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70億ドルのAI事業を作った男がAIについて語ったことまとめ【26歳の億万長者】
こんにちは、田原です。
数年前まで無気力な中卒フリーターで、アニメ&ゲームが世界の中心だった僕ですが、EAに出会ったことで金持ち世界に突入しました。
今は、いろんな案件を検証しながら月230〜300万くらいの利益が出てるので、経済的にはかなり余裕になりました。(上を見たらキリないけどねw)
まぁ、こうやって自由にやれてるのも、当時の僕が「投資」「自分で稼ぐ」という一歩を踏み出したのが全てなんですよね。
詳しくはこっちで書いてます、どうぞ↓
ということで、本題に入ります。
先日、AIスタートアップである「Scale AI」を創業したアレクサンドル・ワンの対談動画を見たので、
70億ドルのAI事業を作った男がAIについて語ったことまとめ
というテーマについて書いていきます。
ちなみに、Scale AIは企業がAIモデルの開発にデータを入力できるように支援する、最近70億ドルの評価額をつけた企業です。
アレクサンドルは、高校を中退した19歳でこの会社を創業し、AI業界で最も重要な企業の一つに成長させました。
データは新しい石油?【AI時代のデータ戦略】
「データは新しい石油」という言葉が流行したのは、もう10年以上も前のことです。AI開発においてデータが重要なのは言うまでもありませんが、アレクサンドルは..
「データは石油よりもはるかに多様であり、単純な資源として扱うことはできない」
と指摘します。
アレクサンドルは、データが新しい石油であるというフレーズは、データが経済力を生み出すという点で正しいと認めていますが、
「石油は希少なコモディティであるのに対し、データは、コードや言語、法律など、種類や質がさまざまであり、戦略的に扱う必要がある」
と、両者の違いを指摘しています。
Scale AIが提供するデータエンジンとAI業界の基礎
アレクサンドルは、AI業界のインフラを、コンピューティング、人材、データの3つの要素に分け、スケールはデータのインフラを提供することで、AI業界全体を支えていると説明します。
生成AIでの強化学習と人間のフィードバック
近年、OpenAIやAnthropicなどの企業が開発した生成AIが注目されています。これらのモデルは、大量のデータと人間のデータによって学習し、人間と同様のスキルを習得します。
スケールは、データエンジンと呼ばれるデータ処理システムを構築し、業界をリードするすべてのLLM(大規模言語モデル)を支えています。このデータエンジンは、強化学習と人間のフィードバックという技術を用いています。
強化学習と人間のフィードバックとは、人間がモデルに「良い」とは何かを教えることで、モデルが自身で回答や反応を最適化できるようにする技術です。
人間が映画評論家のように、映画が良いか悪いかを評価できる一方で、映画を制作できないのと同じように、人間がモデルに「良い」とは何かを教えることで、モデルは人間の能力を超えたパフォーマンスを実現することが可能になります。
企業は独自のデータ資産の活用がマスト
アレクサンドルは、企業がAIを効果的に活用するために、独自のデータ資産を把握することが重要だと強調します。
企業は、公開されているデータだけでなく、メッセージ、メール、メモなど、公開されていない独自のデータを大量に保有しています。これらのデータを活用することで、公開されているデータで学習した汎用的なモデルを、企業独自の目的に特化したモデルに微調整することが可能になります。
スケールは、企業が独自のデータを活用してモデルを微調整できるプラットフォーム「EGP」を開発しており、顧客サポート、法律関連業務、開発など、様々なユースケースで、企業独自の能力を開発するための支援を提供しています。
AIは過去のテクノロジーを凌駕する可能性
アレクサンドルは、AIは、パーソナルコンピュータ、インターネット、スマートフォン、iPhoneなど、過去のテクノロジーを凌駕する可能性があると述べています。
AIは、新しい消費者のパラダイムを生み出し、人々がテクノロジーと接する方法を根本的に変える可能性があります。また、AIは、人間がこれまで行ってきた作業を効率化することで、生産性を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。
AIの進化と社会への影響
AIは、その進化速度が非常に速く、今後数年間で大きな変化が起こると予想されます。アレクサンドルは、今後2〜3年のAI開発が、今後2〜30年の世界を決定づけると考えています。
AIは、経済力と軍事力の両方に影響を与える可能性があり、世界のパワーバランスを大きく変える可能性もあります。
今後5年間に起こるであろうAIの大きな変化
アレクサンドルは、今後5年間でAIがどのように変化していくかについて、いくつかの予想を述べています。
①:AIモデルへの投資が大幅に増加
AIモデルのトレーニングには、数十億ドルから数百億ドル、さらには数兆ドルもの費用がかかるようになる可能性があり、AIモデルは、世界最大の経済プロジェクトや科学プロジェクトの一つになる。
②:AIとのインタラクションが人間同士を凌駕する
AIモデルが進化し続けるにつれて、人間がAIモデルと話す時間、AIモデルと関わる時間が、人間同士のインタラクション時間を超えるようになる。
③:AIが得意とする領域
AIは、これまで人間の領域とされてきた知識労働や知的作業を効率化できる一方で、物を持ち上げたり、ボールを投げたり、製造したりといった、現実世界における身体的な作業は苦手です。これは、AIが主にインターネット上のデータから学習しており、現実世界におけるデータが不足しているためです。
そして、AIの開発において、現在最も大きなボトルネックとなっているのは、コンピューティングとデータです。
④:コンピューティングの限界
AIモデルのトレーニングには、高性能なGPUが必要ですが、これらのGPUは、台湾のTSMCという企業によって製造されています。TSMCは、製造能力の限界があり、AIモデルの指数関数的なスケールアップには、TSMCの製造能力の指数関数的なスケールアップが必要になります。
⑤:データの限界
AIモデルの学習には、大量のデータが必要ですが、インターネット上に存在する高品質なデータは、既に限られています。特に、テキストデータに比べて、動画データは圧縮率が低く、高品質な動画データは不足しています。そのため、今後のAI開発においては、強化学習と人間のフィードバックによるデータの精製が重要になります。
オープンソースとクローズドソースのAIモデルの社会への影響
AIモデルは、オープンソースとクローズドソースの2種類があります。オープンソースモデルは、誰でも自由に利用・改変できるモデルであり、AIの民主化に貢献する一方、悪用されるリスクも孕んでいます。
クローズドソースモデルは、特定の企業や組織によって所有・管理されるモデルであり、安全性が確保される一方で、アクセスが制限されるという問題があります。
アレクサンドルは、オープンソースモデルとクローズドソースモデルのどちらが良いかという議論について、中立的な立場をとっており、社会にとって安全なオープンソースモデルとクローズドソースモデルの両方が存在することが重要であると考えています。
AIによる格差の拡大:スケールと民主化の競合
AIは、その発展に伴い、社会における格差を拡大する可能性も孕んでいます。AIモデルのトレーニングには、莫大な費用がかかるため、資金力のある企業や組織だけが、最先端のAI技術を利用できるようになる可能性があります。
アレクサンドルは、AIの民主化を促進するために、オープンソースモデルの開発と、最先端のAIモデルを低価格で利用できる環境の構築が重要であると主張しています。
AIは「聖杯」となるか? 経済成長、社会変革、そして地政学
アレクサンドルは、AIはPC、インターネット、スマートフォンよりもはるかに大きなインパクトを社会に与えると予測します。
「AIは人間の生産性を解放する聖杯となりうる」
と。
特に医療や金融などのサービス産業において、AIは生産性を飛躍的に向上させる可能性を秘めていると語ります。
また、AIは単なる技術革新ではなく、モバイルに匹敵する新たな消費者パラダイムを生み出すとも予測しています。チャットボットのように、AIは人々がテクノロジーと接する方法を根本的に変えつつあります。
しかし、AI技術の進歩は、経済成長や社会変革だけでなく、地政学的にも大きな影響を与える可能性があります。中国はAIに多額の投資を行い、アメリカを追い越そうとしています。
アレクサンドルは、中国人民解放軍の文書を引用し、中国がAIなどの先端技術でアメリカを凌駕することを明確な目標としていると警鐘を鳴らします。
「AIの軍事利用が世界的な不安定化につながる可能性もある」
と懸念を示すアレクサンドルは、国際的な協力体制の構築と、AIの誤用を防ぎ、倫理的な問題に対処するための政府による適切な規制の枠組みが必要であると主張します。
AIがもたらす輝かしい未来、そして「人類の進化」への期待
AIは人類史上最大の経済的発明となり、人々の生活水準を向上させるだけでなく、医療分野の革命や地球規模の課題解決にも貢献することが考えられます。
アレクサンドルは、
「AIは人類を進化させるためのツールである」
と語っていますが、その言葉には若きリーダーとしての強い意志と未来への希望が込められているように感じます。
まぁ、とは言っても、まだまだ課題が多いのが現状。
僕たち自身がAIの進化を正しく理解し、その可能性を最大限に引き出すため、社会全体で議論を深め、適切な規制を導入していく必要がありそうですね。
AIは、人類の未来を大きく変える可能性を秘めたテクノロジーであり、その発展を注視していく必要があります。
まだAIで実務をしたことがなければ、今のうちにAIとマネタイズの相性の良さを感じておきましょう。
どうぞ↓
それでは!
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