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ニューヨークの一人暮らしの生活費(リアルな数字公開!)

ニューヨークの生活費は高いのかという記事のアクセス数が割と高かったので、今日はもう少し細かくご紹介したいと思う。「へー思ったより高くないじゃん」とか「えーっこんな高いの!?」とか色々楽しんで頂ければ。

まず早速1ヶ月の生活費をまとめると、ざっくりこんな感じ。

家賃:$2,200
食費:$400(外食費含む)
生活用品費:$50
ランドリー代:$50
電気代:$50
通信費:$80
交通費:$40
美容代:$200
その他(娯楽費、サブスク等):$100
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合計:$3,170

今のレートで日本円に換算すると33万円くらいえーーーっ、たっか! と思った人も少なくない気がする。日本の感覚からするとやっぱり高いなと思う。その分給料も高いが。

それでは、一つ一つ解説します。

家賃(2,200ドル)

家賃は日本に比べるとだいぶ高い。日本円で23万円くらい。これでもコロナ禍で20〜30%安くなっているので、元はさらに高かった。

一体どんな豪邸に住んでるの? と思われそうだが、私が住んでるのはやや広めのワンルームだ。別に突出して高いわけではなく、ニューヨークの中心部では基本的に1,500ドル以下の部屋は存在せず、その金額で借りられるのは20平米程の極小の部屋だ。それなりの広さのワンルームに住みたければ2,000ドルくらい必要で、部屋が欲しい場合は2,500ドル以上必要である。商社等、日本からの駐在員は4,000ドル以上の部屋に住むケースも珍しくない。というわけで私の家賃はニューヨークの一人暮らし民としてはごく平均的なのだ。

ニューヨークって全員こんな高い家賃払って暮らしてるの!? と驚いたかもしれないが、もちろんそんなことはない。家賃が高すぎるので、特に若者はルームシェアをするのが普通である。私は他人と暮らすのが面倒くさくて嫌だったので、高くても一人で住みたいと願った結果こうなった。

ちなみに私の住んでいるアパートはアメニティが素晴らしく、

・24時間コンシェルジュ
・ジム
・各階ランドリールーム
・マンハッタンを一望できるルーフトップ(屋上)
・BBQエリア
・ラウンジ(自習室)
・ドッグラン(犬の遊び場)
・カーシェア
・ネットスーパー当日配達

上記すべてが完備されている。

初めのうちは「家賃高いなぁ」と不満に思ったが、屋内設備が優秀すぎて今では日本よりも好きになった。

食費(400ドル)

家賃の次にニューヨークで高いのは食費だ。肉は割と安いが、野菜がべらぼうに高いので本当に困る。日本食スーパーはもちろん高いので、必要なもの以外は買わないようにしている。

ちなみに月400ドル使ってどんな食生活を送っているかというと、毎日自炊(献立は和食がやや多め)、月一回の外食でこのぐらい掛かる。コロナなのでほぼ外食せずに過ごせているが、明けたらぐっと増えそうで恐怖である。

私は食料品を安く買う努力をあまりしていないので、基本的には特別安くない近所のスーパーか韓国系スーパー、たまに日本食スーパーで揃えることが多い。韓国系スーパーのH Martがお気に入りで、店内は綺麗だし、日本の食品も豊富なので非常に便利である。マンハッタンの日本食スーパーはあまり綺麗じゃないし、なぜか暗いので正直好きではない。

もっと安く済ませたい場合は、中国系スーパーに行くと日本と同じくらいの値段で色々と手に入る。ただコロナなのに人数制限をしていないところも多く、人がごった返していて怖いので、私は一度行ったきりである。

外食も軒並み高く、普通のレストランに入ると一人100ドルは掛かってしまう。一風堂のラーメンはニューヨークでも大人気だが、一杯16ドル以上する。日本の1,000円ランチは超超格安の部類に入るので、料理が苦手な人も外食ばかりしていられないだろう。

生活用品費(50ドル)

トイレットペーパーや洗剤等の消耗品はAmazonでまとめ買いすると安く手に入るので便利だ。ところがまとめ買いの規模が半端ではなく、例えばトイレットペーパーは30ロールで20ドル、食洗機用洗剤は80個で10ドルとか、そういう感じである。消毒用アルコールを注文したら20リットルくらい届いた。こちらが業者になれそうな量である。どうせ使うので無駄にはならないが、保管場所を食うことだけが難点だ。まとめ買いを駆使せずにその辺の薬局で適当に揃えていると、日本より1.5〜2倍高くなる

シャンプーは30ドルくらいの結構良いやつを使っているので、そのせいで普通より生活用品費がやや高いかもしれない。頑張れば30ドルくらいで収まるんじゃないだろうか。

ランドリー代(50ドル)

ニューヨークでは、家賃2,500ドル以上の部屋でないと室内に洗濯機はほとんど付いていない。じゃあどうするのかというと、外に洗濯に行くのだ。コインランドリーである。幸い私のアパートは同じフロアにランドリールームがあるので、徒歩30秒で行くことができる。洗濯機と乾燥機が別なので、それぞれ1回あたり2.5ドルかかる。

電気代(50ドル)

日本で光熱費といえば電気・ガス、そして水道代がいるが、ニューヨークは水道代が家賃に含まれていることが多い。よって私の場合水道代は0である。そしてうちはオール電化なのでガス代も0だ。さらにセントラルヒーティングという暖房をビルが一括でコントロールする仕組みがあるので、暖房を自分でつけていない。それでも50ドル掛かるので、節電方法がないか模索中である。他のニューヨークに住んでる人のブログを見ると30〜40ドルくらいみたいなので、私がちょっと高い理由はよくわからない。

通信費(80ドル)

Wi-Fiはアパート指定の業者を利用しているが、月30ドルで、高くもなく安くもなくこんなもんだろう。毎日仕事してドラマや映画もよく観るが、何も困っていない。

携帯代は月50ドル。スマホのSIMはアメリカの電話番号取得のためにGoogle Fiを使っている。eSIMなのでオンラインで10分で取得でき、郵便物等のやり取りも一切ない。本当に便利。昔はアメリカの方が圧倒的に携帯代が安かった、というか日本が高すぎだったが、ahamoあたりのプランが始まったらトントンになるだろう。

交通費(40ドル)

交通手段は基本的に二種類で、地下鉄かシェアバイクである。地下鉄(MTA)は距離問わず片道2.75ドル、シェアバイク(citi bike)は1ヶ月15ドルだ。今はリモートワークなので週に1度くらいしか遠出する機会がなくて、大体40ドルくらいだ。地下鉄は治安が悪いので怖いという人は、遠出する場合UberやLyftに乗るしかないが、そうすると交通費が跳ね上がってしまう。


ここまで主な費用を解説したが、あとは趣味と化しているマッサージとか、Netflixとか、Kindleとか、そういうあってもなくても良いようなことにお金を使っている。そんなこんなの積み上げで月3,170ドルというわけだ。

どうでしょう。ニューヨークの生活費、思ったより安いですか? 高いですか?

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