パリのおすすめカフェ・レストラン 5選 vol. 15
今回もサクサクとパリの美味しいお店について書いていきたい。
1. カフェ・ピエール・エルメ(Café Pierre Hermé/ リヨン駅店)
ピエール・エルメ(Pierre Hermé)といえば言わずと知れたパリの有名パティスリーである。
4代続くアルザスのパティシエの家系に生まれたピエール・エルメは、フォション(FAUCHON)やラデュレ(LADURÉE)でのキャリアを経て、1998年に自身の最初の店を出店したのは、なんと東京赤坂のホテルニューオータニ内であった。
2001年にはパリのボナパルト通りにもブティックをオープンした後、世界各地に事業を拡大していくことになる。
そんなピエール・エルメの店舗は、パリ市内にも多数あるが、イートインスペースもある店舗は意外にも少ない。
今回紹介するのは、2023年6月に訪問したパリのリヨン駅構内のイートインスペース付きのカフェ・ピエール・エルメであるが、2024年現在この店舗は閉業してしまっているとのこと。
改めてカフェについての記事は早めに出していかなければいけないと実感したわけだが…
パリ市内には、イートインスペースのあるピエール・エルメはまだ他にも営業しているのと、メニューは大体同じなので参考までに紹介を進めたい。
ショーケースの中にはマカロン、持ち帰りの場合、一つ2.8ユーロ、テーブルの場合、一つ3.2ユーロとのこと(2023年時点の価格)。
アントルメは高いけどやはり美味しそう。
今回のお目当てはこのパウンドケーキのイスパハン味である。
前からショーケースの中に入っていたのが気になっていた。
日本版のホームページを確認したが、このパウンドケーキは日本での取り扱いはないようである。
メニュー表には4.5€と書かれていたが、値上げした直後でメニュー表を直していなかったということで5€であったパウンドケーキ。
インスパハンのアントルメと同じように、薔薇、ライチ、ラズベリーのビスキュイで構成されているとのこと。
かっちりとチョコレートでコーティングされた生地は、プチプチとしたラズベリーがたっぷり入っており、ライチの爽やかな甘味、鼻に抜ける薔薇の香りがなんとも言えない組み合わせである。
おそらく日本では取扱のないピエール・エルメのパウンドケーキ、クリームやマカロンで構成されているわけではないので、パリの店舗でテイクアウトしてホテルで食べるのもよし、イートインできる店舗で食べるのもよし。
パウンドケーキに5ユーロは高いかもしれないが、リッチな気分になれるパウンドケーキなので、焼き菓子が好きな人には特におすすめである。
ピエール・エルメ(Pierre Herme)
〜パリ市内でイートインできる店舗〜
1)CAFÉ PIERRE HERMÉ ODÉON(パリ6区オデオン店)
住所:126 Bd Saint-Germain, 75006 Paris, France
営業時間:8:30-19:00
2)Le Café-Restaurant Pierre Hermé(パリ7区ボーパッサージュ店)
住所:53 - 57 Rue de Grenelle, 75007 Paris, France
営業時間:10:00-19:00
3)CAFÉ PIERRE HERMÉ(パリ6区サン=プラシード店)
住所:43 Rue Saint-Placide, 75006 Paris, France
営業時間:10:00 - 19:00
4)CAFÉ PIERRE HERMÉ (パリ7区アルマ橋店)
住所:Gare RER C Pont de l'Alma - Place de la Résistance
営業時間:8:30-19:00
5)SALON DE THÉ(パリ8区シャンデリゼ店)
住所:133 Av. des Champs-Élysées, 75008 Paris, France
営業時間:10:00 - 22:30
公式ホームページ:pierreherme.com
※こちらページにてピエール・エルメの日本国外の店舗情報を確認可能→★
※今回紹介したパリ・リヨン駅構内の店舗は2024年現在、営業していないので注意。
2. レ・グルマンディーズ・ドゥ・サンラザール(Les Gourmandises de Saint Lazare)
こちらはパリのサンラザール(Saint Lazare)駅近くのブーランジェリーである。
近くにはオペラやプランタン・オスマンもありなかなかハイソなエリアなのだが、こちらのブーランジェリーはイートインスペースもわりと広くのんびりできる場所だったので紹介したい。
ショーケースの中にはサラダや野菜を使ったお惣菜、キッシュなども色々ある。
もちろん甘いパンやケーキも。
値段はとても安いというわけではないが、立地を考えればリーズナブルかなとも思う。
この時オーダーしたのは、カヌレとクッキー、それぞれ2.1€。
歩き疲れてクタクタな時に入店したため、甘いカヌレやクッキーでほっと一息。
パリ市内には無数のブーランジェリーがあるのだが、イートインスペースもあるところとなると少し限られてくるので、リーズナブルに座って休憩する場としてイートインスペースありのブーランジェリーをチェックしておくのはよいかもしれない。
レ・グルマンディーズ・ドゥ・サンラザール(Les Gourmandises de Saint Lazare)
住所:71 Rue Saint-Lazare, 75009 Paris, France
営業時間:7:00-19:30(土日定休)
公式ホームページ:les-gourmandises-de-saint-lazare.business.site
3. ビーン(Bean)
こちらはヴァンドーム広場やオペラの近くにある中華料理店である。
パリではよく見かける、テイクアウトもやっている中華のお店であり、ショーケースの中の料理はどれも美味しそう。
写真を見ても分かるとおり、ハイソなエリアにあるお店のわりにはお手頃である。
セットメニューもあるが今回は単品でオーダー。
店の奥がイートインスペースであり、清潔で過ごしやすい。
野菜餃子0.8€と海老餃子0.8€、生春巻き2.5€。
イタリアやフランスで中国人の方が経営しているお店の餃子は皮が分厚くもちもちしており食べ応えがある。
パリ滞在中、自炊ができない環境の時に気軽に野菜も摂取できるお店でもある。
通し営業しているので気軽に訪れていただきたい。
ビーン(Bean)
住所:7 Rue Danielle Casanova, 75001 Paris, France
営業時間:11:00-21:30(日曜定休)
シャトレ近くBoulangerie
4. ラ・パリジエンヌ(La Parisienne)
こちらはシャトレ駅近くのブーランジェリーである。
このようなブーランジェリーはパリには沢山あるのだが、ポイントは、シャトレ駅近くなのにリーズナブル、イートインスペースがあるということであろうか。
またこのお店は、2016年にパリのベストバゲッド(Meilleure baguette de Paris )の店に選ばれたとのことで味はお墨付きである。
日本ではベストおにぎり賞などないのに、フランスでは毎年ブーランジェリーを審査して美味しいバゲッドを選んでいるのが面白い。
参考:
扱っているパンやケーキは、パリのごく一般のブーランジェリーと同じなのだが、どれも美味しそう。
サンドイッチも具がたくさんでかなりボリュームがある。
沢山の種類のケーキやパンがあって選び放題だったのだが、この時は小腹が空いたくらいだったのでミニパンオレザン0.8€を購入した。
小さいけどレーズンがしっかり入っていて美味しい。
またこちらはシャトレ駅近くかつ朝7時から20時まで営業しているために、シャトレ駅からどこかに行く時にパンをテイクアウトするにもちょうど良いお店なのである。
ラ・パリジエンヌ(La Parisienne)
住所:21 Rue des Halles, 75001 Paris, France
営業時間:7:00-20:00
公式ホームページ:boulangerielaparisienne.com
5. モーターズ・コーヒー(Motors Coffee)
こちらもシャトレ駅近くのコーヒー屋さん。
自家焙煎コーヒーと焼き菓子がメインのお店はパリでは沢山あるが、ミラノでは伝統的なバールが多いせいかまだまだ少ない印象。
訪れた日もお客さんでいっぱいであった。
エスプレッソとアメリカーノは3.5€のほか、チャイラテや抹茶ラテ5.5€もある。
コーヒーのメニュー表を見ると、エスプレッソ/ダブル、アメリカーノ、フラットホワイト、カプチーノ…という順に書かれているが、これがミラノだと、エスプレッソ(マキアート)、デカフェ(カフェインレスエスプレッソ)、カプチーノ、ラテマキアート…のような表記順になるよなと考えた。
コーヒー豆と焙煎機。
スッキリとアイスアメリカーノをオーダー。
お好みでシロップを入れることができるほか、ストローがガラス製なのがとても飲みやすい。
シャトレ駅近くでおしゃれなコーヒーショップを探している人にはおすすめである。
モーターズ・コーヒー(Motors Coffee)
住所:7 Rue des Halles, 75001 Paris, France
営業時間:8:00-18:00(日曜のみ10時開店)
公式ホームページ:motorscoffee.com
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