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アッカカッパ(Acca Kappa dal 1869):イタリアの老舗メーカー、ミラノ・ブレラ地区に新店舗オープン

1. アッカカッパ(Acca Kappa):150年の歴史を持つ老舗メーカー

アッカカッパ(Acca Kappa)とは、1869年、イタリア・ヴェネト州トレヴィーゾで創業したヘアケア、ボディケア、フレグランスを中心に展開しているメーカー。

このnoteでは、アッカ・カッパの歴史と、筆者が購入した商品の紹介をする。

(以下、ミラノ店の写真)

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2019年に創業150周年を迎えたアッカカッパ(Acca Kappa)

そのブランド名は、創業者のヘルマン・クラル(Hermann Krül)の頭文字に由来している。

イタリア語では、H「アッカ」(Acca)K「カッパ」(Kappa)と発音するのである。

今回のnoteで登場するミラノ店がオープンしたのは、2019年12月とのこと。

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アッカ・カッパは、「シンプルなデザイン」と「高品質」、「天然素材」という3つのポリシーのもとに、現在は、4代目によって経営されている。

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アッカ・カッパの主力商品の一つとして、ヘアブラシがあげられるであろう。

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このようにディスプレイにも力を入れていることが分かり、様々な形状のヘアブラシが揃っている。

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ヘアブラシの他、現在では、ボディブラシ、メイクアップブラシなども展開しているとのこと。

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気軽に購入することができるポルカーポネートやカーボニウムのコームから、イノシシの毛とくるみの木を使ったこだわりのヘアブラシまで、自分の用途に合わせて商品を選ぶことができるのも嬉しい。

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また、使う人を限定せず、様々な年代や性別の人に向けて、豊富なラインナップとなっているようである。


もう一つ、アッカ・カッパで注目の商品は、フレグランスである。

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アッカ・カッパといえば、ホワイト・モスという香りが一番有名なのであろうか。

大きめのボトルから、持ち運びに便利なスプレータイプまでサイズは様々。

イタリア産の植物を使った、自然な香りのものが揃っている。


身につける香水だけではなく、ルームフレグランスや、石鹸、シャワージェル、シェービングジェルなどなど。

どれもアッカ・カッパこだわりの香りである。

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特に今のシーズンは、日本の桜をイメージしたSakuraという新商品が販売中とのことである。

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その他にも色々な商品がある中で、筆者が注目したのは、可愛らしいデザインの歯ブラシと歯磨き粉。

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ナイロンの気軽に購入できるものがメインであるが、中には24ユーロもする豚毛の高級歯ブラシもあった。

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プラスチックケースに入っているものもあり、持ち運びに便利そう。

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こだわりの素材とデザインの商品を生むアッカ・カッパ。

特に、世界のホテルや航空会社の中には、アメニティーとして、アッカ・カッパの商品を使っているところもあるとのことである。

次の章では、実際に筆者が購入したものを紹介していきたい。


2. 商品レビュー:歯磨き粉、歯ブラシ、ヘアコーム

ここでは、筆者がイタリアのミラノ店で紹介したものを、イタリアでの販売価格と、参考までに日本での販売価格も添えて書いていく。

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まず歯磨き粉3種。

歯磨き粉といえば、筆者のMARVISの記事を覚えてくれている方もいるかもしれない。

筆者は、イタリアの試してみたいメーカーのものを買うようにしているので、歯磨き粉に限っては、常に2-3個、家にストックがある状態である。


筆者が購入したのは、この三種。

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まず定番のトゥースペースト ナチュラル (Toothpaste Natural)100ml、1,430円/ 10.5ユーロ。
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ミントとスターアニスのエッセンシャルオイルとセージが配合され、フッ素不使用。



続いてこちらは、トゥースペースト トータル・プロテクション(Toothpaste Total Protection with Natural Extracts) 100ml、1650円/ 12ユーロ。
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銀色のパッケージのこちらは、タイム、ミント、ローズマリー、セージが配合された歯磨き粉で、フッ素とサッカリン、パラベン不使用。 

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中身はこんな感じで普通の歯磨き粉と変わらない。


そしてこちらは、ジェル・トゥースペースト ガム・プロテクション(Gel Toothpaste Gum Protection with Aloe Vera Juice)100ml、1650円/ 12ユーロ。
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アロエエキスにマリーゴールド、レモンバームが入ったというピンクのパッケージの歯磨き粉。

サッカリンとフッ素不使用。

ジェルと書いてあったため、ある程度予想していたのであったが、予想を大きく外したテクスチャーであった。

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見た目はこんな感じで、ジェルというよりも軟膏のような口当たり...

無論、軟膏を口の中に入れたことはないのだが、メンソレータムの軟膏を口の中に入れるようで最初は慣れなかったが、使った後は歯がツルツルになりとても爽快感がある。

レモンバームのフルーティーな香りを期待していたが、それはなかった。

いずれの歯磨き粉もサッカリン不使用とのことである。


また歯ブラシも購入してみた。

ビンテージ トゥースブラシ (Spazzolino da Denti, morbido)、990円/ 8ユーロ。
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固め、普通、柔らかめと3つの種類があったが、柔らかめを購入。

コロンとしたケースに入っており、移動の時に使う予定である。



また携帯用の櫛が欲しかったので、ブラシのコーナーを覗いてみた。

ポリカーボネート コーム no.7012(Policarbonato)、1320円/ 4.5ユーロ。
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数あるブラシ・コームの中でも、こちらはイタリアでの販売価格と日本での価格にかなり差があり驚いた。

ポーチの中にも入るサイズでありながら、革のケースも付いており、それでいて5ユーロもしなかった。

他、天然の木を使ったクッションブラシやロールブラシは、30ユーロ越えの物が大半であったが、どれも日本の販売価格よりは安くなっていた。


また、香水などの価格の差を見てみると、定番商品のホワイトモスは、100mlのもので13200円/ 100ユーロ、25mlのものが3850円/ 24ユーロと、円高の時に買うか、また免税手続きをするならば、イタリアで買った方がお得である。


なお、筆者が購入した歯磨き粉・歯ブラシは、正規の販売店ではなく、街の薬局(Farmacia)でも少し安くなって扱っているところもあり、筆者の場合、歯ブラシは、定価8ユーロのものを4.9ユーロで、歯磨き粉12ユーロのものを9.5ユーロで購入することができた。

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アッカ・カッパは、パッケージがお洒落なだけではなく、こだわりの素材と幅広いラインナップで、お土産用にも自分用にも使うことができる。

一つのものがそれなりの値段のため、たくさん買うには向いていないかもしれないが、自分の気分を励ましてくれるお気に入りアイテムを見つけるには最適なブランドかもしれない。




アッカカッパ ミラノ店(Acca Kappa)


住所:Via Brera, 5, 20121 Milano, Italy

営業時間:現在休業中

公式ホームページ:accakappa.jp

参考:Pambianco Beauty(2019年12月16日付記事)

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