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とあるお金持ちの話。ライオンには誰も怖がって寄り付かない。

この間、あるお金持ちの方とお話しする機会がありました。どのくらいお金持ちかというと家賃やテナントの収入でお金が自分で働かなくても入ってくるというくらいのお金持ちです。話で出てくるお金の桁も100万とか10000万とか自分普段悩んでいるお金の桁とは文字通りけた違いで話を聞いた後にスケール感の違いに頭がふらふらしました。

しかしその財産を築くうえでかなりの苦労があったようで色々な人にお金を持ち逃げされたり事業で対立することもあり苦労が多いようでした。性格もかなりイケイケの方で人とぶつかる事も多いだろうなぁという印象を受けました。

僕も話していて挙動不審だぞと注意されてしまいました💦

話を聞くきっかけは常連客が集まるサウナで話していると

「家を新築したからお茶でも飲みにくる?」と誘われ僕も

「あっ行きます」と何も考えずに答えた事でした。

多分寂しかったのかもしれません。僕のような何のお金にもならない若造を家に招くくらいだからだれか話し相手が欲しかったのでしょう。

仮にSさんとします。僕がSさんと話していて思い出したのは金色のガッシュベルという漫画の最後の方の回でした。

ライオンには誰も怖がって近づかない

この漫画に出てくるパルコフォルゴレというキャラクターは今は人気者のスターなのですがかつては手の付けられない不良で誰も逆らえれない。まさにライオンのような奴だったのですがそのせいで街の人に怖がられ最後には両親にすら家を追い出されてしまいます。

街をフラフラしていた時に見たテレビでカバの映像が映っていました。カバの牙には小鳥が止まっていました。フォルゴレは自分もいつかテレビで見たカバのように皆に愛される人になりたいと思いました。しかしスターになった今でも両親は怖がって自分には会ってくれない。だからそうなってはいけないんだ。と相棒を諭します。

でもライオンになってはいけないんだ

僕はSさんを見ているとまるでこの話のライオンのようだなと思いました。お金も立場もあるから誰も文句は言えないけど心を許せる人が誰もいない。。。

力や能力の使い方について

Sさんはお金のセンスやビジネスセンスは凡人の僕らでは逆立ちどころか宙返りしても追いつけないくらいの能力や経験値があるのですがその能力で人とぶつかってしまう。ただこれはSさんに関わらず僕らも多かれ少なかれそうかもしれません。僕は身体を少しは鍛えているから人より力は強いと思います。身長も175cmと普通の人より少しは高いです。でもその能力で他人を傷つけたらそれは暴力ですよね。でも人が届かないところにあるものを取ったり力仕事を率先して行えばそれは古い言葉で言うところの徳というやつですよね。

自分の能力や得意な事をどう生かしていくか。難しい問題ですよね。



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