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until you come to me


2021.6.30


アイスを食べながら電車に乗ったらいけない。

そうとは知らずに、セブンイレブンで買ったものを片手に入ってしまったからどうしようもない。
食べ切ってから気づいたが寒い。

セブンイレブンのグリーンスムージーを片手に持ってJKが乗ってきた。もうひとりが持っているの、なんとも言えない色をしていた。
それが最適解なのかもしれない。

優先席に座っているおじさんが横柄に見えるけど、誰にもある権利を行使しているのだからそんなことはない。わたしの偏見。

シャッターチャンスを逃したくない。それでカメラを構えてしまったら盗撮である。どんな些細なものを逃したくないだけであった。

幸いにも痴漢にあったことも、見たこともないけど、そんな矛先を自分にまで向けられることに不快と感じる。

どんどんと人で自分のスペースがなくなっていった。途中の駅で降りた。みんなが使う方ではない出口に出たから自分ひとりだけ。目的地まで歩く。自転車シェアを使っている人見たことない。でも満車にはなっていない。どこかで、知らない人がいる。到着した。まだひとり。あと何人か来るからそれまで公園で日記を書いたり、スケッチをした。絵に自信はない。でも好きだから書いた。



2024.7.16

「透明人間」

誰にも話さないで帰宅に向かう日がある。職場でいい顔をしているはずだけど、その日だけは私はなんでもなかったのかと卑下する。会社に集まって業務をする意味をわかっていなかった。1人でやりたい。お昼、人から誘われて奢ってくれるのかと思いきや自分で払う羽目になったのだって納得していない。お寿司で、三千円取られた。脂にやられそうになる。蟹の殻が入ってるお味噌汁がよかった。唐突に羊が街中に現れたりしないだろうか。ライオンでもいいから。今の環境を壊してくれ。



きっとこれは、夜だから感傷的になっているのだと言いつけている。
友人宅で開かれているパーティに足を運んだ。用意されているものを食べて、飲んで、話を聞いていたりした。途中で少し眠ってしまった。近くでたばこを吸うのをやめて欲しかった。テレビに映っているのは、エヴァ破。アスカがやさしかった。庵野秀明は人を簡単に殺す。
本棚にあった文學界を盗んできた。歩いた。それからLoopに乗って、どこまでも。Flipper's Guitarをスマホから流しているが、そこは私だけの空間。



2024.8.21


あなたがいなくなってから1ヶ月が過ぎました。

街から制服姿の学生が見えなくなりました。また棺桶の元へと帰っていったのでしょうか。騒がしいものがなくなると、それはそれで。なくなってから気づく。ワタシもずるい人間です。何か変えようと思って、ローファーを新調しました。きっとそんな簡単に、なんてあなたは思っているのでしょうけど、何か変わりたくなってもいいでしょうとワタシは返します。


夏が嫌いです。
あなたは春が嫌いでしたね。理由は、きっと、周りが忙しない中で自分だけが追いつけない感じがあったからでした。それだったら、ワタシをおいていかないでください。1人で、気分で、どっかに行ってしまって。そんなことをするあなたは嫌いでした。それでも追いかけました。自分ではなくて、あなたに委ねている時間を嫌いにはなれなかったのでしょう。ごはん、作ってきたから。そうやってさもワタシを産んだからのようにできるあなたが羨ましかった。そうであるから、今はこれまでをあまり思い出したくありません。カナシミの輪郭が帯びてしまいそうです。


これから、どうすればいいですか。
とりあえず待ってみます。自分なりに生きていくことが辛くなるまで生きています。あなたがワタシのところに来るまで、それなりにやってみます。




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