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川根本町の議員の定数について考える。①

こんばんは、佐々木です。
今回は現在の議会の体制になってから町で話題になることも多い、議員の定数についての個人的な見解を書いていきたいと思います。

はじめにことわっておきますが、あくまでも個人的な意見・見解であり、"議会"としての意見や方向性ではありませんのでご承知おきください。

それでは少々お付き合い願います。


川根本町の議会は現状12名。これって多い?適正?

>まずは現在の状況。委員会などを具体的に。

ご承知の通り、現在の議員は12名です。(定数12議席)
そのうち議長、副議長が各1名。
議長・副議長を含む議員12名で、議会の委員会と、行政の各課の委員会に議員選出役職員として会議に出席しています。

〇議会の委員会
2つの常任委員会(第1、第2に各6名)、監査委員(1名)、議会運営委員会(5名)、議会広報委員会(5名)、駿遠学園管理組合(1名)、議員定数等検討特別委員会(5名)

〇行政の委員会(人数略)
消防委員会、国民保護協議会、学校施設利活用検討委員会、総合計画審議会、国民健康保険運営協議会、保育所運営委員会、保険・福祉サービス推進協議会、民生委員推薦会、いやしの里診療所運営委員会、廃棄物減量等推進協議会、水道運営委員会、町営住宅入居者選考委員会、し尿処理施設運営委員会、資金管理運営委員会、商工観光運営委員会、温泉審議会、長島ダム対策委員会、林業振興対策協議会、林業振興基金運営委員会、農業振興地域整備促進対策協議会、農業農村振興対策委員会、水防協議会、奨学生選考委員会、学校給食共同調理場運営委員会、若者交流センター運営委員会、社会教育委員会、生涯学習推進会議、社会教育施設運営委員会

これらの委員会を12名で分担しています。

例として私の担当をあげると、
〇議会の委員会
第2常任委員会、議会広報委員会、駿遠学園管理組合
〇行政の委員会
学校施設利活用検討委員会、資金管理運営委員会、温泉審議会、長島ダム対策委員会、林業振興対策協議会、林業振興基金運営委員会、学校給食共同調理場運営委員会
となっており、議会で3つ、行政で7つの委員会の委員を拝命しています。

議員それぞれ、所属委員会の数は同じくらいです。

>定数が話題になる理由。

議員定数について、町内でしばしば話題にあがります。
それは、【選挙が無投票だったこと】が理由として大きいようです。
話題の内容としては、"減らすべきである"という方向性が多いように感じます。

減らすべきだという方の意見に多いのは、
・人口が少なく、財政が厳しい町であるので、他市町村を参考に定数を見直すべきだ。
・議員がなにをやっているかが見えない。いてもいなくても同じではないか。
・議員のなり手が少なく、選挙にならなかった。
というあたりだと感じます。

>議会がいまやるべきことはなんだろう。

上記ご意見について考えてみます。
これらがどこに起因するのかといえば、おそらく"議員の町に対する熱心な姿勢を感じることができていないことに対する不満"、そして、それも絡んでの"町民の議会への関心の薄さ"ではないかと思います。

そうなると、議会がいまやるべきことはなにか。
それは【議員の想いや熱量が町民に伝わる活動をすること】だと思います。

_____
前の記事で何度か書いているように、議員は行政に対して大きな発言力をもっています。

行政のチェック機能として、また、町民の代表として町民の声をきいて行政に提案をする役割があるからです。

なので、行政各課の委員会に選出役職員として出席して意見を発するのです。

つまり、"なにをやっているかわからない"といわれる議会は、実は町のあらゆることに関わっているのです。

多くの議員は、各委員会にただ出席するだけではなく、"議会の代表として"積極的に発言をしているかと思います。(各委員会での議員の発言は個人的なものではなく"議会の代表として"の意見です。)

しかし、町民のみなさんには、"議会"が、"議員"が、なにをやっているかがみえない。わからない。

なぜか。

>議員がなにをやっているかがみえない、といわれる理由。

それは、、
誤解を恐れずいうと、町民のみなさんの議会への関心があまり高くないから。

これはおそらく、この町がずっと平和(安定的)で、さしあたっての大きな問題を生活の中で感じにくかったからだとおもうので、決してわるいことではないと思います。

一般的に、課題が多く不安定な国、町では政治的関心が高くなります。
川根本町はその逆で、長らく平和で安定的だったのだと思います。

しかし今、議員定数をはじめ、議会、町政に対しての関心が少し高まってきているように感じます。
これは、この町の未来についての少しの不安を感じはじめている表れ、言い方を変えると、当事者意識がある方が増えてきた、ということかなと思います。

さて、この状況で議会がやるべきことはなんでしょう。

>改めて、いま議会がやることはなにか。

議員の定数を削減すること?
いやいや、まずは、各議員が、議会が、もっと想いや熱量が伝わるように活動をすること、発信をすることだと私は思います。

その結果、議会や関心をもつ人、当事者意識をもつ人が増え、ひいては議員のなり手が増えたらよいなと心から思います。
(個人的には、議員を志すにあたって、報酬の額についてあまり重要な条件ではないんじゃないかと思います。)
__________
私のnoteでたびたびお伝えしているように、今現在でも議会も、各議員も行政も、町・町民のためを思って日々さまざまに活動しています。

とくに、毎月の全員協議会や、3か月毎の定例会では、議員が全員そろって、町のことについて積極的に議論しています。
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町民・議会・行政は三角関係です。

理想は、それぞれがそれぞれの役割を認識し、責任を果たし、町全体が螺旋のように上昇気流にのることです。

それぞれに役割と責任がある

議会や行政について、噂等の間接的な情報だけで自分の住む町のことを話すのはもったいないと思います。
まずは、議員や町長の声を、臨場感をもって聞いてみていただきたいです。
そして、お気に入りの議員をみつけてほしい。
("お気に入りの議員を見つけること"についての過去の記事はこちらの後半部分)
__________
ぜひ一度、全員協議会や定例会に傍聴にいらしてください。
思っているよりずっと気軽に傍聴していただけます。
もちろん、服装も普段着で全く問題ありません◎ 

>まとめ

町民の皆さんの不満の解消のためにも、まず議会は(少なくとも私は)、熱が伝わるような活動・発信を心がけていきます。

しかしながら、あらゆることはお互い様です。

それぞれの立場、役割のなかで熱をもってみんなで関わっていけたらいいなと思います。

一番の核はこの町に住む町民の皆さまそれぞれの理想です。

人任せでなく、一緒に熱をもって、"よいまち"をつくりましょう。

いつでも、どのようなかたちでも構いません。
忌憚のないご要望やご意見をお聞かせいただきたいです。

_______

今後も議会に関わることを、できるだけ客観的にわかりやすくお伝えしていきたいと思っています。(月曜日定期更新)

お読みいただきありがとうございました。

熱く、楽しく、リアルに。
川根本町議会議員 佐々木直也

ご意見はこちら
mail:sasaki.kfc@gmail.com


>議員定数等検討特別委員会について

現在、議員定数等検討特別委員会では議員定数や議員報酬について、調査、研修、議論がされています。

区長会からの強い要望もあり立ち上がった特別委員会で、毎月行われています。現時点で9回開催。
令和5年12月までに当町における議員定数を検討する予定です。

<構成>(敬称略)
委員長:石山貴美夫
副委員長:野口直次
藤田至、澤西省司、中澤莊也

具体的な活動内容、経過報告については3か月毎に発行される議会だよりに掲載されています。

区長会への中間報告等については委員会から連絡があるかと思います。




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