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UWECの舞台裏(Behind The Scene)

2020年2月6日はウガンダ野生生物保全教育センター(UWEC)の楽しさを初めて体験した日でした。結婚して20年間、今まで何度となくエンテベを通過していたのに、知らなかったとは迂闊でした。

大雨の朝

当日朝は、屋根を打つ雨の音で目を覚ましました。飼育員体験(Keeper For A Day)プログラムを楽しみにしていたのに、予想外の豪雨でした。いつまで待っても厚い雲のせいで外は暗いし、その上停電で、バンダの中の電気まで点きません。朝食はビクトリア湖を見下ろすレストランで取る予定で、用意ができたら電話を貰えるはずでしたが、いつまでも電話が来ません。雨だから仕方ないと思いながらも、プログラム担当の飼育員、ドーラさんの携帯に電話をしてみると、雨でレストランの準備も遅れてるし、体験プログラムも始められないからバンダで待っているようにとのことでした。体験プログラムは、朝9時に飼育員さん達とのミーティングからスタートすると聞いていたのに、悪天候だとミーティングも動物のお世話も始まらないのでしょうか?と疑問に思いながらも、泥だらけになるのは私も嫌だし、クリスティン義姉さんも絶対嫌がると思って大人しく待ちました。ウガンダでは、雨は降っても、一日中振り続ける事はないので、直に止むでしょう。

大雨で外に出られないし、停電だし、Wi-Fiもないし、何もする事がないので、クリスティンに、日本から持参したお土産を見せて、誰と誰に何をあげるべきか打合せをしました。いつも、私がウガンダに滞在する時間が短いので、一時も無駄にしたくない事をよく心得てくれています。予め、贈る人が決めてあったもの以外の、大量の小さなお土産を、薄暗がりの中でしたが、クリスティンに次々に披露していきました。すると、瞬時に、誰に何をあげたら喜ばれるか判断してくれました。今回は、LEDライトのキーホルダーとスマホリングが好評でした。

ビクトリア湖岸での朝食

そうしているうちに、お昼を回ってしまいましたが、雨が止み、ドーラさんから呼び出されたので、レストランへ向かいました。まだ曇り空でしたが、他に誰も宿泊客は居ないらしく、広大なビクトリア湖を眺めるテラスを独占でき、キングフィッシャー等の鳥達が木の枝に休んでいる光景に歓迎されました。

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スイカとパイナップル、オムレツとチャパティとフランクフルトとゴンジャ(バナナの一種)の素揚げに紅茶という大分遅い朝食でお腹が満たされたところに、ドーラさんが現れました。

「残念ながら、一日飼育員プログラムには、時間が足りなくなってしまったけど、代わりに「Behind The Scene(舞台裏)」プログラムはどうでしょうか?飼育員プログラムよりもハシビロコウと過ごす時間は短いかも知れないけど・・・雨で流れてしまったという事情があるので、少しゆっくりできるかも・・・」

「じゃ、ゆっくりでお願いします!」

Behind The Scenes (舞台裏見学)

という訳で、飼育員さんにガイドをしていただいて、職員しか立ち入れない施設内で飼育されている動物を間近で観察したり、給餌体験ができるという2時間位のツアーに参加する事になりました。

まずは、まだ一般には公開されていない赤ちゃんライオンを見学しました。それはそれは愛くるしい双子の赤ちゃんライオンでした。なのに、ピントが格子に合っていてすみません。

サイはウガンダでは1970年代に絶滅しましたが、再び保護区域で繁殖させるように試みているとのことです。サイの肌のザラザラした感触・・・。是非撫でてみましょう。

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ゾウの鼻は、巨大な掃除機かと思う位、手に吸い付いて来ます。食欲旺盛でもたもたしていると、腕にも吸い付かれます。

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サイは怖がらなかったクリスティンでしたが、ゾウとキリンの餌やりは何故か怖がって、頑なに拒んでいました。確かに近くで見るとキリンの顔は大きいし、舌が長くて、一度怖いスイッチが入ると腰が引けるのもわかります。だけど、小さい方のキリンには、あげてあげても良いのでは?

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サイ、ゾウ、キリンの可愛い動きはインスタグラムでリールを投稿しましたので、よろしければごらんください。



最後は、飼育員さんが投げるピーナッツに反応するチンパンジー君達。もっとくださいとアピールする個体が多い中、早めに飽きてタイヤブランコで遊ぶ個体や、果敢に水に浮いたピーナッツを拾いに行く食欲旺盛な個体等、個性豊かで、いつまででも見ていられます。

そしてそして、ハシビロコウはお食事時間には立ち会えませんでしたが、スシくんとの出会いがありました!・・・スシ君話は長くなりそうなので次回にいたしましょう。




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