![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/79545055/rectangle_large_type_2_161c90224356b60c5fcc17a79b888bdf.png?width=800)
どうせ歩くなら東海道 07 【坂下〜関】
東海道を(ちょっとづつ)57歳女が歩いた記録です。
旅の後半。
関宿を出てからはこんな感じの道が続きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1653780457020-UYStQd4vJB.png?width=800)
10分ほどで沓掛(くつかけ)の集落。
![](https://assets.st-note.com/img/1653781250935-lvyoZ526Qc.png?width=800)
三重県亀山市関町 沓掛
「沓掛」
旅人が草鞋や馬の沓を神にささげて
旅の平穏を祈ったことに由来するそう。
ただ、「くつ」も「がけ(かけ)」も
いわゆる崩落地形を表しているという説もあって
個人的には後者かなと思う。旧坂下宿の例もあるし。
鈴鹿馬子唄会館で一休み
![](https://assets.st-note.com/img/1653781056796-wfvWSQsj5V.png?width=800)
三重県亀山市関町
展示してある資料がとってもわかりやすい。
![](https://assets.st-note.com/img/1653792532740-XzFnyubiDv.png?width=800)
ふむふむ。
土山まで荷馬を使うと3,375円かかるのだな。
現代の感覚だと軽トラをレンタルするようなもんだ。
軽トラは6時間で4,000円くらいだからほぼ適正価格か。
でも江戸時代の225文と今の3,375円を比べたら
価値の重さからすると今のほうが軽いはずだから
当時の感覚としてはやっぱり高かったのでは?
頭が混乱してきた。このあたりで止めときます。
沓掛の集落を抜けたら関宿までずっと1号線。
はるか先まで同じ景色の1号線。
![](https://assets.st-note.com/img/1653793636541-AykRlL52Lm.png?width=800)
心が折れそう。
筆捨山になぐさめてもらう。
![](https://assets.st-note.com/img/1653793275292-2DxNqJH6X1.png?width=800)
三重県亀山市関町 市瀬
「かつて狩野元信がこの山を描いていた時のこと
1日で描ききれず、翌日に続きを描こうとしたら
雲や霞がたちこめて山の姿が変わってしまっていて
そこで描くのをあきらめて筆を投げ捨てた」
というのが名前の由来。キレる元信。
私も子供の頃、小学館の「小学◯◯年生」の付録が
うまく作れなくてヒステリー起こして途中で投げ出した。
気持ちはわかる。
広重がきっちり描いてくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1653815688644-4t9sc0BzK6.png?width=800)
ここちょっと行ってみたいかも。
インスタ映えしまくりだ。#筆捨山
国道を歩くこと40分。
ようやく市瀬(いちせ)の集落まで下りてきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1653799188045-YOuLDRLsmD.png?width=800)
三重県亀山市関町 市瀬
![](https://assets.st-note.com/img/1653799286640-Wzr3XU7vcD.png?width=800)
謎のキリスト看板はここでも健在。
となりの「いちょうや」もよいですねえ。
(「スワ新道」が「スワ親治」に見えた私は昭和な女。)
こういう個性的な看板と出会えるのも東海道歩きの醍醐味です。
どっかの政党やら議員さんやらも見習ってほしい。
所構わずポスター貼りまくってて品のないことこの上ない。
国道の向こうにびっくりやが見えてきたら
関宿までもう少し。
![](https://assets.st-note.com/img/1653801023670-ND4QIxVg5x.png?width=800)
三重県亀山市関町 新所
関宿到着!
![](https://assets.st-note.com/img/1653801615530-GLloUurwZR.png?width=800)
三重県亀山市関町 新所
これよこれ!
この景色が見たかったのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1653801738274-UxjYxcdv8Z.png?width=800)
三重県亀山市関町 新所
大旅籠だった會津屋は今はお蕎麦屋さん。
![](https://assets.st-note.com/img/1653801987711-CRMHtGpRNl.png?width=800)
三重県亀山市関町 新所
せっかくなのでこちらで昼食をとることにします。
![](https://assets.st-note.com/img/1653802295841-B3BpU5nNk1.png?width=800)
「ミニざるおこわ定食」 1,350円
どの品もきちんと心を込めて丁寧に味つけがされていておいしい。
特に山菜おこわが絶品だった。
外でこんなちゃんとしたごはんを食べたのは久しぶりだ。
ごちそうさまでした。
本日のゴール
![](https://assets.st-note.com/img/1653802859687-6XdGW9RFCv.png?width=800)
三重県亀山市関町 中町
時間も押してきたのでとりあえず今日はここまで。
本陣早立!
![](https://assets.st-note.com/img/1653816262002-ZgMuqtTUi2.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1653803440327-fhRGColkYk.png?width=800)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?