要塞宮殿に泊まってみた その3
ニムラナフォートパレスに泊まって、気づけば4日目。
前の日は、早朝からバグルー村へ行き、ワークショップに参加した帰りに友人宅へ寄ってランチをご馳走になる、なんてハードな一日だったので、今日はまったりニムラナフォートパレス周辺で過ごすことに。
先ずは探検?
今日は8月13日(日)日曜日である上に、インドの人々は15日の独立記念日前の休暇に入っている人も多いらしく、ここも人が増えてきました。
それでも、要塞の中を歩き回っていても、そんなに人に会いません。
みんな部屋でまったりしているのかしらね。朝食時の人出を考えると、沢山泊っているはずなんですけどね。もう出立したのかしら?
何だか大きな鳥が飛んで行った!と思ったらそれが孔雀だったり。孔雀が自然界で飛ぶ姿を初めて見たかもしれない。ゲージの中で飛ぶ姿や、埼玉県東松山市の子供動物自然公園で公園内を自由に闊歩する姿は目にしていたが、野生の孔雀が飛ぶ姿は優雅と言うより、一言で言えば「豪快」(笑)
綺麗なオウムも沢山いましたが、中々カメラにはおさまってくれませんでした。
実はもうだいぶへとへとだったりするのですが、あのラクダに乗って近くの階段井戸まで行ってみることにしました。
ホテルのフロントで予約をするのかと聞きに行くと、いつでも乗れるらしい答えが返ってきましたので、そのまま乗りに行くことに。
確か一人200ルピーだったと思うのですが、記憶が曖昧になっております。
とにかく即決できる値段だったことは確かです。数十年前の日本で一周200メートルくらいの引馬で2000円とかしていたことを考えても、とにかくお安く参加できるアトラクションです。近くの階段井戸へ訪れるための交通手段としてもオススメできます。
但し、乗り心地は快適とは言えないかもしれませんね。
とにかく、乗り降りが恐怖でした。
「しっかり掴まって!」と言われたものはこれです。
いよいよ人生初のラクダライド
後ろに乗ったパートナーの方には両手で掴まるアーチ形の物があったらしいのですが、前に乗るとしっかり掴まる相手はこれです。
鞍から突き出たこの先端がボール状になった突起は、突き出している部分、手のひら1枚分くらいのところに縄が巻いてあります。
それでも、これに掴まればいいのねと思っている矢先に、いきなりラクダ君立ち上がりました(汗)
そもそも多分ヒンディー語で説明してくれているので、実はなにを言っているかは全くわからないのですが、もう一人のおじさんが 「ストロング」と言ったとたんに、ラクダ君はもう立ち上がってしまいました。
落ちなくて良かった‼
ラクダの背中、地上から結構ありますね。見晴らしはとても良いです。(笑)
このニムラナフォートパレスの事業は、廃墟と化した要塞宮殿を宿泊できる施設に修復して、歴史的価値のある建造物を残すというだけでなく、地元に雇用を生み出すと言う意味でも価値の有る事業だと感じたラクダライドでした。
フォートの裏道には、従業員の服が干してあるいくつかの住居が点在していました。中にはロバを飼っている家もあり、あー、この家族と家人はホテルの宿泊客の荷物を運んでいるのね。などと考えながらのラクダライド。
林の中の道から一般道に出て少し行くとそこに、深い階段井戸があります。
Bawdi Deep Water Step Well
ラジャスターンで一番深いとラクダのおじさんが教えてくれた「バウディ バオリ」。1階には手すりが付いていますが、他の階にはご覧のとおり手すりなどはありません。日本だったら危険だからと立ち入り禁止になりそうなところですが、自由に見学できる辺りが流石インドな感がありますね。ここもニムラナフォートパレスが修復されたことで、手入れがされるようになったところなのだろうなと、以前の写真をネットで見て思ったところです。
少し前までは地図にも記されてなかったと書いている方もいましたし。
放置されている歴史的建造物も限りなくありそうなインドです。
丁度二人の間に見えるアーチ形の窓の辺りが私たちが泊まっていた部屋です。
おまけの写真はプールとスパ
スパはアーユルベーダのスパではありませんでしたが、ゆったり気持ちよく体と心をほぐしてくれました。
こちらのプールからは街が見下ろせます。
こんなニムラナフォートパレス、次の夏にも泊まろうと思ったのですが、予約がもう取れませんでした。4月以降の予約が一切取れなくなっているので満室と言うよりは、何か他の理由があるのかもしれません。デリーの友人に聞いてもらっているのですが、返事がまだ来ないので、一応別のホテルに予約を入れているところです。
次の夏は娘夫婦も一緒に行く予定なので、ここにもう一度泊まりたかったのですが、どうなる事やら。
もう一つおまけに近所の子どもたち
習いたての英語を使って色々聞いてくる可愛い子たち。
さて、2023年夏のインド旅行の記録はまだまだまとまりませんが、2023年があと3日で終わろうとしています。
ラストスパートするのかしらね?
次はいよいよデリーにいったん戻って日本に帰ります。
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