ミラノのカフェ・パスティチェリア10選 vol.12:イタリアのお菓子を食べるならここ、朝食からランチ、アペリティーボまで
第12回目に突入したこのミラノのカフェ紹介シリーズ、今回もおすすめカフェを紹介していく。
1. マイホーム・カフェ(My home café)
こちらはポルタ・ロマーナ駅(Porta Romana)近くのカフェ。
ブルーの内装、中は広々。
平日のお昼時、ランチ客で賑わう。
こちらでは食事メニューのほか、ブリオッシュやパニーニ、焼き菓子などカフェメニューは随時オーダーできるようである。
クッキーは0.9ユーロからとお手頃。
他、クロスタータやマフィンも。
筆者がオーダーしたのはヴェンタリオ(ventaglio;イタリア語で扇という意味)というクッキーとマキアート。
「扇」という名前の通り、扇の形をしたクッキーのことをイタリアではヴェンタリオと呼ぶ。
食感としては不二家のホームパイに近い。
クッキー一枚を出すにしてもガラスの器に紙レースの敷物をしてくれるだけでグッと美味しそうに見えるから不思議である。
お洒落だけど気軽なお店なのでお勧めである。
マイホーム・カフェ(My home café)
住所:Corso di Porta Romana, 128, 20122 Milano, Italy
営業時間:7:00-20:00(月曜から金曜)、7:00-16:00(土曜)、日曜定休
公式ホームページ:myhomecafe.com
2. ニックス& Co.(Nik's & Co.)
こちらは夜はジャズの生演奏が聴けるカクテルバーなのだが、日中はカフェとして利用できる。
お昼のオープン時間は12:00から15:00と限られているが、昼休憩をする分には十分である。
落ち着いたグリーンの内装。
夜はシックな雰囲気になるのだと思うが、日中に訪れてみるのもまた良い感じ。
カウンターはとても広い。
カプチーノはクッキー付きで1.5ユーロ。
夜は賑わうであろうカウンター。
人も少なく明るい昼間にコーヒーを飲んでいると、夜のお客さんは知らないカウンターの顔を知ることができた気がしてなんとなく嬉しくなるのである。
ニックス& Co.(Nik's & Co.)
住所:Via Giovanni Schiaparelli, 14, 20125 Milano, Italy
営業時間:12:00-15:00/ 18:00-翌2:00(月曜から金曜)、18:00-翌2:00(土曜)、日曜定休
公式ホームページ:niksandco.it
3. コロナ(Corona - Alta Pasticceria e Gelateria)
こちらはポルタ・ヴェネツィア駅(Porta Venezia)から少し歩いたところにあるパスティチェリア。
店内は新しくとても広い。
一口サイズのパスティチーノの他、一人分のケーキのモノポルツィオーネ(Monoporzione)、ホールケーキも揃っている。
またクッキーやパウンドケーキも。
筆者が頼んだのはパスティチーノ2つ(一つ1.2ユーロ)とマキアート1.5ユーロで合わせて3.9ユーロ。
クリームが入ったミニシュー、見た目も美しくクリームもフレッシュ。
これで席料がかからないのはありがたい。
平日は朝7時から開いているので朝ごはんスポットとしてもチェックしたいお店である。
コロナ(Corona - Alta Pasticceria e Gelateria)
住所:Piazza Fratelli Bandiera, 13, 20129 Milano, Italy
営業時間:7:00-19:30(月曜から木曜)、7:00-20:30(金曜)、8:00-20:30(土曜)、8:00-19:30(日曜)
公式インスタグラム:@coronapasticceriagelateria
4. クレア(Clèa Pasticceria)
こちらはワシントン駅やシティー・ライフ方面にあるパスティチェリア。
テラス席にあった鳥の置物を思わずパチリ。
あ
店内は白と深緑のお洒落な内装。
大きなショーケースにはブリオッシュや焼き菓子、パスティチーノが並ぶ。
パスティチーノだけではなく種類豊富なチョコレートも。
定番ブリオッシュたち。
パスティチーノの種類もムース系、チョコレート系、クリーム系と豊富。
一口サイズのパスティチーノだけではなく一人分サイズのケーキもある。
フルーツゼリーことパート・ドゥ・フリュイも。
手土産に最適なスプレッドやクッキーもあった。
筆者が頼んだのは、カフェ1.1ユーロ、パスティチーノ1.5ユーロ、チョコレート1ユーロ、席料なし。
フランボワーズとピスタチオの組み合わせは最強だと思わせてくれるパスティチーノ。
丸テーブルでのんびり休憩することができた。
クレア(Clèa Pasticceria)
住所:Via Giacomo Boni, 25, 20144 Milano, Italy
営業時間:7:30-19:30(月曜から金曜)、9:00-19:30(土曜)、8:00-13:00(日曜)
公式ホームページ:pasticceriaclea.it
5. ディーレ(D'ire Bakery & Bistrot)
こちらは焼き菓子やパンが美味しいビストロ。
パスタなど食事メニューもあるが、朝8時から開いているので朝のコーヒーを飲みに来ることもできる。
ちなみにエスプレッソは1.1ユーロとリーズナブル。
その日の食事メニュー。
テーブルセットもオリジナルイラストがあり可愛い。
ショーケースには焼き菓子やケーキがある。
内装は全体的にグリーンと白で落ち着いているが可愛らしさも忘れていない。
こちらはココナッツのクッキー0.8ユーロとエスプレッソ1.1ユーロ。
ココナッツクッキーはわりと大きめ。
席料もかからずゆっくりソファーで過ごす。
どっしりしたタルトやケーキも美味しそうだったので気になっているお店である。
ディーレ(D'Ire - Bakery & Bistrot)
住所:Via Domenico Cimarosa, 5, 20144 Milano, Italy
営業時間:8:00-21:00(日曜定休)
公式ホームページ:direbistromilano.it
6. パリージ・ドルチ(Parigi Dolci)
こちらはチャイナタウンにあるベーカリーカフェ。
フルーツを使ったケーキやパンが並ぶ。
日本のコンビニで見るようなスイーツがあり、ちょっと感動。
中には中国らしいお菓子も。
パンも一つ一つ個包装で1.5-2ユーロほど。
イタリアでは、日本で売っているようなふわふわのパンはなかなかお目にかかれないのでこういうお店は貴重。
訪問したのは春節の時期だったので、干支の虎のケーキが売られていた。
カフェメニューより、タピオカやフルーツティー、そしてイタリアのカフェの定番コーヒも。
エスプレッソは1.1ユーロ。
ヤマザキの雪苺娘みたいなスイーツ、次回食べたいなと思っているのであった。
パリージ・ドルチ(Parigi Dolci)
住所:Via Messina, 20, 20154 Milano, Italy
営業時間:9:00-19:30(木曜定休)
公式Facebook:@parigidolci
7. O:OPS CAFE’
こちらもチャイナタウンにあるカフェ。
どうやら新しくできたお店らしい。
朝から夜遅くまで空いており、カフェメニューも食事メニューもある。
可愛らしいインテリア、窓側の席ではノマド作業している人もいた。
飾られているチューリップが可愛い。
エスプレッソは1.1ユーロ、しかも関料はかからない。
近くの席の人たちが食べていたアボカドトーストやムース系のケーキが気になるところである。
席料がかからないカフェなので友人とのおしゃべりの時間にも利用したい。
O:OPS CAFE’
住所:Via Paolo Sarpi, 1, 20154 Milano, Italy
営業時間:8:00-23:00(日曜、月曜、水曜、木曜)、8:00-20:00(火曜)、8:00-翌 2:00 am(金曜、土曜)
公式インスタグラム:@oops.cafe
8. レオズ・ベーカリー(LEOS bakery)
ところ変わってこちらはポルタ・ロマーナ駅(Porta Romana)近くのカフェ。
ミラノ大学からも徒歩圏内である。
ディスプレイもシンプルなのだけど、それぞれの食べ物がとても魅力的に見える造り。
パンの他、ケーキの種類も色々ある。
イタリアの伝統的なカフェではあまり見ないようなケーキたち。
このピスタチオと蜂蜜のケーキ、気になる。
花が乗った水色のケーキ、一体どんな味がするのであろう...
クッキーが入った瓶も可愛らしい。
ミニパンやブリオッシュ、ピザなど、小さいものは0.7€から頼むことができる。
頼んだのはフルーツが乗ったパスティチーノ1.5ユーロ。
決め手は好きな無花果がのっていたからであったが、クッキー地にうっすらチョコレートコーティング、ピスタチオクランチ、その中にフレッシュなクリームとフルーツと、一口サイズのお菓子ながらとても凝っている。
席料もかからずゆっくりできる。
次訪れた時には何を食べようか、と他の食べ物も気になっているお店である。
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※追記
最初に訪れたのは確か2022年の2月だったが、6月に訪れた時にはちょっとお店のメニューが変わっていた。
店員さんの中にウクライナの方がいらっしゃり、基本はベーカリーなのだがウクライナのメニューがいくつか増えていた。
キーウという名前のついたケーキやウクライナのスイーツがいくつか並ぶ。
せっかくなのでキーウケーキ5€とミニ葡萄パンを頼んでみた。
キーウケーキはサクサクしたパイ生地とチョコが交互に挟まっている。
全体的に甘いけど、サクサク生地のおかげでバランスが良い。
0.7€のミニ葡萄パン、これくらいのサイズがちょうどよい。
テーブルにはお花と一緒に小麦が飾られていた。
細々としたところが素敵なお店である。
レオズ・ベーカリー(LEOS bakery)
住所:Corso di Porta Romana, 85, 20122 Milano, Italy
営業時間:8:00-21:00(月曜定休)
公式ホームページ:leosbakery.it
9. フリーゴ・カフェ・ミラノ(Frigo Café Milano)
こちらはたまたま通りがかりに見つけたカフェ。
パステルカラーが可愛らしいカフェだが、タコスが美味しいとのこと。
そのほかにはサンドイッチや甘いものもある。
ショーケースには大きなチョコチップクッキーやレッドベルベッドケーキ、ブラウニー。
それにしても色合いが可愛い。
この日はお腹が空いていなかったのでカフェのみ。
人の往来は割とあるが、外の席も可愛らしく落ち着ける。
夜はアペリティーボもやっているみたいなので、ちょっとした飲みスポットを探している人にもおすすめである。
フリーゴ・カフェ・ミラノ(Frigo Café Milano)
住所:Viale Tunisia, 3, 20124 Milano, Italy
営業時間:12:00-23:00(火曜)、12:00-24:30(水曜)、12:00-25:30(木曜、金曜)、10:00-25:30(土曜)、日曜・月曜定休
公式インスタグラム:@frigomilano
10. テル・キ(Tel Chi)
今回最後に紹介するのは、ブランチが有名なカフェ。
平日には普通のカフェメニューも展開しているのだが、週末はブランチを予約したお客さんが殺到する。
というより週末はブランチメニューのみ、予約制なので注意である。
こちら最初に水とオレンジジュース、ギリシアヨーグルト蜂蜜がけ、パンとジャムとバター、フルーツが出される。
友人と話に花を咲かせながら小皿に入ったものをつつく。
搾りたてのオレンジジュースは濃くてフレッシュ。
ブランチではメインと付け合わせ、そしてデザートが選べる構成になっている。
筆者が選んだメインはアボカドトースト、付け合わせは大好きなローストポテト。
たっぷりのアボカド、カフェでよく周りを見てみると、綺麗な人はよくアボカードトーストをオーダーしているような気がする(それにあやかりたい)。
友人たちはベーグルサンドなどをオーダーしていた。
ベーグルももちもち美味しそう。
選べるデザートの時間。
筆者はキャロットケーキにした。
キャロットケーキの定番の形というよりもマフィンのような見た目をしている。
友人が選んだのはふわふわパンケーキ。
もう一人の友人が選んだのはジェラートが添えられたブラウニー。
いつも1-3ユーロほどでカフェの時間を済ませている身からしたら、これで20ユーロちょいのブランチはかなり贅沢な内容であるが、たまにはいいかの精神で。
平日は気軽な値段でオーダーできる普通のカフェメニューもあるので、気負わず訪れたいところである。
テル・キ(Tel Chi)
住所:Via Silio Italico, 1, 20135 Milano, Italy
営業時間:8:00-15:00/ 19:00-23:00(月曜から水曜)、木曜定休、19:00-23:00(金曜)、11:00-16:00/ 19:00-23:00(土曜)、11:00-16:00(日曜)
公式ホームページ:telchimilano.it
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以上、ミラノの美味しいカフェたちを紹介した。
まだまだこのシリーズは続く予定である。
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