【営業の極意】を徹底解説②
営業って売り上げを上げるのが仕事ですが、「売る」って難しいですよね。
実際に商品やサービスを売るまでには、隠れたいくつものステップを踏んでいるんです。
あなたがこの記事を読んでいただければ、
「自分が売るために、どこが足りないのか?」
「今日から何をすればいいのか?」
「営業のマネージメントをどうすればいいのか?」が分かります。
私自身、11年美容業界でずっと営業をしてきたわけですが、売り上げられるようになると、仕事が楽しくなり自己肯定感が上がりました。
さらに、高い商品を買っていただければいただけるほど、あなたはお客様にも喜んでいただけるようにもなります。
この記事は、営業についての2つ目の記事になります。
【営業の極意】を徹底解説①では、
・営業のマインドセット
・事前準備
・クロージング
などについて書きましたので、そちらも併せて読んでもらえると、
より理解が深まります。
それでは、今回も引き続き、営業の極意を解説していきましょう!
人は物ではなく「改善」「感動」「体験」を買う
あなたは喉が渇いた時に、水やジュースを買いますよね?
ですので「水を買った」と言えば、モノを買ったということになります。
しかし、人間はモノではなく、その先にある「改善」「感動」「体験」を
買うのです。
先ほどの例を違う見方をすると「あなたは、あなたののどの渇きを改善するために、水を買った」という見方もできます。
他の例で言うと
「何かを改善したい!」→お腹がすいたから、ご飯を食べたい
「感動がしたい!」→映画を見て、感動を味わいたい
「何かを体験したい!」→旅行に行って、ゆっくりした時間を過ごしたい
という「改善」「感動」「体験」に対して、人はお金を払うのです。
お客様は、最終的にはあなたのサービスや商品を買うわけではないのです。
なので、あなたが営業をする時は、いつもこれを忘れてはいけません。
私はすぐ忘れるので、スマホのメモ帳にスクショしてあります。笑
実際に体験してもらう
例えば、あなたは今、家電量販店の販売員だとします。
お客様は「友人や家族とサッカー観戦を楽しめるようなテレビが欲しい」
と仮定しましょう。
その時に、実際にお店に臨場感が楽しめるようなテレビのブースがあったら、お客様はどう感じると思いますか?
お客様の頭の中では、ブースの中で実際に自分の家にテレビがあることを
想像したはずです。
ここで、営業のあなたがお客様に聞いてみましょう。
「これなら、お仲間やご家族とサッカーを楽しめそうですか?」「はい!」
実際に体験してもらうことで、お客様の頭の中では、さも家に大型テレビが来たかのようなイメージが膨らんでいます。
体験することで、お客様も買う気モードになってきます。
アップセルとクロスセル
次のだんかいでは、お客様への提案は2つに分かれます。
①アップセル=ここでは「より大画面のテレビ」
②クロスセル=ここでは「スピーカーとのセット」
アップセルは、より高品質な商品を紹介することで、購入単価を上げる
誘導。
一方クロスセルは、他の商品と組み合わせることで、購入単価を上げる
誘導。
お客様に「どちらがお好みですか?」と聞いてみましょう。
あなたは、お客様がアップセルかクロスセルのどちらかを買う前提で、お客さんに畳みかけます。(ここ重要!)
この辺でお客様の頭の中では、金額の計算が始まっています。
そこで、登場するのが「好意の返報性」。
(好意の返報性については【営業の極意】を徹底解説①で解説したので、
わからない方はこちらを読むことをお勧めします。)
「テレビとスピーカーのセットで、定価よりもかなり安い○○円で上司に承認取ってきますので、お客様は奥様の承認取っていただいてよろしいですか?」と提案してみましょう!
「体験していただく→更に単価を上げるために更なる提案をする」
このようなプロセスを踏んでいけば、販売単価も上がりますし、お客様の満足度も上がります。
KGIとKPIの正しい設計のやり方
KGIとKPIとは?
KGI:Key Goal Indicator 重要目標達成指標=目標
KPI:Key Performance Indicator 重要業績評価指標=プロセス
実はKPI設計の良し悪しで、KGIに大きく影響します。
目標(KGI)を達成するためのプロセス(KPI)は正しいかどうかが
非常に大事なんです。
プロセスが間違えていたら、目標は達成できないですよね?
なので、プロセスはあなたが毎日する行動まで落とし込まないとダメです。
「この目標を達成するためには、今日何をしたらいいのか?」
を考えましょう。
例えば、あなたは今月1000万円の売り上げ目標(KGI)だったとします。
・月の売り上げ目標1000万
・商品単価は25万円
・成約率は50%
→1000万円の目標達成には月に40回買っていただく必要がある
→月に80回の商談が必要
→営業日が20日だと仮定すると、1日に4件の商談が必要
→1件のアポイントを取るために、10件のTELやメールが必要だとすると
1日で40件のメールや電話をする必要がある
こういう風に分解すると、日々の行動が分かりやすくなりますよね。
具体的な行動を数字にまで落とし込みましょう。
これをやることで、進捗状況が見えてきます。
そうすると、あなたの課題が自然に浮き彫りになってくるのです。
営業で使える4つの心理学
営業でうまくいくためには、心理学も使ってセールススキルを上げることが必須です。
詳しく説明していきます。
①好意の返報性
詳しくは【営業の極意】を徹底解説①で解説しています
②バックトラッキング
相手の言葉を繰り返すことで、親近感を持たせる
例 「大きめのテレビをお探しなのですね」
③選択麻痺を防ぐ
人間は選択肢が多すぎると、何が良いかわからなくなるので、
「〇でしたらこれ、△でしたらこれですよ」とアドバイスする。
選択肢を絞ることで、お客様は買いやすくなる
ネットショッピングで選択肢が多いと、何を買ったらわからなくなるのが、
分かりやすい例
④バンドワゴン効果×スノッブ効果
バンドワゴン効果=みんなに人気なもの
スノッブ効果=希少性、レアなもの
この2つをかけ合わせる=人気だけどレアだよ
例 これは、アメリカの富裕層で大人気の商品ですが、日本では当店でしか扱っていません
最強の営業マネジメントスキル
営業の管理職のあなた。部下のマネジメントって労力使いますよね?
それが、とっても楽になる方法をお伝えします。
営業のマネジメントにおいて、大切なことは何だと思いますか?
それは「外出報告書」と「率先垂範」。
まずは、外出報告書にについて。
外出報告書の内容
・訪問の目的やねらい
・商談内容
・訪問後の結果の振り返り
→見積もりはいくらで出す?紹介を〇人してもらったなど
・次回のアクション管理
→次回買ってもらうための策
これを、すべてのアポイント1件1件に対して行います。
無駄に時間を使わないために、見直しをやっていきましょう。
次に率先垂範について。
簡単に言うと「背中を見せる」ということ。
口だけ言ってるだけでの人間には、誰もついてきません。
また、先ほど説明したKPIマネジメント、つまり、KPIを細分化して
部下のアクションの補正をすることが大事です。
まとめ
今回は、人は「改善」「感動」「体験」を買う、実際に体験してもらう、KPIとKGIの設定、営業の心理学、営業マネジメントについて書きました。
人間の記憶は、1時間後には56%、1日後には74%忘れてしまいます。
あなたが「この記事の内容は、明日の仕事に使える!」と思っても、
内容を正確に覚えておくことは難しいです。
よかったら、「スキ」や「フォロー」やPCのお気に入りに追加しておいてくださいね。
①と②がありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
あとは、実践して頂ければ、あなたの営業成績が良くなることは、間違いなしです!
ご検討をお祈りしています。
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