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Green Talk 35 : 最小単位の読書会 その後1

選んで買ってきたもの。それらをちゃんと食べたり使ったり活用しきることも、それらをゴミにしないことだと思っています。

もともとは、夫婦で「読みたい本が被ること」があったため、二人で読書会を始めましたが、初めて数週間で見えてきたことがありました。

個人的な考えですが、興味があるとかこれは知りたいとおもう知識欲は簡単に生まれるものではないので大切にしたいです。ですから「読めないだろうから買わない」ではなくて、本を買うという選択は尊いと思っているんです。その後にその本を読みたいと思っているのに手元にあることを忘れてしまうことが寂しく。

夫婦の読書被りがきっかけでしたが、それを回避する意味でも、読書会は寄与するのではないかなという希望が少し見えてきている日々です。

実際に、やっているルールは最初と変わりません。
やってみて思った所感を→で書いておきます。

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・好きな飲み物とちょっとつまむものを並べる
 →いい気分転換になるし、先におわった人が急かさない空気づくりにも◎
・マッキーと紙を手元に置いて同じ本の1章を半分に分けてそれぞれ読む
 →前半が読みやすい後半は読みにくいなどはあるので選べるように
・お互いに、「何がそこに書いていたか(感想ではなく事実)」を相手に伝える。伝えるための要点は紙に書く。我が家のテーブルに見やすく並べられるMax5枚まで。
 →長すぎて聞くのも疲れるので、5枚はやはり適切
・時間は1時間もかからないくらい
 →実際の作業時間は30-40分程度、最初数分で準備、最後は「これってさ...」と、自然に始まる会話に10分程度で合計1時間弱
→平日ちょこちょこ読むはやっぱり難しいからその場に集中!
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また、やっていく中で、プラスに働くことや培われていくものがみえてきたので、3つ書き出しておきます。

1つ目は、まとめる力。約15ページほどを5枚にするのに、読みながらどうメモをとるか、何を書いていくのか、伝えるのか。それなりの集中力で行うことは、まとめるエクササイズになるとおもいます。
また、手を動かすので自分の頭にも入りやすい!1週間経っても、それって前の章のあれと、など出てきます。これは大きいこと。

2つ目は、聞く力。相手の5枚を、会話を奪うわけでもなく議論をするわけでもなく、”ただ”聞く。だいたい3,4分ですが、意外とこれが長いと感じることもあるんです。
ですが、自分が話すときに1分でまとまらないように、それは共有のために必要な時間。日頃、自分が誰かの共有の声に傾聴できているのかなという振り返りにもなりました。

3つ目は、最初に書いた、興味や知識欲をもった本を積んで忘れないためのきっかけになることです。本によっては分厚く、また海外翻訳で文体もすこし馴染みがないものもあります。
たまに「ああー、この章読みにくいわ!!」と声がでるのも、素直で共感できて、”ぷっ”と笑う楽しいことで。逆に一人だったら、挫折本になりかないねぇ。でも半分以上は誰かが読んで共有してくれる。そして、気づいたら1冊おわっている。

そういう希望が読書会にはあるのかなと、楽しみになるのです。