思考の深まりが生じ、また次の行のネタができ、フォーマットの助けで更に発展、となります。
上記より、ゆっくり書くことはその文字の意味を考え、連想し、更にそこから思考を広げるための時間を稼ぐ事ができる手段だと私は考えています。
肝心なのは使い分け
ただし、日常生活では速記力が必要な場面が多いこともありますし、文字を書くとき常にゆっくり、は無理でしょう。
その場の一言一句をもれなく記録するような場面でゆっくり書いていては話においていかれますし。
ですが日常的に「速く書く」だけをしていると、たとえ意識していても「ゆっくり書く」ことが難しいんですよ。
考えが先走って手が速くなってしまうこともありますが、ゆっくり書くことで直線が震える、一つの線に集中しすぎてなんとなく字の大きさのバランスが悪くなるなどの弊害も起こりますしね。
ゆっくり書くことは簡単そうに見えて、ある程度のスキルや慣れを必要とする、と言えそうです。
しかし、実際にゆっくり書いてみると考えが落ち着く・深まる感覚を感じ取れたのも事実。この感覚に縁遠くなっている人は一度ゆっくり手書きを試してもいいと思います。
今週の総評:体調不良少なめで安定
今週を振り返ると、(少なくとも先週よりは)体力的に安定していた気がします。
1月からのスケジュールの過密期間が一度終わったこともありますが、日曜日の散歩で月島・豊洲まで足を伸ばせたことがメンタル・フィジカルの回復に一役買ってくれたのでしょう。
普段海に親しんでいない私は、「海沿いの遊歩道」的な場所には強い魅力を感じるようです。
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