パリのおすすめカフェ・レストラン 5選 vol. 16
2024年にオリンピックが開催されるパリ、街中では厳しい交通規制がしかれる模様でパリ在住の友人からはよく「押し寄せる観光客やオリンピック関係者を避けるために夏はパリから脱出する」という言葉を聞く。
そんな中で紹介するのも気が引けるが、今回も美味しいパリのお店を紹介していきたい。
1. パルティゾン・カフェ・アルティザナール(Partisan Café Artisanal)
こちらはマレ地区のすぐそば、地下鉄エティエンヌ・マルセル(Étienne Marcel)駅の近くにあるカフェ。
焙煎コーヒーと甘い焼き菓子が豊富なお店で、地元の若い人でいつも賑わっている。
店の奥には大きな焙煎機が見える。
焼き菓子はクッキーやパウンドケーキなどコーヒーに合いそうなものばかり。
レモンやバナナなどパウンドケーキはずっしりな見た目。
キャロットケーキもあるそうだが、気温が高い日は上のクリームが溶けてしまうために出していないとか。
エスプレッソは2ユーロ、カプチーノは5ユーロとミラノに比べてかなり高いが、4ユーロでアイスコーヒーもある(伝統的なイタリアのバールには日本でよく見るアイスコーヒーはないことが多い)。
友人は抹茶ラテと白桃のケーキ、筆者はバナナブレッドとエスプレッソを注文。
ずっしりと食べ応えのあるケーキ、イタリアだと水は別料金になることが多いが、パリでは水は無料で飲めることが多いのもありがたい。
普段筆者が行っているイタリアのカフェに比べたら高めの値段であるが、友人とゆっくり話をしながらケーキとコーヒーを楽しめて大満足なのであった。
パルティゾン・カフェ・アルティザナール(Partisan Café Artisanal)
住所:36 R. de Turbigo, 75003 Paris, France
営業時間:8:30-18:00(月曜から金曜)、9:00-18:30(土曜・日曜)
公式ホームページ:partisancafeartisanal.com
2. ハノイ1988(Ha Noi 1988)
こちらは1988年創業のパリで人気のベトナム料理屋さん。
パリには店舗が三つあるらしく、今回はシテ島(Cité)の店舗を利用した。
少し肌寒く小雨が降る日、テラス席は使えず、店内の席を待つ人で少し行列ができていた。
メニューはこんな感じ。
内装はカラフルで可愛らしい。
筆者はベトナムのつけ麺であるヴィーガンバージョンのブンチャー16.8€を注文。
普段自分が外食に使う値段としては高めであるが、ブンチャーは、野菜がたっぷり、揚げ春巻きや厚揚げ(ヴィーガンバージョンなので通常は肉)などなど色々な具材がのっていてお腹がいっぱいになる。
写真を見返しながら記事を書いているだけでお腹が空いてきた。
パリにはベトナム料理屋さんがたくさんあるので少しずつ開拓していきたい。
ハノイ1988(Ha Noi 1988)
住所:72 Quai des Orfèvres, 75001 Paris, France
営業時間:12:00-16:00/ 19:00-23:00(月曜から金曜)、12:00-23:00(土曜日曜)
公式ホームページ:viet-eat.com
3. カフェ・ドゥトゥール(Café d’Auteur « Specialty Coffee Paris »)
こちらはパリ6区にあるスペシャルティコーヒーのお店。
先ほど紹介したベトナム料理屋さんに行った後に友人と立ち寄った。
スペシャルティコーヒーについて簡潔にまとめると、基準を満たした高品質のコーヒー、かつ生産者の利益も大切にするコーヒー、つまり「農園からコーヒーカップまで(From Seed To Cup)」をモットーにしたコーヒーのことである。
また店内には絵などの作品も飾られており、ギャラリーとしても開かれているようである。
筆者はマキアート4ユーロ、友人はV60という円錐型のガラスのドリッパーでゆっくり時間をかけて淹れられたコーヒーをオーダ。
友人のコーヒーを味見させてもらったが、まるで紅茶のようにスッキリした飲み心地、でも紅茶よりもまったりとしており香りがふんわり鼻に抜ける。
マキアート4ユーロだなんて、ミラノでの価格のおよそ3倍であるが、ついてくる水やサクサクした焼き菓子のサービスも嬉しい。
ちょっと値段は高いが、とっておきの美味しいコーヒーを飲みたい人におすすめな店。
焼き菓子もあるみたいなので要チェックである。
カフェ・ドゥトゥール(Café d’Auteur « Specialty Coffee Paris »)
住所:39 Rue Mazarine, 75006 Paris, France
営業時間:8:00-17:00(月曜火曜)、水曜定休、9:00-19:00(金曜)、10:00-20:00(土曜)、13:00-19:00(日曜)
公式ホームページ:cafedauteur.com
4. ラ・ダム・ドゥ・パリ(La Dame de Paris)
ラ・ダム・ドゥ・パリ(La Dame de Paris)こと、「パリの貴婦人」という名前のカフェ。
こちらもシテ島にあるお店であり、ブティックとカフェレストランがシャノワネス通り(Rue Chanoinesse)を挟んで向かい合っている。
この昔ながら風のパリのブーランジェリの外観が可愛らしい。
カフェレストランは、前菜で15ユーロ前後、メインは20ユーロ台、デザートは10ユーロからという価格設定であるが、焼き菓子やケーキを販売しているブティックはお手頃、かつイートインスペースもあるようだったので入ってみた。
ノートルダム大聖堂のお膝元にあるというこのお店、いつ創業したお店なのか分からなかったので、次回の来訪時に聞いてみるのが課題。
クロワッサン1.5ユーロ、パウンドケーキ3ユーロ、マドレーヌ1ユーロとパリのカフェの価格としては安い。
ケーキも色々ある他、焼きたてのクレープも販売されている。
品数は少なくなっていたがサンドイッチなど軽食メニューもあり。
お土産やギフトにできそうな焼き菓子も種類豊富に揃っていた。
筆者が頼んだのは、カヌレ1.3ユーロとフィナンシェ1.5ユーロ。
アーモンドとバターの風味が豊なフィナンシェ、1.5ユーロでこれだけリッチな思いになれるのは嬉しい。
これっぽっちしか購入していないのに、席もゆったり使うことができた。
パリは高い、けれどもたまに穴場がある。
今度は友人とカフェレストランも利用したいと思っているお店である。
ラ・ダム・ドゥ・パリ(La Dame de Paris)
【ブティック】
住所:9 Rue d'Arcole, 75004 Paris, France
営業時間:9:00-20:00
【カフェスペース】
住所:11 Rue d'Arcole, 75004 Paris, France
営業時間:8:00-21:30(月曜から金曜)、9:00-21:30(土曜日曜)
公式ホームページ:ladamedeparis.fr
5. フィカ(Fika)
最後に紹介するのは、パリのマレ地区にあるスウェーデン文化会館(Institut suédois)の中にあるカフェ。
スウェーデンと言いつつも北欧に関連するイベントや展示などを幅広く行なっているらしい。
訪問した時、ちょうど北欧のランチのイベントがやっていたみたいで、大きなサーモンをスライスしていた。
ショーケースにはスウェーデンのお菓子が色々並んでいた。
スウェーデンといえばプリンセスケーキを食べてみたいと思っていたのだが、初めてのものは本場で食べたい。
イタリアやフランスに比べてマジパンを使ったお菓子が多い気がする。
その他にもランチメニューが色々あった。
ランチどき、ほぼ満席で店内の様子を撮ることはできなかったのだが、インテリアがとても可愛らしかった。
本当はゆっくり食事をしたかったのだが、時間がなかったので簡単にクッキー2種 3.5ユーロを頼んだ。
マレ地区の人気のカフェのようなので、確実に座りたい人はランチタイムを避けていくのがいいかもしれない。
フィカ(FIKA)
住所:11 Rue Payenne, 75003 Paris, France
営業時間:10:00-19:00(月曜定休)
公式ホームページ:fika.paris
今回も色々なパリのカフェを紹介したが、振り返って書きながらもう一度訪問したくなるカフェばかりであった。
もしかしたらオリンピックを挟み、紹介している価格から値上げしている可能性もあるが、訪問前・訪問時に各自チェックされたい。
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