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得意なもので勝負する

水木しげるの妻・布枝の自伝が原案のNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』が現在、平日の夕方に再放送されていて、その録画をまとめて週末に観るのを楽しみにしている。

この作品の制作と初回放送は2010年上半期、娘が1歳のころ。
育児と仕事に手一杯で、わが家では朝ドラを観る習慣がなかった。だから再放送で初めてこのドラマと出会っているわけだが、遅咲きの漫画家と戦後の出版業界を描いた話に、どっぷりと感情移入しながら観ている。

今は全体の3分の2あたりまで物語が進んだところ。ここまでのあらすじは、水木しげるが戦地で片腕を失いながらも復員し、貸本漫画家になり、親から勧められた見合いで布枝(役名は布美枝)と結婚。寝る間も惜しんで漫画を描き続けるしげるは、個性的な世界観の妖怪作品でコアなファンや漫画編集者の間では知られる存在。しかし、貸本漫画業界自体が衰退しつつあり、極貧生活が続く。仕事先の出版社も次々と倒産し、もともと安い原稿料さえ支払いが滞り、風邪をひいた妻が鼻をかむちり紙も買えないほどだ(このエピソードはさすがに妻が気の毒すぎて辛かった)。

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暮らし・仕事・おしゃれ・健康を題材としたエッセイ(平均2000字)が28本入っています。

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