自分自身を経営するという生き方
福岡市でパーソナルトレーナーとして活動してます、原田直生(なお)です。
専門学校を卒業して以来、ずっとフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動してきました。
今年で10年目。
トレーナーとしての知識や技量はそれなりに成熟したと感じ、現在は10年・20年後の働き方を見据えた活動スタイルの構築、同業者への啓蒙というフェーズにきています。
その中で感じること。それが同業者のフリーランスで活動するトレーナー・インストラクターさん方は、「自分自身を経営する」という発想が足りていないんじゃないのか?ということ。
この記事ではそんな同業者のみなさんへ向けた発信です。
これを読んだ後に、「そんなの当たり前だろ」「お前が何を偉そうに言ってんだ」と思っていただけたのならば、本来はそれが正解だと思ってます。
矢面に立って発信します。標的にはしないでね。
「フリー」の言葉をはき違えている人
フリーという言葉にうかれていませんか?フリーランスとは個人事業主であり、個人事業主とは個人の事業の主なのです。
フィットネスクラブなどでよく見かけませんか?
セッションやレッスンの合間に休憩室で寝てるトレーナー・インストラクターさんを。
昼寝していること自体を否定はしません。もしかしたら家庭の環境などによりものすごくタイトな時間で日々生活している可能性だってある。
昼寝することで午後からのセッション・レッスンの質を高めようとしているのかもしれない。
でも、毎度・毎回寝ている人って、、ちょっと疑問に感じます。
単純に自分の生活習慣を自己管理できていないんじゃないのか?
フリー=自由だとはき違えているあなた。
出勤時間という概念もなく、夜中までスマホゲームをしてレッスンの30分前に起きて準備してます。
これは極端ですが、似たような人って多いと思うんですよ。
そんな人はフリーランスではなく、フリーターです。
フリーランスならば自分の生活リズムを自分自身でマネジメントし、ルールを持って活動できなければいけませんよね。
他社の商品しか取り扱っていない人
これはインストラクターさんにとても多い気がしてます。
自分自身の商品を持っていますか??
ここでいう『自分自身の商品』とはコリオがどうとかではなく…、
もしもあなたがフィットネスクラブの中でのみしか活動をしていないのなら、あなたは自社商品を持つべきです。
というのも、クラブのレッスンはあくまでクラブの商品であり、あなたがそこで素晴らしいレッスンをしたとしても…どれだけ多くの参加者を入れたとしても…それはあなたにとって1円の還元にもなりません。
なぜならそれはレッスンフィーという1本いくらのお仕事であり、クラブのレッスンを"担当"しているというお仕事だから。
それを否定しているわけではありません。ですが現実的に10年も20年も続けられる働き方じゃ…ないですよね。
自分自身が主催するスクールを持つべきですし、その専門性を生かしたビジネス展開をして行くべきだと思います。
タイムスケジュールの管理ができていない人
この仕事をしているとよく耳にするマウンティング合戦…
・おれは月間○本のパーソナルトレーニングをやっている
・わたしは週に○本もレッスンをしている
などなど。
確かにたくさんの仕事をこなしているのはとても素晴らしいことだと思いますし、それだけ多くのお客さま方を幸せに・元気にすることができているのは社会貢献にも繋がり誇らしいことだと思います。
ですが、その『体力勝負』の働き方をいつまで続けるつもりでしょうか。
それは「時間と体力を削った分の対価をもらっている」という構図でしかありません。むしろそのマウンティングにより「ビジネススキルの低さ」を露呈していることになりかねません。。時間と体力を削った分のお金を稼ぐというスタイルに、10年後の未来は決して明るいとは思えないのです。
われわれの多くは『好き』で始めたであろうこの仕事、どうせなら生涯好きのままやっていきたいじゃないですか。
身を削る働き方で心は豊かになれますか?
かと言って本数を減らせば収入が減り、生活水準が落ちるのも現実。。
だから気づいていただきたい。
この仕事は本質的に続けられない仕事なのだと。
それでもあなたは、本数を詰め込んだ働き方をするのですか?
自分自身を経営するとは
専門的な勉強ももちろん大事です。
ですが、その専門性でマネタイズできなければ永続的にこの仕事をして行くのは難しいと思います。
先ほども言ったように、われわれの仕事は本質的に続けられない仕事です。
体力があるうちは本数をこなせても、歳を重ねるにつれその働き方は続かない。
みんな将来に不安を抱えたまま目を背けるように今に流される。
だからこそ!!
自分自身を会社だと思い、自分が社長となり、自分を経営していく視点が必要だと思いませんか?
私たちは職人であり、ビジネスマン・経営者でいる必要があるのです。
大抵のトレーナー・インストラクターさんは「職人」の部分しか捉えられていません。セッションやレッスンの質を追いかけることは大事です。ですが何度もいうように、それをどうビジネスに落とし込むかがもっと大事なんです。
以下、具体的にやるべき行動を並べました。その時にどちらの視点で取り組むべきなのかを参考にしていただけたらと思います。
〈具体的な行動〉
①. 本を読んで勉強する
日本人は他の国と比較して大人になると勉強をしなくなるそうです。と言っても専門性の強いこの仕事は、比較的みなさん学ぶことが好きだと思います。
専門書やそれに関連する書籍は十分に読んでいらっしゃるかと思いますが、ビジネス書などにも興味を持って積極的に学ぶことをオススメします。
ビジネス書といってもさまざまですが、マーケティングや経営についての書籍を見ることで今までと違った視点で働き方を見直すことができるかと思いますよ。
過去に読んで、めちゃくちゃ面白かった本をいくつかご紹介します。
・革命のファンファーレ
ビジネス書の導入としては非常に読みやすいですし、自分のビジネスに置き換えながら読むことができた本です。少し啓発本の要素もありますが、抵抗なくスイスイと読めるかと思います。
・僕らはSNSでモノを買う
SNSを使ったwebマーケティングを架空の登場人物と共に学んでいくような内容です。SNSは自分のブランディングにも必須となるツールですので、ぜひ読んでみてほしいです。
・人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
心理学に基づいた勘違いさせる力=「錯覚資産」をいかにして増やすかを解く内容です。こちらも自身のブランディングに活きる内容と思いますのでぜひ。
・市場独占マーケティング
上記の中では最もガッツリとしたビジネス書です。本を読むことに慣れてきたらぜひ読んでほしい。原田はこの本をキッカケに、ビジネスマインドが生まれました。自分のビジネスならばどう使えるか?その発想を豊かにしてくれる1冊です。
ご参考までに。
②. 専門性を掛け合わせた自社商品の開発
パーソナルトレーナーならパーソナルトレーニング。
インストラクターならスタジオレッスン。
これらはすでに持っている自社商品ですよね。
ただし、自分と直接お金をやり取りするダイレクト課金ではない場合は自社商品に含まない方がいいです。
クラブでのパーソナルトレーニングやスタジオレッスンなどは自社商品ではない
ここで言う自社商品の開発とは、持っている「専門性」に何かを掛けると言うこと。例えば、、
・「専門性×動画」でダンス振り付け動画の販売
・「専門性×記事」でダイエットのマル秘ポイントを有料記事販売
などなど。
その自社商品はオンライン上のビジネスならばより良いですし、ストック型のコンテンツならなおさらいい。
ストック型とは?
連続性があり時間の経過とともに収益が積み上がるタイプの商品。
動画や記事は作るまでが大変で、出来てしまえばあとは売れるだけ。
過去に書いたnoteの中に原田のオンラインコンテンツを紹介した記事があります。
有料ではありますが、気になる方はご覧ください。
③. SNSやブログで発信活動をする
トレーナーやインストラクターとして以前に、個人事業主としてこれは絶対にやるべきことです。本来、会社ならば営業部という部署があり、広告宣伝を担当する人間がいます。が、私たちは個人です。
これをやらずにどうやってビジネス展開をしていくのでしょうか??
SNSをプライベートとして使用している人は、徐々にビジネスとしてのアカウントへと変えていきましょう。もしくは別アカウントを取得するのも良いですが、改めて1から積み上げていかなくてはいけなにので…あまりオススメはしません。
プライベートな発信をしたっていいんです。ですがあなたのサービスやコンテンツを発信する場がなくてどうやって事業を行うのですか?
自社商品を持つ意識が薄い人ほど、発信活動の重要性を理解できていません。だからこそ周りと差をつけれる部分です。
ブログを書いていない人は…いますぐに始めましょう。このnoteを使っての発信でもいいですが、できれば自身のブログを立ち上げることをオススメします。(ブログはストックコンテンツです。資産になります。)
日頃から発信活動をしていなければ、消費者に「あなた」という選択肢が生まれません。めちゃくちゃ大事です。発信活動。
そもそもHPを持っていない、開業届を出していない(屋号がない)ならば、まずはそこからです。自身を経営しましょう。
④. タイムマネジメントをする
さすがに手帳を持っていないという人はいないかと思いますが、その手帳にセッションやレッスンの時間しか埋まっていない人は、今後10年先を考えたときに少しゾッとしてください。
何度も言いますが、"今"の仕事ももちろん大事なのですが、"未来"を見据えたアクションをすることも個人事業主としては重要なのところです。
具体的にどうなりたいのかの目標を定め、それに向けた短期的・長期的な行動指針を明確にすることが大事ですし、何よりそれらを考える時間を捻出することが超大事です。
「いつ頃にどうなってたい」という大まかな目標でも構わないと思いますので、とにかく目標を持って行動し、それらを分析する時間を作ることが大事なのです。
『自分は今何を稼いでいる時間なのか?』
目の前のお金を稼ぐ時間なのか?
思考を整理し未来を稼ぐための時間にしているのか?
自分というブランドを育てる時間に費やしているのか?
などを常に考え、タイムマネジメントを行っていきましょう。
まとめ
「自分自身を経営する」
言葉は堅いですが、要するに「もっと視野を広げてほしい」ということです。
これだけマネタイズの方法が多様化している世の中で、収入軸が1つしかない(しかもセッションやレッスンのみ)という状況が、これから先どれほど自分の首を絞めることになるのかを知っていただきたかった。
この仕事を天職だと感じてる方はきっと多いはず…だからこそ。
好きなこの仕事を続けていくためにも、収入の軸足を少しズラす必要があることを感じていただけたら何よりです。
視野を広げ長く仕事を続けるための作成を考える。
自分自身を経営していきましょう。
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これから先のこの職業を一緒に明るいものにしていきましょう(^^)!
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