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みんなの手を入れてブラッシュアップしていこう

初稿にどの程度を求めるか。ライター1人の技量にどこまで求めるか。

これは、出版社やメディアによって方針が異なるんだろう、と理解している。“業界においての普通”は知らない。わたしは業界出身でない、ぽっと出のライターなので。

わたしは、原稿にはみんなの手を入れながらブラッシュアップして、良くしていくスタイルが好きだ。だから初稿はいい加減でいいじゃん?と言いたいわけではなく、その方が絶対に良くなると思うから。人間1人でできること、考えられることには限界があるし、そもそも人間である限り間違いもある、好みもある。どれだけ手を入れたって100点満点は無理かもしれないけれど、それでも複数の人の手、目を入れることで、より高得点を獲得しやすくなるでしょ、と思っている。

けれど一方で、編集者がいないようなメディアも多数ある。ウェブライターとして仕事するなかで、赤字が入ったり、「うーん、これは」と唸るような修正をされたり、そういった経験の方が実は少なかった(ないわけではない)。それはそれでそういうものだと思っているし、そのつもりで書いているけれど、やっぱり本当はちゃんと編集さんが入った方がね、いいとは思うんです。みんなで良くしていくスタイルが好きだし。

赤字や修正って、ヘコむこともある。至らなさに打ちのめされるし、「ぽっと出がイキってすみません」みたいな気持ちになることも、まあある。でもそれはダメ出しじゃなくて、良くしていくための過程だととらえれば、ダメージも多少和らぐんではないかな……と、考えてみたりもします。

まあ、あれだよね。言い方も大事っていうか。雑な例を挙げるなら、「全然ダメ、書き直し」と言われるか「これも良かったけど、こんなニュアンスで書き直すともっと良くなる」と言われるかで、感じ方もだいぶ違うじゃないですか、ね。

なんてつらつらと書いてみたところで、仕事に戻ります。今日は貴重なフリーランス稼働日なので、溜まった原稿をやっつけないとー。

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