イタリア・ローマのおすすめカフェ・レストラン5選 vol. 6
今回も前回までの特集に引き続き、ローマのおすすめカフェ・レストランを紹介していく。
1. リストランテ・マッマ・コレアーノ(Ristorante Mamma Coreana)
こちらはテルミニ駅近くの韓国料理屋さん。
テルミニ駅近くのアジア料理店はこれまでもいくつか紹介してきたが、このお店の売りはAll You Can Eat、つまり食べ放題をやっているということ。
しかも昼も夜も料金変わらず15ユーロでスープ、ご飯、野菜や肉、魚介類のおかず、キムチ、ナムルが食べ放題なのである。
ただ注意点は、ビビンバやトッポギ、チゲなどのメニューを単品で注文することはできず、必ずこの15ユーロの食べ放題を注文してから単品メニューを追加することができるとのこと。
普通にビビンバやチゲなど一人前食べたいという人は別のお店の方が良いかもしれない。
色とりどりの食べ放題メニュー。
お肉やチャプチェなど。
ジャガイモのナムルや半熟卵など。
ご飯はたっぷり炊かれており、素揚げのズッキーニやキムチも山盛りである。
友人と共にとってきたおかずはこちら。
バランスよく、たくさんの種類のものを少しずつ食べることができるのは嬉しいポイント。
こちらは友人のプレート。
ジャガイモのナムルとチャプチェが美味しかったのでちょっとだけお代わり。
いいごま油を買ったらジャガイモナムルは家でも再現できるかなと思いつつ、お店を出たのであった。
リストランテ・マッマ・コレアーノ(Ristorante Mamma Coreana)
住所:Via Carlo Cattaneo, 13, 00185 Roma, Italy
営業時間:11:00-15:00/ 18:00-22:00(月曜定休)
公式インスタグラム:@mamma_coreana
2. ペルガミーノ・カフェ(Pergamino Caffè)
こちらはヴァチカン近くのカフェ。
ヴァチカン文書館での調査の前に、朝ごはんを食べるために立ち寄った。
パンケーキなどしっかり甘めの朝食メニューもあり。
ガラスケースに入っているのはブリオッシュなどイタリアのカフェメニューの定番。
カウンターの様子。
また店内では自家焙煎コーヒーも販売している。
メニュー表にある通り、カウンターでの立ち飲み料金と外のテーブル席の料金は異なるのでご注意を。
オーダーしたのはマキアート1.5ユーロとクッキー2ユーロ。
定番のクッキー、シンプルが一番美味しい。
炭酸水のサービスは嬉しいポイント。
またマキアートはイタリアでは珍しくミルクが別添えのタイプ。
自分でミルクを注ぎ、コーヒーの濃さの変化を楽しみつつ味わうことができた。
ペルガミーノ・カフェ(Pergamino Caffè)
住所:Piazza del Risorgimento, 7, 00192 Roma, Italy
営業時間:8:30-19:00
公式Facebook:@PergaminoCaffe
3. Veg &Veg
こちらはローマ・テルミニ駅構内にある中央市場(Mercato Centrale)内にあるお店。
ヴィーガンやベジタリアン用のメニューが揃うお店である。
カットフルーツやジュース、ライスボウルやサラダ、スイーツなど様々なヴィーガンメニューがある。
チーズアレルギーなので普段食べることができないレアチーズケーキ。
ここではヴィーガンのレアチーズ6ユーロがあったのでオーダーしてみた。
甘酸っぱいベリーソースがかかったヴィーガンのケーキ。
ここはフードコートであるせいか、紙皿とプラスチックのフォークでサーブされる。
せっかくならばお洒落な陶器のお皿とフォークで食べたいなと思ってしまったが、しっとり滑らか、程よい甘さのヴィーガンのチーズクリーム部分ビスケット地の組み合わせを次々と口の中に運んだ。
他野菜たっぷりの食事メニューもあったので、駅近くでヘルシーな食事をとりたい人におすすめである。
Veg&Veg
住所:Via Giovanni Giolitti, 36, 00185 Roma, Italy
営業時間:ローマ中央市場(Mercato centrale)の営業時間に準ずる
公式ホームページ:vegandveg.it
4. オッターヴィ・ダル 1921(Forno Ottavi dal 1921)
こちらはサピエンツァ大学近く、1921年創業の老舗ベーカリーカフェである。
テルミニ駅からも一応徒歩圏内、この辺は駅近くとはうってかわってわりと落ち着いたエリアである。
平日は朝の7時半から夜の24時まで営業しており、アルコールも楽しむことができる。
日本だとベーカリーで夜のお酒まで飲むことができるというのはなかなか珍しいかもしれないが、イタリアではこのようなベーカリー(Panificio)はわりとあるようである。
店内には様々な種類のパンが並ぶ。
カットピザや、
パニーニ、フォッカッチャ。
小さな焼き菓子もあるのは嬉しい。
店内にもテーブル席あり。
どちらかというと外のテラス席の方が広いので、そちらを使っている人の方が多かった。
この日筆者は、朝ミラノを出発して15時過ぎまでバナナしか食べていなかったのでお腹ぺこぺこ。
勢いに任せて葡萄パン1.2ユーロ、ミニバーガー1.5ユーロ、クッキー3枚1.8ユーロ、カフェ1.1ユーロ、合計5.6ユーロの遅い昼食を頼んだ。
このような丸いパンにレーズンやチョコチップが入っているパンのことをイタリアでは水玉(ボットンチーニ:bottoncini)ということが多い。
なるほど、見た通りドット柄のパンということである。
たくさん頼んだけどサイズ感はこんな感じ。
ミニバーガーは手のひらにすっぽり収まるくらい小さいけど、中にはちゃんとプロシュートが挟まっている。
ドライフルーツが入ったクッキーもザクザク食感で美味しい。
全てがミニサイズ、色々なものを食べることができ、ちょうど良い満腹感。
大学周辺の道を歩く。
またこちらはゼミの後に別のお店で一杯の様子。
筆者が飲んでいるのはノンアルコールカクテル。
リーズナブルなベーカリーを大学の近くで見つけることができて嬉しいところ。
これからもちょくちょく行くかもしれない。
オッターヴィ・ダル 1921(Forno Ottavi dal 1921)
住所:Via dei Dalmati, 3, 00185 Roma, Italy
営業時間:7:30-24:00(月曜から金曜)、8:30-24:00(土曜)、日曜定休
公式ホームページ:ottavi1921.it
5. ル・ルヴァン ローマ(Le Levain Roma)
こちらはティヴェレ川を渡ったトラステベレ(Trastevere)地区にあるベーカリー。
ローマでは珍しいフランス風のベーカリーである。
15時過ぎに訪れたせいか売り切れの商品もちょくちょくあった店内。
フランス風のお菓子は色々揃っていた。
エクレアやマカロンなどなど。
フランスのベーカリーと言ったらクロワッサンとパンオショコラは欠かせない。
いずれも2ユーロ。
またここはイタリアらしく薄いミニピザ1.6ユーロもあり。
こちらはお店の名前がついたパニーニ。
6.5ユーロもするけど鯖、玉ねぎ、アンティチョーク、ピスタチオクリームなどが入っており、凝った味で美味しそう。
ミニバーガーは3.5ユーロ。
フランスのベーカリーの定番商品の一つ、カヌレ2.2ユーロもあり。
そのほか、本日のプレートとして肉料理やサラダなどもあるようである。
筆者が昼食代わりに頼んだのは、ミニバーガー4ユーロとプチシュー1.6ユーロ。
お水はセルフサービス。
ミニバーガーはこれくらいのサイズ感だが、アボカド、サーモン、ラズベリーなどがしっかり入っており食べ応えがある。
具材の味の組み合わせもまた完璧。
何よりも1.6ユーロのプチシューがかなり本格的であった。
パリパリにキャラメリゼされた生地の中にはしっかりバニラの風味が効いたクリーム。
これで1.6ユーロだなんてかなりお得な感じ。
これだと普通サイズでも食べたいくらいであったが、後を引く感じのプチサイズがちょうどよいのかもしれない。
ル・ルヴァン ローマ(Le Levain Roma)
住所:Via Luigi Santini, 22, 00153 Roma, Italy
営業時間:8:00-20:30(月曜から土曜)、9:00-20:00(日曜)
公式ホームページ:lelevainroma.it
おまけ:Vyta(ローマ・テルミニ駅構内)
ヴィータ(Vyta)は、ヴェネツィア、ミラノ、トリノ、ボローニャ、フィレンツェ、ローマ、ナポリなどイタリア各都市の駅構内に展開するチェーンのカフェバール。
ローマのテルミニ駅構内でも営業している。
そんなローマのヴィータでは、期間限定か継続してかは分からないが、ローマの老舗カフェ、サンテウスタッキオ(Sant'Eustachio)のコーヒーが飲めるとのこと。
さらにサンテウスタッキオ(Sant'Eustachio)のオリジナル商品もここで扱っているため、市中の店舗に行かなくてもお土産を買うことができる。
筆者がよくここで頼むのは0.8ユーロのビスコッティ。
その他にも軽食メニューは色々ある。
このテルミニ駅のヴィータが便利なところはホームから近く、電光掲示板も見やすいところにあるので、電車が遅延した際や早く駅に来た時に待つのにちょうど良いというところである。
今日はコーヒーじゃなくて、水とクッキーを食べたいという時もある。
そんな時、嫌な顔せず、安価なクッキーだけ提供してくれる優しいお店でもある。
ローマからミラノに向かう列車の様子。
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このシリーズもだいぶ回を重ねたが、またローマのお店のストックが溜まったら次の記事を書いていきたいところである。
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