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川根本町議会の"派閥"についての考察

こんばんは。佐々木です。
私が川根本町議会議員を拝命してから一年と少し。
年間の流れをぐるっと一回りして、「おー、戻ってきたー。町というのはこうやって進んでいくのだなあ」と、おぼろげながらリズムや考え方が掴めてきました。

今回は、町の中でまことしやかな噂になったりならなかったりする、川根本町議会の派閥について書いていきたいと思います。

少々お付き合い願います。


川根本町議会に"派閥"はあるのか。

>まずは議会の仕事内容を改めて。

議員の仕事の概要
〇議決機関として
・条例の制定、改正、廃止
・予算を決めること
・決算を認めること
・町の税金、使用料、手数料などを決めること
〇チェック機能として
町政が正しく運営されているかどうかを随時説明を求め、チェック。
〇意見書・要望書の提出
町議会として、関係機関に提出して解決を求める。   など

行政側から上程される数多くの議案についてのすべてで、町長や担当課から説明を受けます。
それに基づいて、関連する情報(他市町の状況、町民の声などなど)を考慮し、議会内で議論を重ね、賛成か反対で議決していきます。

基本的に、行政は議会で議決されたものにしかお金を使うことはできません。
(緊急の場合等に町長判断で処理し、事後に議会へ報告し承認を求める"専決処分"という例外はある)

>派閥とは

議決は多数決ですので、シンプルに数の論理です。
たとえどんなに極端な議案でも、賛成多数であればそのように予算は使われます。
当然、逆もまた然りです。

そこで、意見を近くする議員が集まって、自分たちの理想のために団結する形をとるのが派閥です。
《政党》や《会派》が主たる例ですね。

>川根本町議会の派閥について

私は川根本町民になって5年のいわゆる移住者で、地区に推されて議員に立候補したタイプの議員ではなく、個人的にも「客観的に物事を考え、関わる全体にとってよいと思う判断すること」を心がけていますので、人間関係や地区性に囚われずに意見や提案をしますし、判断しているつもりです。
なお、政党には属していません。

そんな私から眺めた川根本町議会では、、、
派閥があると感じることはありません。

会派はないし、所属政党の考え方に基づく判断ということもほとんどないように思います。(日本共産党は除く)

つまり、各議員が各々情報を解釈し、意見や質問、議論をし、個人の判断で賛成か反対を決めています。
(これは、私自身も含めて、ある意味でよくも悪くもあると感じています。)

このあたりについて書きました。 


ただ、日ごろの発言の内容や方向性で、各議員それぞれの考え方の癖や強みなどが見えてきますので、
「この話はあの議員に相談してみよう」とか「一緒に勉強しよう」とか、そういうことは少なからずあります。

しかしながら、派閥だったり、議員個人に対しての好き嫌いによっての判断(あの議員が賛成してるなら反対だ!のような)はないと思います。
というか、ないです

>そうは言っても噂はまわる。

議員に噂はつきものです。
特に、あまりよくない系の噂は回りやすい。
わかります。話をしていて気持ちよい感じがしますから。

でもね、
各議員は日々町に対してそれぞれの立場で精一杯考え、色々な想いや理想を抱えながら議員としての役割を全うしようとしています。

実際に話すことなく噂で人となりを判断してしまうこと、先入観をもつことは、まわり回って町全体の未来へのエネルギーの消耗へ繋がります。

ぜひ、全員協議会や議会に傍聴にいらしてください。
議員なんてだれでも同じ、じゃないです。個性ありますよ。

実際の現場で議員の発言等を聞いて、応援したい議員をご自身で見つけてください。
そして、できれば議員と直接話してみてください。
(各議員、お声かけやお呼び出し大歓迎だと思います)

傍聴は思っているよりずっと気軽なものですから、一度遊びに行くくらいの感覚で気軽にいらしてください。怖くないです。

>文句や不満の元を解決して気持ちの良い日々を。

政治とは身近なもので、生活そのものです。
どんな小さなことでも、行政が使うあらゆるお金(事業)には"意志"があります。
その意志の元が皆さんの代表である町長であり、議員です。

あらゆることにおいて、よりよい"意志"の形がたーくさん重なれば、今よりもっと、住んでいてなんとなーく気持ちのよいエネルギーに溢れた"よいまち"になると思います。

_________

色々な場面で、文句や不満はあるかと思います。
わかります。
きっとその理由は、なんでそうなっているのかわからない、納得ができないからです。

不満や文句をずっともっているのは精神的によくないですから、解決しましょう。
案外、内容がわかって、それに対しての自分の想いを口に出すと、文句や不満や不安は小さくなります。

さあ、そのための第一歩。
まずは"お気に入りの議員"を見つけましょう。
そして、なにか気になることがあれば聞いてみてください。
できるだけ丁寧に詳しく説明しますし、もちろんご意見も伺います。
これも本当にお気軽に。

お気に入りの議員が見つからなければ、次回ご自身が立候補することを考えるのも素敵だと思います。

>まとめ

私自身、議員になってから気づいたので、皆さんに知っていただきたかったのです。

暮らしていくうえで、身近に話せる議員がいるのって、大事だということ。
議員というのは、思っていたよりもできることや働きかける力がたくさんあって、個人の熱量で色々なことが動くこと。

議員の熱が町長の考えに反映されて行政の方向性に影響することもあるし、
議員の熱が他の議員の意見や行動に影響して、結果的に行政に働きかけることになって、町の方向性に影響することもあります。

人任せでなく、一緒に熱をもって、"よいまち"をつくりましょう。

まずは、全員協議会か議会傍聴にいらしていただけたら嬉しいです。
お待ちしています。


直近の日程はこちら(場所は本庁舎3階です)

http://www.town.kawanehon.shizuoka.jp/material/files/group/2/R041219genzai-gikainittei.pdf



読んでいただき、ありがとうございました。

熱く、楽しく、リアルに。
川根本町議会議員 佐々木直也

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mail:sasaki.kfc@gmail.com









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