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勉強からはじめよう
生保レディの営業に乗せられかけたことから、お盆をはさんですったもんだした生命保険の見直しが、ようやく終わった。やれやれである。
「ほけんの窓口」にも行ってみた。生命保険会社の説明よりも格段にわかりやすくて、感動した。他社への乗り換えも可能性に入れつつ、アドバイザーの女性にも手伝ってもらいながら比較検討した結果、とりあえずしばらくはこれまでの保険会社で、ゼロからプラン変更するという結果に落ち着いた。それでも、わたしも夫も保険料を45%も安くすることができた。
もちろん保障内容は従来の方が手厚かったわけだが、現在の年齢や保険を使う事態(癌や手術や入院)の可能性をじっくり考えながら、最終的に毎月の支払い額と保障内容を自分なりに納得のいくバランスで新しいプランに契約をし直したので、後悔はしないと思っている。
しかし今回の一件は、なかなか骨が折れたのと同時に、学びも多かった。なかでも一番の学びは「わからないことはわからないとはっきり伝え、わかるまで説明してもらうこと」「相手に説明してもらってわかった気にならず、自分でも調べたり復習したりして芯から理解すること」……ん?これってまさに、娘の受験勉強を見ながらわたしが口を酸っぱくして言っていることだ!
実際、生命保険の仕組みや内容について調べようと決めたとき、わたしは30年ぶりの受験勉強みたいな真剣度で挑んだ。
それくらい真剣に調べ物や準備をすることは、仕事ではよくある。でも仕事ではないこと、しかも家探しや車選びのようにそこにワクワク感が含まれているわけではないものに、それほどの気合いで臨むことは、そうそうない。
でも「知らないってすごく怖いことかもしれない」とヒヤリとした感覚を味わいかけたことが原動力となったし、「絶対にわかってやる」という意気込みで勉強すると、素人でもわかりやすく保険の仕組みを解説してくれているネット記事はたくさん見つかり、読めばするすると理解が進んだ。つくづく便利でありがたい時代だと思う。
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