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想天坊 純米 にごり生酒

酒蔵:河忠酒造株式会社
住所:新潟県長岡市
原料米:新潟県産高嶺錦100%使用
精米歩合:60%
アルコール度:15度以上16度未満

さて、今宵のお酒は想天坊。想天坊とは、昔話に登場する山の名前で、新潟県長岡市の伝統ある酒蔵である。蔵の歴史は江戸にまで遡る。当時は長岡藩、当主は牧野家。関ヶ原では秀忠と共に上田を攻めている。歴史的には長岡という地域は歴史の教科書に載るような大きな出来事はなかったものと認識している。

さて、この想天坊というお酒の話である。杜氏は野水万寿生氏。昭和53年生まれということで、店主とそう世代は変わらない。このお酒の特徴は高嶺錦という酒米だろう。読み方は「たかねにしき」という。幻の酒米として紹介しているWEBもいくつかあった。この高嶺錦という酒米そのものは扱い自体が難しいらしい。ゆえに歴史はあるものの、実際にこの酒米をつかって日本酒を造る杜氏は少ないと思われる。

今回、想天坊の若き杜氏である野水氏は、高嶺錦100%を使って、にごり生酒にチャレンジした。正直、吾輩はこのお酒がどんな味をしているのか興味津々である。そもそもの話、ちゃんと開栓できるのかどうか。そのぐらい、この栓を抜くのはかなり危ないらしい。

たぶん、今日、このお酒を開栓することになると思うが、是非、想天坊の若き杜氏の力作を味わいに来て欲しい。



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