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劇場で社会的距離を保つ、ということについて。

お久しぶりのポストです。新型コロナウイルス感染症の流行に頭を悩ませている演劇関係者も多い中、宜野座村文化センターがらまんホール様がFacebookで2mの社会的距離を保った客席のシミュレーションを行い、話題になりました。(参考記事/沖縄タイムス)
ところで、私たちは京都でいわゆる「小劇場」というところで活動をやっている輩でして、その身の丈に併せて「新しい生活様式」なる、我々にはまだまだ得体のしれないものについて考えてみました。すごく単純に。

観客(客席)同士の距離

よく「2mの社会的距離を」みたいなことが言われますが、では劇場における観客(客席)同士の距離について、現時点で推奨される基準等はあるのでしょうか?
全国公立文化施設協会が発表した劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインでは客席については明確な基準がありませんが、行列等については最低1m(できるだけ2m)という記述があります。また、国の専門家会議の「新しい生活様式の実践例」でも、できるだけ2m(最低1m)という記述があります。

とりあえず1mで

最低1mということなら、とりあえず最低(客席数としては最大)で考えてみましょう。まぁ、舞台と対面する形の客席配置なら、観客の皆様は行列と同じように一方向を向いていますから。
現在稼働している具体的な劇場でシミュレーションをしてしまうとご迷惑がかかるかもしれませんので、あくまで、とある過去に存した劇場を想定した仮想の劇場の客席、間口は約7500mmです(京都の演劇関係者なら何となく/ものすごく見たことのある感じかも知れませんがご容赦ください。問題あればご指摘ください)。

ビフォア・コロナ

通路とかいろいろすっとばして、席を並べるだけなら70席並べられる、こういうひな壇の客席があるとします。

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客席みっちみちの満員御礼。ちょっと動くと肩が触れる距離ですが、それもまた小劇場らしいな、と微笑ましく劇場時間を愉快に過ごしていただけると幸い。

ポスト・コロナ

で、これを単純に席の四隅から1mの距離を保って配席した場合、こんな感じになりました。パッと見て分かりにくくて申し訳ない。

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はい。がっらがら。まぁ奥行に関しては使わない平台(3尺×6尺)を取っ払って互い違いに配席すれば、このようにあと1列くらいは入れられるかもしれませんが。(舞台に取れるスペースは上の図より狭くなります)

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でも全公文のガイドラインでも舞台と客席の間に十分な距離を取るように記載されてますから、最前列はちょっと作れないかも。

ちなみに、1mってどれくらい?っていうので手ごろな画像がなかったので昨年上演した「粗忽長屋」から。これ、3人のそれぞれの距離は1mはなく、だいたい60cm~80cmくらいでしょうか?

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うーん・・悩みは尽きません。

お後がよろしくないようで。

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