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ジョイスのチンパンジーが届きました

今日は7月11日です。カンパラ(ウガンダの首都)の郵便局で、甥っ子がEMSを発送してくれたのは6月5日だったので、到着まで35日かかりました。通常は1週間で届きますので、5倍もかかりました。Covid-19のせいで、ウガンダとの距離が本当に遠くなりました。だけど、無事に届いた作品は、最高のできでした❣

このチンパンジーを作っているのはジョイスさん。今日はジョイスさんに感謝とエールを捧げます。

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2008年の年末に、ウガンダで初めてぬいぐるみ作りを試みた時から参加してくれています。その頃、ナントンゴは、日本で個人活動として、ウガンダの動物のぬいぐるみを作って売っていましたが、評判だったので、ウガンダの人達に手伝って貰おうと考えていました。年末年始のお休みを少し長めに取ってウガンダへ行き、義理の姉のクリスティンに相談したのが、始まりでした。ナントンゴの考えたデザインでぬいぐるみを作ってくれる人を探して貰いました。

初めての作品作りのお話はナントンゴ・プロジェクトのホームページでご覧になれます。

クリスティンが紹介してくれた友人達は最初は10名位のグループでした。HIV感染者や、感染している少女の保護者、シングルマザー等で構成されていました。普段からペーパービーズ(古紙を再利用して作ったビーズ)でバッグ等を作って現金収入を得る活動を行っているグループと聞いて、少し、手芸の腕に期待していました。実際に集まって貰うと、実は皆、針に糸を通すのも初めてという初心者でした。その中で、3名のメンバーが、実際に作品作りを覚えて、今でも作り続けてくれています。ジョイスは、初めて会った時には、本当に作れるようになるのか心配でしたが、今では、誰よりも上手に多くの作品を作ってくれます。過去10年間、ほぼ毎年ウガンダに1週間位の日程で滞在し、その中の2日間程をジョイス達と過ごして、練習してきました。他の二人は、アクセサリー等を作りますが、ジョイスには、ゴリラ、チンパンジー、天使、ハシビロコウの作り方を少しずつ覚えて貰いました。左右の目の高さを同じにしたり、耳の位置を下げたり、クチバシの鼻の部分をつまんで縫ったり、毎年少しずつ修正して貰いました。ナントンゴの細かい要求を面倒に思った事も何度となくあるはずですが、よく応えてくれました。

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今頃、2008年の作品を見せて、少し意地悪いかも知れませんが、上の写真は初めてのジョイスの作品です。個性的なゴリラでした。下は、今日届いた作品。どこか、個性的な、のんびりしたキャラクターがにじみ出ているところは共通していますが、だいぶ洗練されてきたと思います。もう立派なアルチザンと呼んでよいですよね。ジョイス、いつも有難う!

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