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見る前に、飛べ!

先生というより師匠と(心の中で勝手に)呼んでいるお方との出会いがこれまでいくつかありました。


最近?の呼び方ではメンターとか言うのかもしれません。よくわかんないけど。


その人の言うことが、何故かすとんとお腹に入る。導かれるままに列車に乗ったと思ったら、それはトロッコのようなもので、思ってもいないような軌道を描きながら猛スピードで私をどこかへ連れて行く。

ものすごい爆風に吹かれながら振り落とされないように必死にしがみつき、せめて目だけはつぶるまいと、前だけを見据える。


そんな師匠たちの放った「ことば」は私の奥深くにがっしりと根を張り、ことあるごとに私を揺さぶってきます。


そんなことばのひとつをご紹介します。


「見る前に、飛べ!」


理想ばかりが高くて臆病な私の背中を押してくれた師匠のことばです。

「じーっと見てるだろ。で、じっくりじっくり考えるだろ。“深淵を覗くと深淵に覗かれる”って言うんだよ。見るから怖くなるんだろ。そういうときはな、見る前に、飛べ。飛んでみたらさ、新しい所に着地するだろ。そこには、飛ぶ前の所からは見えない景色が見えるんだよ。」


見る前に、飛ぶ。
考える前に、やる。


見切り発車?そんなの知ったことかでございます。


さて、前置きがながーーーーくなりましたが。
いま私の中でホットな師匠をご紹介します。

師匠というか、あれですよ。
森の中で道に迷っておろおろしているときに、ふと気がつくと目の前にこびとがいて、なんかにこにこしながら手招きしてて、え?とか思っている間にトットコトーと走って行っちゃって、え、待ってよみたいな感じで追いかけると、ちょっと前方の離れた位置でまたにこにこしながら手招きしてるから、また追っかけて、みたいな。

なんか一緒にいるっていう安心感とか、
にこにこしてて楽しそうだから追いかけたくなる感じとか、
走ってそばまで近づいたかと思ったらやっぱりちょっと離れた前方でにこにこ手招きしてる感じ。

そんな

拝啓あんこぼーろさん。


さてじゃあそろそろ一緒になにか書きますか!

え?え?
なにが、さて?
なにが、じゃあ?


見る前に、飛べ!


私の中で鳴り響くかつての師匠のことば。


あうあうしながらも、
わくわくのトロッコに乗り込んだわけです。


そうして、マスターあんことの会話を重ね、
ふわふわと物語がふくらんできました。

これがまた、ものすごい体験です。
お互いのイメージや想像が火花を散らして融合して大きな打ち上げ花火になるような。
閃光のようにぶわわわわっと世界が広がったり。
いままでなかったものが突然、当たり前のような顔してそこにあったり。

創造された「作品」を目にする機会はあっても、
創造していく「過程」を体験できるなんて、
いままでの自分からは想像もできないほどおもしろいことです。


感想を持つことはあっても、何かを表現したい!というほど主張がないと思っていました。

「表現」って、何かをどうしても伝えたい人の特権のように感じていました。

いま、新しいチャレンジの最中で、
「表現」って、生きることなのかなぁ
なんて感じ始めております。



と、いうわけで、
「物語を書いてみる」
に挑戦しています。



明日から、公開します!


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