見出し画像

ミラノのカフェ・パスティチェリア5選 vol.17:イタリアのお菓子を食べるならここ、朝食からランチ、アペリティーボまで

このシリーズもすでに第17回とだいぶ続いているが、本文に入る前にお知らせがある。

ミラノのおすすめのお店を紹介するというこのシリーズは、これまで10軒分の内容が揃ったらリリースするという方式をとってきた。

ところがミラノに拠点を置いているとはいえ、毎日のカフェ休憩は新しい店というよりも、馴染みのお店に行くことが多く、
なかなか新しい店を開拓することができない
→記事のリリースを待つうちに閉店してしまった店が出てくる、
という事態が今回発生してしまった。

他の都市のカフェ特集は5軒ずつまとめていたのだが、ミラノのカフェ特集も今後、5軒ずつ、よりコンスタントに記事をリリースしていくことにする。

このシリーズも自分がミラノにいる限りは長く続けていきたいと思っており、当分終わりそうにはないのでご安心を。



1. ネパ(Pasticceria Nepà)

こちらはレプブリカ駅(Reppublica)と中央駅(Centrale)の間のエリアにある比較的新しいカフェ、なんと言ってもこの店の特徴は100パーセントプランドベースであるということである。

バターや牛乳、卵、そしてはちみつまでも不使用とのこと、それでいて豊かな味わいなお菓子を作っているとのことである。

店内のインテリアはおしゃれなくすみカラーで統一されている。

マリトッツォも植物性、生クリームも植物のミルクで作られているようである。

マフィンやパン、ケーキ、一口サイズのパスティチーノなど色々ある。

カウンター席にはコンセントもあり、一人でも過ごしやすそう。

ピスタチオのパスティチーノ2.5ユーロとマキアート1.2ユーロをオーダー。

こちらのお店ではそもそも牛乳を扱っていないせいか、珈琲メニューに使うミルクは豆乳(追加料金無料)、あるいはオーツミルクかアーモンドミルク(追加料金プラス0.3ユーロ)で選ぶことができるようである。

このサービスは、今まで追加料金を払って豆乳に変更していた人にとっては嬉しいかもしれない。

席の色合いが綺麗なのでつい何枚も写真を撮ってしまった。

ピスタチオのムースも滑らかで程よい甘さで美味しい。

他にもブランチやランチのメニューも豊富なので要チェックなお店である。


ネパ(Pasticceria Nepà)

住所:Via S. Gregorio, 45, 20124 Milano, Italy

営業時間:8:00-19:00(火曜定休)

公式ホームページ:pasticcerianepa.it



2. アラベスク(L'Arabesque milano Café)

こちらはヴィンテージショップやブックショップ、ギャラリーを運営するアラベスク(ララベスク、L'Arabesque)というお店が運営するカフェ。

この一帯の建物がアラベスクの運営するショップやギャラリーとなっているのでカフェ自体もとてもお洒落。

ショーケースにはお菓子やパンが並ぶ。

今回は一人だったので席に座ることなく、カウンターでちょっと休憩。

サクサクしたメレンゲクッキーとマキアート。

ランチなど食事メニューのほか、お洒落なデザートやジェラート、ソルベもあるとのこと。

併設のショップはどれも素敵なので是非訪れていただきたい。

アラベスク(L'Arabesque milano Café)

住所:Via Francesco Sforza, 2, 20122 Milano, Italy

営業時間:7:30-22:00(日曜定休)

公式ホームページ:larabesque.net


3. フオリマーノ OTBP(Fuorimano OTBP)

こちらはアペリティーボから夕食、夕食後の一杯まで楽しむことができるカフェレストラン。

土日はブランチも営業しているとのこと。

ディナーメニューはハンバーガーやピッツァがウリとのこと。

この時はたまたまカフェ営業をしていた日中に訪れた。

店内は広く、古いピアノや大きな本棚が並んでいる。

こちらはカウンター。

ショーケースの中にはケーキなど色々。

他にお客さんがいたのでカフェ全体の様子は写せなかったのだが、天井も高くのびのび。

カウンターで簡単にカフェ休憩。

一口サイズのお菓子がついてくるのが嬉しい。

ホームページの写真を見ると食事メニューはかなりガッツリな感じなので、お腹を空かせていきたいお店である。


フオリマーノ OTBP(Fuorimano OTBP)

住所:Via Roberto Cozzi, 3, 20125 Milano, Italy

営業時間:17:00-翌1:00(月曜から木曜)、17:00-翌2:00(金曜)、9:00-翌2:00(土曜)、9:00-翌1:00(日曜)

公式ホームページ:fuorima.no


4. バー・パウラ(Bar Paura)(閉店)

まず最初に、こちらのカフェは大変残念なことにこのnoteがリリースされる前に閉店してしまったことをお伝えしなければならない。

とはいえ、お店の写真を撮らせてもらっており、写真も素敵で勿体無いのでこのままかつてあった店として紹介することにする。

席も広々。

ショーケース越しで綺麗な写真を撮れなかったのだが、Googleマップの写真を見ても分かるように、シナモンロールやブリオッシュなど甘いパンやパウンドケーキ、クッキーなどの焼き菓子が色々揃っている。

なお、このカフェが入っている通りには飲食店がいくつか並んでおり、今はこの入り口にも書かれているe/n enoteca frizzanteというワインバーが同じ場所で営業を続けているとのことである。

この時はカウンターでコーヒーをオーダー。

あの時、シナモンロールがなかったのでパンは食べなかったのだが、何か試してみればよかったと思った。

今後も閉店・一時休業の情報に注意せねばと思ったのであった。


バー・パウラ(Bar Paura)(閉店)

住所:Via Bonvesin de la Riva, 3, 20129 Milano, Italy



5. セレーヌ(Selene - Pastry Details)

こちらはポルタ・ロマーナ(Porta Romana)駅近くに2023年5月オープンと比較的新しいお店である。

落書きにギョッとする人もいるかもしれないが、ミラノではわりと普通の光景。

青緑色の壁紙に合わせたインテリアとなっている。

アンティークの棚だろうか、素敵。

ショーケースには色々なお菓子が並ぶ。

パウンドケーキは2023年に訪れた時は2.5ユーロととてもお手頃であった。

青緑が基調のお店ではこの黄色の花がとても映える。

インテリアが素敵なのでついたくさん写真を撮ってしまったが、席も広々としている。

この時はパスティチーノ1.5ユーロとマキアート1.2ユーロをオーダーした。

少し前まではミラノ中心部でもこの値段でコーヒーとお菓子をオーダーできるバールもあったのだが、今ではコーヒーとお菓子を両方頼むと3ユーロ以上のお店がほとんどである。

このカフェのように、少しだけ中心部から離れるとリーズナブルな値段のお店もまだある。

席に座ってのんびりと。

肝心のお菓子はチョコが濃厚でコーヒーとよく合う。


セレーヌ(Selene - Pastry Details)

住所:Viale Monte Nero, 16a, 20135 Milano, Italy

営業時間:10:00-19:30(月曜)、7:30-19:30(水曜から金曜)、8:00-19:30(土曜・日曜)、火曜定休

公式ホームページ:selenemodesti.it


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?