恋人いない歴、1年?2年?のアラサーOL。 「恋人いるの?」って質問ってこんなにされたっけ?と、静かに怒り。 いないと答えると、 ご飯に行く仲の人は? 結婚はしたい? そもそもほしい? とズカズカ。 ほっとけ。 こっちは楽しく、必死に毎日過ごしとる。
好きなラジオで島暮らしって憧れるよね、という話を受けて。 確かに憧れるなと、さっそく物件管理サイトを開き「淡路島」で検索してみる。 島に行くのであれば職を替える必要がある。今の住まいに近い必要なんてないのに、1番近い島で調べてしまうあたり、夢を見切れていないなと少しへこむ。 最寄り駅まで徒歩60分。 車に乗らない私はどう暮らすんだろうと卑屈になりながらも、やはりベランダから海を眺めてコーヒーを飲む朝には憧れる。 隣にはきっと愛猫もいるんだろう。 でも、引っ越さないのは、こ
割と忙しくてストレスフルな1週間が終わり 旧友との約束に向けて身支度を整えていた土曜日の朝。 気がつくと先程から20分程未来へタイムワープしていた。 顔面が痛い。 どうやら気を失い、顔面から倒れ込んだらしい。 パンパンに腫れたほっぺと裂けた唇を見て、今日は無理だと参加を断念する。 さよなら、私の徳島ラーメン。 問題はこんなギャグみたいに腫れ上がった顔面で朝からどう仕事に向かうか、だ。 学生であれば喧嘩を疑われ、生徒指導室に呼び出されるようなそんな面構えだ。 気休めに保
報われない仕事をしている時。 今が1番楽しい、だけど1番しんどい。 報われなくたって、負けたくない。 絶対に私は間違ってない、という勝ち気。 でも強い訳じゃない。 1人にはしないでいてくれる、このチーム。 支えてくれる人、認めてくれる人。 近くで見守ってくれていた人は味方になってくれていること。それだけが心の支え。 その人たちのおかげで壊れずここにいる。 何も考えずにいたい。 人を責めない人になりたい。
周りに合わせ自分を押し殺しながら暮らしていたOLの凪が、あるきっかけで仕事も人間関係も全て投げ合って、しがらみから解放されるスローライフ日記。 かと思いきや、周りから押し付けられていらと思っていた偏見やねじ曲がった価値観は、自分の奥底にこびりついていて。 自分を変えたい!幸せになりたい!幸せって何だろう?と葛藤しながら、いろんな人のいろんな価値観に出会っていくお話。(個人的解釈) 主人公が「自分の中にある偏見」と向き合う時に、読んでいる私も一緒に向き合うことに必然となるので
仕事でヘトヘト。 でも「ヘトヘトなんだ」って話したい人がいて、それに構ってくれる人がいて、 帰って来れる場所がある。 それでなんとか救われる。 こんな時に話したい人って職場のイケメンとかじゃなくて(そもそもそんな人いないけど)、 喧嘩したわけでもないのに別れた元彼とか、 離れて暮らす母親とか、 本名さえ知らない趣味の友達とか、 遠くて近い人たちなんだよな。
ずーん、と来たときは何も考えずに暖かくして眠る。 自分を守る。考えることはしない。
「手段が目的になる」とはまさにこのことだ。 豊かな生活のためであるはずの仕事が、「健やか」を阻害している。 何のために?と夜中、私は私に問う。 仕事で頑張りすぎて体調を崩し、 それでも仕事のために無理をして、 心に重たいお土産を持って毎日帰宅する。 要らない人になりたくない。 頑張ってると思われたい。 自己実現をしたい。 たい、たい、たい… 結局全て自分のためだ。 自分のために、自分をすり減らして、自分を生きている。 そんなに頑張らなくても居場所を作ってくれるコミュニ
いつも通りに仕事をしていると急な悪寒。 いろんな"途中かけ"をほっぽって帰る。 病弱は恥じだ。 病弱は惨めだ。 そう思うのは身体が弱いせいで制限の多い青春時代を過ごしたからかもしれない。 風邪くらい誰でもひくとはわかっていても悲しくなってしまう。 じんわり熱いものが溢れる寝床で、添い寝してくれる猫がいてよかった。
大人になってまだ変われるものいったら体重と味覚くらいしかないのではと思う。 仕事終わり、ぐったりとした体でを引きずり、存在こそ知っていたが毎日通り過ぎていた居酒屋に入ってみる。 ため口で話しかける店員さんに面を食らいながらも、何とか着席。真っ先に秋刀魚の塩焼きが目に入り注文。 お通しのナスとハイボールで秋を待つ。 変わらずの美味しさに加えて、内臓部分の苦味も美味しく感じることに驚く。 こそぎ落として食べていた頃が懐かしい。 大人になった自分にむふふと浸りながら初めてカボ
米代恭先生は前作のあげくの果てのカノンから気になっていた漫画家さん。 心酔した、ストーカーじみた愛情表現は今作も引き続きとってもお上手。それをするりするりと交わす相手役と、主人公が立ち向かっていく最凶なボスと、これが"米代恭構文"…なのか? 次回作はどう出てくるのか既に楽しみである。 前作のSF設定と比べて、現実味のある設定。 恋愛の軸はあるものの、やはりミステリー要素が読み進める手を加速させる。 自身の人生をめちゃくちゃにした母親へ復讐する日和と、その日和に心酔し利用され
いつも通りに愛猫に声をかけて、はっと気づく。 私の「かわいいね〜」の言い方が母にそっくりだ。 荒波とは言わないが、やや波の高い思春期を過ごした私だけど、 きちんと愛を受け止めて、それを誰かへ与えている。(猫だけど) いよいよアラサーも深まり、いろんな焦りがないわけではないが、 愛し愛されていることを実感し、 最小限ではあるがバトンを繋ぐという自分の責務を果たすことができたと安心した瞬間。
映画の余韻から思わず手に取った1冊。 主人公のテルちゃんがひたすらにマモちゃんを好きでい続ける、一言で言うならそれだけの話だ。 ただその片想いは、一途であり、健気であり、コントロールの効かない執着であり、狂気だ。 周りからしたらきっと惨めだし、「何をそんなに」と思うんだろう。 テルちゃんはマモちゃんに片想いをしており、いわゆる"都合のいい女"。 仕事中でもマモちゃんからの電話には必ず出るし、なんならマモちゃんと会うためならこっそり仕事を抜け出す。そんなことを続け仕事を首
2月14日、2人の推しの誕生日というおめでたい1日に私は精神的な不調から会社を早退していた。 特別なことではなくたまにあるのだ、訳もなく涙が止まらなくなる。 そのまま仕事をすることも出来なくはないが、パフォーマンスは落ちるし、周りの人も気を遣うだろう。 理解のある上司に感謝しながら午後休をとり帰宅した。 そんな弱ってる時だからこそ感じたことをひっそりnoteに書き残しておこうと思う。 ひとつは例え善意や好意が根底にあっても、自分の伝えたいタイミングで伝えることは自分勝手で
昔応援していた元SKE48の松井玲奈さんが映画化の際に主演を務めたことや、大好きな島本理生さんの作品ということでずっと気になっていた作品。 主人公のアイコは顔にアザがあることから、大学院生になった今まで恋愛とは無縁な生活を送っていた。 子供の頃にからかわれた経験や、親がそう産んでしまったことを言葉にこそしないものの後ろめたく思っていることをひしひしと感じる生活は、彼女を後ろ向きにさせた。 友人の頼みで受けた取材から彼女は時の人となり、その話が映画化され監督を務めた飛坂に心惹
高校生の頃ぶち当たった"普通"の壁に再度ぶち当たる社会人5年目の冬。 高校生の当時は"普通"に学校に通い、平均点をとり、部活を楽しんで、休みの日には彼氏や友達と遊んで…。 そんな高校生になりたかった。 両親がさせてくれた、一軒家に暮らし、ペットがいて、たまに行くのが面倒になる習い事に通い、月に1度は外食に行って、年に1度は旅行に行って、毎日温かいご飯が出てきて、温かいベッドで寝る。 それが"普通"だとずっと思って生きて来たが、経済的に自立した今になってやっと恵まれていたの