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私の書棚に「ここじゃない世界に行きたかった」が2冊ある理由と、YouTubeへの本音。

3月もあっという間に過ぎてもう最終日。
明日から新年度ですね。新しい出会いにドキドキしている方も多いのでは。

新しい出会いと言えば・・・。
先日、YouTubeをやっているnaoとして初めて、直接誰かにお会いするという経験をしました。
普段ほぼ家に篭りっきりで動画づくりをしてるので、誰かに会うことってない。そして顔を出していないので「naoさんですか?」みたいな感じで外で声をかけられることも皆無。(いつかフォロワーさんに声をかけられてみたいものです!)
というか、ご時世的にも生活スタイル的にも”人に会う”こと、更には”初めましての人と対面する”ってこと自体が本当にないんですよね。さみしいな!

そんな、”誰かに直接お会いする”レベルが急低下中の私が初めてYouTubeのnaoとしてお会いしたのが、大尊敬する文筆家の塩谷舞さん。

私が塩谷さんのことを知ったのは昨年の暮れごろ、塩谷さんの著書である「ここじゃない世界に行きたかった」を読んだことがきっかけです。
帯をこれまた私が大好きな江國香織さんが書いていらして、美しいカバーにも惹かれ、買って、読んで、めっちゃ好き!となったのです。
本に綴られている塩谷さんの経験、ご出身の地や海外での生活に勝手にものすごく親近感を感じながら読めたのと、冷静な文章の中に垣間見える温かい感情や熱い思いにとても惹かれました。
今ではnoteで連載されている「視点」も楽しみに購読中。

去年12月にYouTubeに投稿したある動画で、「ここじゃない世界に行きたかった」を紹介したんです。そうすると、なんと、直々に連絡をくださいまして、その後塩谷さんが大阪に来られるタイミングでお会いすることになりました。
(ちなみに、塩谷さんに私のことをTwitter上で伝えてくださった方、このマガジンも購読してくれているはず!良きご縁を繋いでくださり本当にありがとうございました。)

と、まぁ、「初めまして」にかなり長いブランクのあった私は、いきなりすんごい方とお会いしちゃったのです、、、!

私、人見知りではないと自分では信じているのですが、極度の緊張しいです。そして謎なのが、大勢の人の前で話すことよりも、一対一などで対面してお話しする方が緊張します。これは幼少の頃からの性格で、幼少のころから不思議に思っています。
ましてや尊敬する人、憧れる人ともなれば、もう意識朦朧寸前。

この日も朝から、いや、前日から口から心臓が出そうで・・・。
が、しっかりMy「ここじゃない世界に行きたかった」とペンを鞄にしのばせ、「サインいただけませんか?」のシミュレーションを何度も頭の中で繰り返しながら出発。

実際にお会いした塩谷さんは、それはそれは気さく且つかっこいい女性で。色々な偶然もあり、きっと過去にお話ししたことがあるんじゃないか説も結構濃厚で、本当にうれしく、楽しい時間になりました。
サインはというと、なんと新しい本をプレゼントしてくださり、そこにしっかりと・・・!

チラリ。(ただの自慢)

この出会いに、ただただ単純に「YouTube続けてきてよかった!」と思ったのでした。

で、その後少し経って塩谷さんからYouTubeを始めたと連絡いただきまして。お会いしたときにはそんな意向があるとは仰ってなかったので、(私的にはぜひ!と言ったものの、)すごくびっくりしたのと、その動画の静寂感たっぷりの美しさ(の中にも塩谷さんのチャーミングさも光る)に度肝を抜かれ、「す、すてき!」と痺れました。

そしてなんと有難いことに「視点」にご自身がYouTubeを始める経緯として、私との出会いについても書いてくださり、もはや「生きててよかった!」と大喜びしたものです。

ここまでが塩谷さんとの出会いから数日前までの出来事です。

「YouTubeをやってきてよかった!」と心から思った出来事の数々。自分が本当に好きなものだけを紹介する姿勢を貫いてきたというのも、こんなに素敵な出会いに繋がったのかなと、自惚で申し訳ないのですが思ったりもしました。
ですが実は最近、私の中でYouTubeでの自分の発信に対する少しモヤモヤした感情が渦巻いておりまして。

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