ミラノのカフェ・パスティチェリア10選 vol.14:イタリアのお菓子を食べるならここ、朝食からランチ、アペリティーボまで
すでに第14段となったこちらのミラノのカフェレストランシリーズ、今回も色々なお店を紹介していきたい。
1. トラ・レ・リーゲ(Tra le Righe)
こちらはミラノ工科大学やランブラーテ駅(Lambrate)近くにあるカフェである。
Google マップ上では、Tra le Righeをそのまま英訳したBetween the linesという名前で出てくることもあるので注意。
カラフルで可愛らしいインテリア。
ショーケースには様々なお菓子やパンが並んでいる。
ジェラートもお店の売りらしく、2022年に訪れた時点ではワンフレーバー2ユーロと市内の他のお店に比べてお手頃な値段に感じた。
パスティチーノ2つとカフェをオーダー。
パスティチーノは、ピスタチオのフィナンシェと周りがチョコでコーティングされたもの。
カフェスペースは広々している上にお菓子の種類も多くお手頃なので、通いやすい、お勧めなカフェである。
トラ・レ・リーゲ(Tra le Righe)
住所:Via Teodosio, 44, 20131 Milano, Italy
営業時間:7:30-13:00(月曜)、7:30-23:00(火曜から金曜)、7:30-24:00(土曜日/ 日曜日)
2. シュシャ(Sciuscià Bar Pasticceria)
こちらはチャイナタウンにあるカフェ。
明るい店内のショーケースにはピザやお菓子などが多数並ぶ。
エスプレッソは1ユーロで席料かからずと市内の相場と比べてもだいぶお手頃。
テーブル席も広々。
カフェ1ユーロとパスティチーノ1.2ユーロ、とてもお手頃。
パスティチーノは生クリームがたっぷり入ったミニシューを、これで1.2ユーロはかなりお得である。
会計をしつつ、中心部だったらこんな値段でお菓子はないねと店員さんと話していたのであった。
シュシャ(Sciuscià Bar Pasticceria)
住所:Via Giulio Cesare Procaccini, 69, 20154 Milano, Italy
営業時間:7:30-19:30
公式ホームページ:sciusciamilano.it
3. プレミアート・フォルノ・カントーニ(Premiato Forno Cantoni)
こちらもチャイナタウンにあるカフェレストラン。
レストランのようなクラシカルな雰囲気でありつつも、バールスペースはエスプレッソ1.1ユーロからとお手頃な値段で利用することができる。
創業は1905年ととても古く、1920年代から1960年台くらいまでのイタリアのカルチャーが混在しているような可愛らしい店内である。
木と大理石のカウンターもとてもクラシック。
並んでいるのはどれもイタリアの伝統的なお菓子たち。
お店のインテリアもどれも素敵なのでついつい見入ってしまう。
店内は広く、またソファー席・テーブル席ともに多いので、ゆったり休憩することができる。
お洒落な大人の社交場に見えて、実は気軽なお店というのがイタリアらしくて嬉しい。
エスプレッソ1.1ユーロ。
クッキー2ユーロを頼んだが、このレーズン入りのクッキー、食感がよくとても美味しかった。
お店のお菓子は日替わりで色々あるらしく、このレーズンのクッキーがある時はこれを頼みたくなるのである。
どこから写真を撮っても可愛い。
また別日に訪れた時にもクッキーとエスプレッソのセットを。
サクサクほんのり甘いクッキーに苦いエスプレッソはよく合う。
ヴィンテージ調のインテリアが好きな人にはおすすめしたいカフェである。
プレミアート・フォルノ・カントーニ(Premiato Forno Cantoni)
住所:Via Piero della Francesca, 40, 20154 Milano, Italy
営業時間:7:30-24:00(日曜から木曜)、7:30-25:00(金曜土曜)
公式ホームページ:premiato-forno-cantoni.business.site
4. コリブリ(Colibrí)
こちらはミラノ大学近くの本屋さん併設カフェ。
カフェスペースの内装はお洒落でテラスも合わせると席数はかなり多い。
ショーケースの中のパンやお菓子の他、食事やアルコールメニューも色々ある。
お茶の箱もかわいい。
こちらはテーブル席のエリア。
いずれのカラフルなのに不思議と落ち着いている、素敵なセンスの空間である。
エスプレッソ1ユーロ、クッキー0.6ユーロ。
近くにはコンセントもあり、しばしの間作業をした。
また別日に訪れた時にも同じ席にて、今度はレッドベルベッドのマフィンを食べた。
真っ赤なマフィン、しっとりした食感で甘く、お腹が膨れて良い。
こちらは本屋さんのスペース。
所狭しと並べられた本、どれも興味深い。
自分の名前と同じタイトルの名前の本があったのでつい手に取ってしまったのであった。
場所柄、学生さんで賑わう、楽しい雰囲気のお店であった。
コリブリ(Colibrí)
住所:Via Laghetto, 9/11, 20122 Milano, Italy
営業時間:9:00-22:00(月曜)、9:00-24:00(火曜から金曜)、16:00-24:00(土曜)、日曜定休
公式ホームページ:colibrimilano.it
5. カクトゥス(Cactus)
こちらは2022年6月にモスコヴァにできたばかりのお店。
素敵な外観に惹かれて、たまたまオープン仕立ての時に入った。
フードメニューはこちら、パスタやサラダ、肉料理、魚料理の値段は14ユーロから20数ユーロといったところ。
カフェメニューはこちら、カウンターだとエスプレッソ1.2ユーロ、テーブル席だと2.2ユーロである。
ディスプレイされたお菓子はどれも美味しそう。
パリブレストやチーズケーキ、ブリオッシュなどなど。
ブラウニー1つをとってもトッピングが豪華である。
パステルカラーと緑を基調に彩られた店内。
オーダーしたのはエスプレッソ1.1ユーロとアーモンドパウダー入りのラズベリーケーキ3.5ユーロ。
テーブル席だったのに何故かカウンター料金しか請求されなかったのはラッキーと思いつつ、鮮やかなラズベリーケーキを食べた。
筆者はムースやクリームが多いケーキよりも、しっとりしたスポンジがメインのケーキが好きなのだが、こちらはまさにそのスポンジメインのケーキで嬉しかった。
また別日に友人と訪れた時にはパリブレストをオーダー。
まったりとした食感で優しい甘さのカスタードクリームがたっぷりのパリブレストであった。
綺麗な色合いのインテリアが素敵、かつデザートも凝っていて美味しいおすすめなお店である。
カクトゥス(Cactus)
住所:Via Varese, 4, 20121 Milano, Italy
営業時間:8:30-15:30/ 17:30-25:00
公式ホームページ:cactusmilano.it
6. 142 Restaurant
こちらはナヴィリ近くのお店。
カウンターをよく見ると、飲み物の瓶の蓋でできておりとても凝っている。
グリーンを基調にしたお洒落な店内。
鏡や机、オブジェや雑誌など、色々置いてあるのだが、不思議と統一感がある。
カウンターのショーケースにはいろいろな食べ物が並んでいる。
ケーキやクッキーも美味しそう。
フードやカフェメニューはこちら。
エスプレッソは1.2ユーロと意外にお手頃である。
エスプレッソにキャロットケーキ、クッキーなどをオーダー。
キャロットケーキはしっとりしており、またクッキーもさくさくほろほろ。
今回はカフェメニューを利用したが、フードメニューも洒落ているらしいので気になるところである。
142 Restaurant
住所:Corso Cristoforo Colombo, 6, 20144 Milano, Italy
営業時間:8:00-24:00(火曜から土曜)、8:00-16:00(日曜)
公式ホームページ:142.restaurant
7.ブローロ・ミラノ(Brolo Milano - Orto con cucina)
こちらはポルタ・ヴェネツィア駅(Porta Venezia)近くにある八百屋さん併設のカフェ。
店内外にはカラフルな野菜や花が並び、見ているだけで元気になる。
こちらでは食事メニューのほか、手作りのデザートも色々あるようである。
こちらの外の窓から見えるケーキたちを見て、迷わずお店に入ったわけである。
野菜のディスプレイの仕方もお洒落である。
奥の方には、お洒落なカウンターがある。
これらのシリアルも自家製とのこと。
この時はキャロットケーキをオーダーした。
シンプルな見た目のしっとり食感のキャロットケーキ。
ケーキは一つ6ユーロとミラノのお店の相場としては高い印象を受けたが、様々なスパイスやナッツが入った風味豊かなキャロットケーキは絶品であった。
ブローロ・ミラノ(Brolo Milano - Orto con cucina)
住所:Via Melzo, 19, 20129 Milano, Italy
営業時間:8:00-25:00(日曜から木曜)、8:00-26:00(金曜、土曜)
公式インスタグラム:@brolo.milano
8. シニョール・リエヴィート(SIGNOR LIEVITO)
こちらはミラノの南東にあるお店。
近くにメトロの駅はないのだがトラムやバスは多く走っている他、この近くにはクナム(Knam)など評判の良いパスティチェリアや菓子店も色々ある。
アーティスティックな内装。
シンプルなカウンターに並ぶパンたち。
こちらのシナモンロールが人気とのこと。
ハード系のパンも甘いパンも両方揃っている。
筆者の好きなパン、バター、ジャムセット(pane, burro e marmellata)3.5ユーロをオーダー。
マキアートは1.3ユーロ。
このセットではお店のパンどれを選んでも良いとのことだが、お店の人がお勧めしてくださったライ麦パンにした。
それにしてもバターの量が多い。
バターが高価な日本から来た身としては、こんなにふんだんにバターを使えるなんて幸せであった。
また添えられたジャムも手作りらしく、ラズベリーなどが入り甘酸っぱかった。
素敵なインテリアに囲まれながら、パンとバター、ジャムの風味を存分に味わった。
シニョール・リエヴィート(SIGNOR LIEVITO)
住所:Via Maestri Campionesi, 26, 20135 Milano, Italy
営業時間:8:00-19:00(火曜から金曜)、8:00-13:30(土曜)、日曜月曜定休
公式ホームページ:signor-lievito.com
9. エル・べヴェリン(El Beverin)
こちらはブレラ地区にある1918年創業のクラシカルなカフェレストラン。
朝の6時から夜中の3時まで通しで営業しているという眠らないお店である。
お店の外にあったパフェのメニューが気になったので撮影。
イタリアではパフェのことはコッパ(Coppa)という。
それにしても種類が多い。
店内はバールスペースとゆったり食事できるテーブル席とに分かれている。
バールスペースには色々なパニーノやピアディーナ、ブリオッシュ、クッキーが並ぶ。
なんといってもこの店の外のディスプレイにあるクッキーは豪華である。
中から見るとこんな感じ。
棚全てがクッキーだなんて夢のよう。
パフェは食べる時間がなかったのでカウンターでエスプレッソとクッキーをオーダー。
コーンフレークとレーズン入りのクッキーはサクサク、途中レーズンの甘味が良いアクセントとなっている。
老舗だけどカウンターは気軽に使える、イタリアらしいお店である。
エル・べヴェリン(El Beverin)
住所:Via Brera, 29, 20121 Milano, Italy
営業時間:6:00-翌 3:00
公式ホームページ:elbeverin.it
10. アル・バーチョ(Al Bacio)
最後に、こちらはトゥラーティ駅(Turati)近くのカフェレストラン。
以前はナヴィリにも店舗があったようだが、2022年12月の時点で営業しているのはこちらのお店だけのようである。
カラフルでポップな店内。
ビジネスマンが多い場所柄、ランチメニューが充実しているとのこと。
カウンターにはお菓子やパニーニ、バーガー、サラダが並んでいた。
どれも野菜たっぷりでカラフル、美味しそう。
この時は、午前中ノマド作業をするために立ち寄ったのでマキアート1.2ユーロだけオーダー。
広々とした店内で落ち着いて作業できた。
なんといっても野菜や肉、豆などを使ったヘルシーなサラダボウルが気になっているので次はオーダーしたいところである。
アル・バーチョ(Al Bacio)
住所:Via Filippo Turati, 26, 20121 Milano, Italy
営業時間:8:00-16:00(月曜から木曜)、10:00-16:00(土曜)、日曜金曜定休
公式ホームページ:al-bacio.it
ミラノではミラノでは色々なお店に行ったつもりでも、街を歩けばまだまだ知らないお店があると実感。
このシリーズも細長く続けたい。
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