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26の忘れ物

もうすぐ私は27。
想像していた以上に20代はあっという間で、
自分の誕生日が近づけば近づくほどに、
何か忘れ物があるのではないかというような
漠然とした不安に襲われてます。

映画で見たような道端で人の目も気にしないような熱い恋愛をしたこともないし
漫画みたいに熱い友情を両手に全国大会出場!みたいな青春をしたわけでもない
かといって小説に出てくるような内省的で慎ましく日々を過ごしてきたわけでもない。

本当に気づいたら27。
日記をつけてたわけでもないから本当に365×27日を生きてきたのか、
証拠もないから疑いは晴れず、まだ性懲りもせず疑っているのだけれど。。

こんなことを考えていたら、大学のゼミであった女の子の言葉を思い出した。
その子は毎日日記を書くのが習慣だと言い、
どうしてかと尋ねた時に、その質問に戸惑いながらも彼女は
怖いから
と答えてた。
その時私は、日記は不自由なのか、とか
一種の強迫観念的な何かかと思っていたが、
今になって、彼女は流れていく毎日の手応えを残したかったのかな、と思った。

死ぬ間際に自分の日記を見て、
どんな本より自分の胸に迫るものがあるのかな、とか考えていた。
27ですね。

うん、27は日記書こう

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